相方が居たからこそ、ここまで来れた

なぜ「不動産投資家」は“一人称で完結”が多いのか？

ポータルサイトの大家さんブログやコラムを見ている方ならお気付きと思いますが、不動産投資家は所帯持ち、独身関わらず“孤軍奮闘”で運営しているパターンが多いですよね。

私は“相方”である“奥さん”の力が絶大でした。

独身者でも、同棲とかパートナーとか二人三脚でやることは可能なはず。

著名大家さんにも所帯持ちの方は多いはずですが、なぜか配偶者はあまり武勇伝や話題に上（のぼ）りません。

今回の記事は、このことについて考察したいと思います。

属性高めの奥さん

私の奥さんは一歳年下で、職業は看護師です。私が３６才になる年、奥さんが３５才になる年に見合いで知り合い、数か月で結婚に至りました。

プロフィール記事を見て頂ければ分かりますが、私は転職を繰り返す“しがない会社員”、片や、独身時代から長期勤務のバリバリ“正（せい）看護師”。

ハッキリ言って“格差婚”です（苦笑）

が、結果的にそうなっただけで純粋に“好き合って”結婚しました（自分で言う件ｗｗ）

結婚当時は私もそれなりにサラリーマンしていたので、二馬力で子育て含め生活を頑張りました。住宅ローンも二回繰り上げ返済でき、当初３０年ローンだったのが、およそ半期の１７年で完済することができました！私も独身時代から繰り上げ返済を狙っていましたが、築４年の時に結婚した「奥さんの高収入」は正直、大きかったです。

二人で三人分の働きをしたと思う

結婚して１０年を経過したころ（子供たちが小学生高学年～中学生あたり）、私の“転職グセ”に拍車が掛かり給料が上がらないどころか、収入が不安定になったわけですが、そんな時にも奥さんの高収入があったおかげで、子供たちにはみじめな思いをさせずに済みました。そんな時代があったからこそ、奥さんには感謝してもしきれません。

そして、いよいよ転職がままならなくなった５０才の時に、私が「不動産投資で食っていく！」宣言をした際にも、不安そうな顔をしながらも協力してくれた奥さん。

不本意ではありますが、“離婚”を覚悟した進言に猛反対することなく話を聞き入れてくれた奥さん。そんな相方に“応えるしかない！！”と、静かに私は奮起しました。

法人を１０万円で設立して、２物件買って開始した初期の頃、銀行の融資を受けるには奥さんの連帯保証が必要でしたが、快く引き受けてくれました。本来、私は“借金”というものが大嫌いですし、ましてや“連帯保証人”を親族にお願いするなんて絶対してはいけないと思っていた人間です。それが、恥を忍んで、恐る恐るお願いしてみると比較的すんなりとOKしてくれた奥さん。十数年の結婚生活で、ある程度の信頼関係が構築できていたとは言え、心の中では感謝の涙を流していました。

今の奥さんじゃなかったら失敗していた可能性、大！

奥さんも私も昭和後期の同年代ですから、浪花節（なにわぶし）的な義理・人情が分かる部分があるとは言えバブル経済を２０代前半で経験した“ドライ”な面も持ち合わせています。

これらの“価値観”が、かなりの精度で一致していたのも大きいかもしれません。

ウチの奥さんは不動産には全く興味が無いにも関わらず、私がふと気を抜いた瞬間に「そこは気にしたほうがいいんじゃない？」と指摘してくれて目を覚まさせてくれることがたびたびあります。

また家事の役割分担が絶妙で、お互いの得手不得手（えてふえて）が噛み合っていて日常がうまく回っている気がします。これも私が不動産賃貸業、奥さんが看護師をやりながら１０年の間に培ってきた“阿吽（あうん）の呼吸”ともいうべきものです。

自分のパートナーが、この人でなかったら私の不動産投資はうまくいっていなかったでしょう。

まとめ

なんだか我が家の自慢記事のようになってしまいましたが、言いたかったことはこうです。

・自分一人だけで取り組むよりも、ウマの合うパートナーと二人三脚で力（経済力含む）を合わせて取り組んだほうが成功する確率が上がる。

・一人より、二人で力を合わせて成功したほうが、喜びは三倍にも四倍にもなる。

・成功して築くことができた資産（土地・建物・法人）は、「今までの感謝」としてパートナーと共有（←注：登記の共有名義ではない）、または贈ることができる。

（注：不動産登記では“共有名義”は避けたほうが得策です。のちのちトラブルの元です）

不動産投資を始めようと思う方は、ぜひ信頼できる“相棒”を見つけてから取り組んでみてください。

終わり