当ブログでよく登場する12戸前の「三つめの物件」。
今回も皆様のお役に立てるよう、参上いたしました!
購入できてから半年ほど経った頃、入居率はまだ50%に達していませんでした。
空室の空気の入れ替えや物件内外の掃除、修理業者の作業結果のチェックなど毎日のように車で片道45~50分かけて通っていました。
一階の一室だけトイレがおかしい
たくさんある空室のうち、とある一室のトイレがどうも用を足した後の水の流れがおかしいことに気付きました。
どうもスムーズに流れない。
気付いてから次回来る時にシュポシュポ(正式名称:ラバーカップ、冒頭画像)を自宅から持ってきてやってみましたが、変化なしです。
後日、別の部屋の給水配管修理に来てもらった懇意(こんい)にしている修理業者にメイン工事の終了後、診てもらうことにしました。
さすがプロ
「シュポシュポしてみたけど変わらんのよ」
私が言うと、おもむろに部屋の外に出て玄関先にある四角いコンクリートのフタを持ち上げました。
汚水が通る溝がカーブを描いて彫られているのが見えます。
特に異常なし。
次に、その下流らしき場所にあるフタも業者さんが開けてみると・・・。
なんと!大量の紙のようなものが詰まっているではありませんか!!
業者「これが原因ですね」
ナカシマ「私でも処理できますかね・・・」
こういう事態に直面すると、すぐに頭にそろばん、もとい電卓が浮かんでしまう事業経営者の性(さが)が頭をもたげてしまいます。「高くつきそうだなあ」と。
業者「このインバート枡(ます)の部分の掃除はできるとしても、枡と枡の間に詰まっているモノは専門業者に高圧洗浄してもらったほうがいいと思います」
ナカシマ「なるほど、わかりました。ありがとうございます」
どうやら、二階の住人がトイレットペーパーをはじめ、トイレ洗浄用の流せるティッシュやその他もろもろを大量に流した時に水流で流しきれず、最初に詰まったものに次々と重なっていったようです。
掃除を依頼した
管理会社を通して、浄化槽維持管理してくれている業者に掃除を依頼することにしました。見積もってもらうと3万円ほどです。
予想外の出費ですが、やむを得ません。
管理会社に、汚水配管内およびインバート枡すべての掃除を正式に依頼するとともに、全入居者に下記の注意文書を投函してもらいました。
後日、敷地内の浄化槽までの汚水配管経路および全インバート枡の高圧水流による詰まりもの除去と掃除を完了した旨、管理会社から報告がありました。
結構な量が詰まっていたそうです。
築36年ですからね。
こんな大がかりな排水経路の掃除は今までにしたことがないのかもしれません。
まとめ
それ以来、この物件でトイレ詰りや排水経路詰りの問題が起きたことはありません。
こうして、お金がかかることもありますがひとつずつ確実にトラブルを解消していくしかない、というお話でした。
終わり
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