ここ二、三日話題になっている、タイトルのテーマについて私見を述べたいと思います。
投資家の視点では
特に不動産投資家の多くは「何を今さら・・・」と思った方が多いと思います。
なぜなら老いも若きも、投資家というものは将来の不安を払拭(ふっしょく)するために始めた人が多いはずだからです。
今回の報道が出たあとに、この界隈ですでにレジェンドと呼ばれる加藤ひろゆき氏が早速昨日、自身のブログで「毎月8万円、家賃収入が入ってくるようになればいいのだ。」と発信しております。
必要なのは「蓄え」ではなく「仕組み」
2000万円を数年間で”蓄える”のは、ほぼムリです。っていうか一般庶民なら、やろうとさえ思いません。
株やFX、仮想通貨、宝くじで一攫千金を夢見るのは現実的ではないから、かろうじて現実的な投資である「不動産投資(≒不動産賃貸事業の経営)」を始めた(始めようとしている)人が多いのです。
スルガ銀行問題やかぼちゃの馬車問題、レオパレス問題で融資が締まってきた昨今でも!!
全空室でもない限り、あるいは”滞納者で満室”という物件でもない限り、「”毎月決まった日”に”現金”が”自分の通帳”に”入金される”仕組みを作りたい」という人が、勇気を振り絞って全財産と持てる英知を出し切って、全身全霊で「不動産投資を始めよう」としているのです。
一見、正論だが・・・
本記事を書こうと思ったのは、あるネット記事がきっかけになりました。
その中の一部を下記に引用します。
「国民の頑張りでどうにかしてくれ、どうにかなるやろと思っているところがある気がする」と受け止め、こう投げ掛けた。「あなたたち政治家の仕事は『皆さん、頑張ってください』と言うことじゃなくて、子どもを産んでほしい、老後資金をためてほしいのなら、産みやすい、ためやすい政策を実現することじゃないですか」
たしかに正論ですが、私はあまのじゃくなのでもう一歩、突っ込んでみたいと思います。
ズバリ、政府に物申しても何も変わりません。
むしろ”国や政府になにかを期待する”こと自体に意義を感じません。
昔の飲み会での言葉
私が不動産投資を始める前、今から四年以上前ですが毎週末のように友人や自宅に気の合う地元の仲間(主に子供の”習い事”つながり)で飲み会を催していました。
その席で、皆自分の意見を述べるのですが、その中に一つどうしても相いれないセリフがありました。
誰かが、「将来の、老後の生活費が不安だよなあ」と言うと、私や他のメンバーが
「そうだよね。国や政府をあてにできない時代になってるよね」と同調します。
すると、メンバーの中でも中心と言える人物が「なんとかなるよ。明るく前向きに頑張っていれば!」と締めます。
この”なんとかなる”という言葉が私にはどうしても引っかかったのです。
口にこそ出しませんでしたが、「各自でなんとかしなければ、なんともならないのでは?」と思っていました。
この飲み会でこのようなセリフを聴いたことも、私が不動産投資を始めるための背中を押してくれたのだと、今振り返ればそう思えます。
デモをする動機が日本はズレている
フランスや香港の海外のデモと日本のデモを見ていて感じた違和感を述べたいと思います。
海外のデモは、自国のアイデンティティーを守るために、また自国民のプライドを守るために数十万人、数百万人の民衆が団結してデモ行動を起こします。警官隊や軍隊、機動隊とリアルに衝突しながら!けが人を出しながら!!
対して昨今の日本のデモはある一定数の個人の利益を守るための活動に見えます。
昔は、海外と同じように日本のアイデンティティーを守る「学生運動」もありましたが、最近は”国どうこう”というよりは”個人の利権”を獲得する(守る)ための運動が多いように見受けられます。
最近の弁護士を伴った、「かぼちゃの馬車」「スルガ銀行」問題救済デモや、「ハレの日」、「てるみくらぶ」などの計画倒産系の救済要望デモなども同じ構図です。
そして、デモ参加人数もせいぜい数百人から数千人です。
まとめ
同じデモをするなら、もう少し論点(テーマ)とスケールを大きくしませんか?
例えば、
「庶民の負担ばかり重くて、将来役に立たないことがわかっている”公的年金制度”を即刻廃止して、ベーシック・インカムに移行しろ!」
「諫早湾を開門して漁業への影響を徹底調査して営農者との決着をつけて、税金の垂れ流し(多額の補償金を毎日、漁業・農業者双方に支払っている)を即刻やめろ!」
「北朝鮮に、政府と国民挙げて拉致被害者を助けるための話し合いに行こう!」
など。
終わり
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