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台風は厄介者?
前記事「台風が近づいてきた時に大家が気にするべきこととは?」に続いて”台風ネタ”です。
台風は時として、人畜や物、農作物に甚大な被害をもたらします。そして、これらのデメリットばかりで、人類に対してメリットが無いならば「厄介者」以外の何者でもありません。
水不足解消に貢献する以外に、私は台風によるメリットを思い付きませんが、強いて挙げるならば「人類が平々凡々と、ただ平和な生活を送るだけでは気持ちの上でも体力的にも退化してしまうので、たまには地震や台風などの自然災害を被(こうむ)って、ピリッとすることも必要」くらいでしょうか。
もし「厄介者」ならば消滅させる方法が必要
さて、台風が襲来してくることが、ほぼデメリットのみであるならば、台風の発生を防ぐ、あるいは発生してしまった台風を消滅させる方法はないものでしょうか?
何年も前から、台風が来るたびに私なりに考えていました。
若干、非現実的かもしれませんが、この記事では私なりのアイデアを披露させていただきます。
柔(やわら)をもって剛(ごう)を制す!
大きくなってしまった台風を消滅させるのは困難を極めるので、まだ小さい卵(=熱帯低気圧)のうちに対処するべきです。
そして、その方法とは・・・。
台風は大きな渦を巻く風雨ですから、中心にいわゆる”目(め)”があります。
その目に”ある装置”を投下します。装置と言っても、そんなに大げさな構造ではなく、大きな「竹トンボ」のようなモノです。羽根は二枚ではなく四枚ほどあったほうが効果的かもしれません。
海岸線に整列して建っている「風力発電」の巨大な羽根三枚を擁した最上部のユニットを上向きにしたようなモノを想像してもらったほうが、わかりやすいかもしれませんね。
その装置の羽根は台風の渦巻きの力に任せて、台風の渦と同じ回転方向に回転します。
そして、その回転力を利用して遠心方向に向かって装置本体ボディの円周上にいくつか設けられた扇風機のようなもので、放射状に強風を放ちます。場合によっては、ダイソンの羽根無し扇風機のような「倍力構造」も必要かもしれません。
つまり、台風の内側から乱気流を放射状に浴びせるのです。台風の力が強ければ強いほど、放射状に発射される気流も強いです。
台風自身が持つ「巨大なエネルギー」を利用した、この強い乱気流で台風の発達を防ぎ、なおかつ消滅に向かわせる、という寸法です。
構造そのものはシンプル
電気的なモノは一切、不要です。
外観は「強靭なボディ」と、台風の回転力を得る「入力羽根」および風を台風中心部から外に向かって吹き付けるための「出力羽根」のみ。
内部構造は、強大な力に耐える軸受(ベアリング)、一本の入力軸(垂直軸)と数本の出力軸(水平軸)をつなぐ、傘(かさ)歯車(ベベルギヤ)のみです。
台風が消滅して、任務を終えた”装置”は太平洋上に落下してサヨナラですから、余計な材料費をかける必要はありません。そう、この装置は「消耗品」なのです。
早明浦ダムでの人口降雨実験に続け!
毎年のように、夏になると枯渇問題でニュースに登場する四国の「早明浦(さめうら)ダム」で、十年ほど前に人口降雨実験が行われました。私は当時、このニュースを耳にした際、「なんてすばらしい取り組みなのだろう!」と感動したことを覚えています。
「早明浦ダム」をウイキペディアで見てみると、この実験は地元住民の環境衛生上の懸念から、実験場所の制限がなされたようです。
台風にしろ、水不足にしろ、自然災害から人々の営みを守るための取り組みは「意義あるコト」であると考えます。
ZOZOの前澤社長も100万円バラ撒いたり、月旅行に行ったりするのもいいですが、もう少し社会に役立つことに投資してくだされば本人と会社の”株”も上がると思うのですが・・・。
まとめ
うまくすれば米国や東南アジアはじめ、世界各国で困っているハリケーンやサイクロン、竜巻など類似災害の防衛にも役立つかもしれません。
半導体、車などで後(おく)れをとった日本が景気や経済を挽回するためには、このような”斬新な取り組み”も必要なのではないでしょうか。
2019年10月10日 追記
その後、台風の断面図や発生プロセスを少し勉強したところ、高い海水温度とそれによって発生する水蒸気エネルギーが、”台風成長の肝(きも)”のようです。
南洋上に生まれた小さな台風が、成長して猛烈なエネルギーを持ってしまう前に消滅させないと、大きくなってからでは人間の知恵と力では、とても太刀打ちできそうにありません。
そのため、台風がまだ”子供”、いや”赤ちゃん”のうちに成長エネルギーである”水蒸気”を台風の下で発生させないようにするのが得策と思われます。下記記事を参照してください。
関連記事「台風のしくみ」
終わり
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