さすがに切らねば
昨日、初めての散髪屋に行って髪を切ってもらいました。
以前の記事にも書きましたように、不動産投資家に散髪は必要か
3~4カ月に一回の割合でしか髪を切りに行かないほど「散髪」というものに無頓着な私ですが、来週に二女の中学卒業式を控えているのでさすがに切らなければと思い立ちました。
ちなみに若干(じゃっかん)、ロン毛気味のキムタクくらいになっていました。(←顔じゃないですよ!あくまでも髪の長さです)
今までは少し遠いけど1080円の全国チェーンの低価格ヘアカットショップに車で行っていましたが、今年の2月から1200円(税込み)に値上げしたとのニュースを見て「それなら近所にたしか同じ1200円の散髪屋がリニューアルオープンしていたはず」と思い出し、行ってみることにしました。
床屋のおじさんと井戸端会議
月曜日は休みだろうからと翌日の火曜日午前中に散歩がてら、歩いて10分ほどのその散髪屋に行ってみました。
カーテンが引いてあり、休みのようです。
一応ドアを引いてみましたがカギが掛かっていました。
入口ドアの案内看板には「定休日:毎週月曜日、第1、3、5火曜日」とあります。
「せっかく歩いてきたけど、残念」と家路につくと数十メートル歩いたところで自転車に乗ったおじさんに呼び止められました。
「ごめんね。今日は休みなんよ」
店の二階から私の一連の行動が見えたようで、わざわざ謝りに追いかけてきてくれたのです。
ヒマだっただけかもしれませんが、気持ちがうれしいです。
私と同じくおじさんも話好きの寂しがり屋のようで、そのままそこで立ち話を30分ほど。
今は主導権を娘に譲っていること、理髪組合を抜けないと低価格競争に負けるし休みも自由に設定できないことなども話してくれました。
明日は9時からやっているそうなので翌日行きますと言って別れました。
混んでいる
次の日、約束通り家の用事をひととおり済ませた私は前日と同じように歩いて例の散髪屋に行きました。
すると今度は大繁盛状態!おじさんと娘さんで切り盛りしているのですが5~6人の待ち客がいます。
娘「ごめんなさーい!珍しく混んじゃってて」
ナカシマ「出直しましょうか?」
娘「そうしてくださる?電話して来てください」
電話番号の載った店の小さなチラシを一枚もらって帰りました。
昼前に電話するとまだ何人かいるとのことだったので午後一番に掛け直すことにしました。
今までの店に行こうかな
昼食を自宅で摂ってから一時過ぎに散髪屋に再度、電話しました。
すると、向こうの娘さんの声ははっきり聞こえるのですが、こちらの声が向こうには聞こえていないようです。
「もしもし!もしもしっ!!」
と叫んでも”あれ?おかしいなあ”と言ってガチャッと切られました。
もう一度掛け直しましたが同じです。
ここまでの経緯でみなさんならどうされますか?
「新規散髪屋開拓プロジェクト」を続行しますか?
私はこうです。
・値段は今までの店と同じ、税込み1200円。
・一週間足らずで二女の卒業式があるし、今週は私もなにかと忙しいのでどうしても今日散髪しておきたい。
・昨日追いかけてきて謝ってくれたおじさんには悪いが、私も意外に気が短いので今回は遠慮させて頂く。
一瞬のあいだにこれらのことを考えて、車でいつも行っていた全国チェーンのヘアカットショップに行くことにしました。
と、その時、私の携帯電話が鳴りました。先ほどの散髪屋からです。
「ごめんなさーい、電話の調子が悪いみたいで先ほどはすみませんでした。今なら空(す)いてますよ」
「・・・では、お邪魔します」
雨が降りそうだったし、買い物にも行きたかったので今度は車で行くことにしました。
そして無事に、1200円(税込み)で短めにカッコよくカットしてもらいました。
まとめ
技術的にも満足できるし、近いので今後もお世話になると思います。
最後の娘さんの折り返し電話がなかったら、もしかしたら私は永久にその散髪屋のお世話になることはなかったかもしれません。
もし、そうなっていたら店側は数カ月ごとにお金を落としていってくれる客を一人キープし損(そこ)ねたことになります。
紙一重でしたねー。「商売」って怖いですねー。
それではまたお会いしましょう。
サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。
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