キーエンス・SMC・ミスミ

投資参考情報の御提供

最近、機械設計ネタが続いたので、もう一つおまけの情報を提供したいと思います。

不動産投資家の中には株式をやっている方もおられるでしょうし、本ブログのテーマが「不動産投資」なので”投資つながり”ということでこの記事が参考になれば幸いです。

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私が選ぶ、ものすごい企業3選

私が30余年携わってきた産業機械の分野で「この会社、すごい!!」と、決して大げさではなく感動した企業を3社、主に沿革の観点から御紹介したいと思います。

私自身は株式をする意思は今のところありませんが、現在なさっている読者の皆様の参考になればと思います。

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キーエンス

最近では社長がマス・メディアにも登場するので、工業分野・産業機械分野の方々ではなくても耳にする企業名ですよね。

一昔前までの「世界のソニー」のように「世界初!」を売り文句に躍進してきたメーカーです。

「ファブレス」という、「自社で生産工場を持たないメーカー」という業態を業界に先駆けて積極採用したことでも有名です。

私が社会人になった35年前に「キーエンス」は存在していましたが、センサやスイッチ、プログラマブル・コントローラなどのいわゆる「FA(ファクトリー・オートメーション)機器」に関しては三菱電機、オムロン、和泉(いずみ)電気に次いで4番手というイメージでした。

ところが、私が飲食業などに寄り道していた5年の間に急成長していて、大きい会社になっていました。

センサ部門でトップになっていたのもすごかったですが、いちばん驚いたのは「プログラマブル・コントローラ」です。

プログラマブル・コントローラは略して「PC」とか「PLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)」などと呼ばれる、産業機械専用のコンピュータと言うべきもので機械の「心臓」であり「頭脳」です。

これが登場するまで、倉庫のような大きな制御盤にリレーやタイマー、カウンタを大量に設置して配線していたので、まさに「産業革命」の制御機器です。

長い間、この制御機器分野でトップシェアを誇っていたのは三菱電機で「シーケンサ」という商品名です。シーケンシャル(順序立てた)制御を司(つかさど)る機器というところから命名されたと思われますが、プログラマブル・コントローラのことを皆「シーケンサ」と呼んでいたほど業界内で浸透していました。

性能比較テストで断トツの一位!

私が飲食業を断念してサラリーマンに返り咲いた時に就職した会社で、JA向けの野菜選果機を開発・改善する際に、機械の心臓であるプログラマブル・コントローラをメーカーごとに性能比較しました。

JAという場所はAC100Vでもプラスマイナス10%以上の電圧変動が起こる、精密機器にとってはとても劣悪な環境です。

三菱電機、オムロン、和泉電気、そしてキーエンスの同クラスのプログラマブル・コントローラを購入して、同じように電圧変動をかけていくらまで耐えられるか(=機械を正常動作させられるか)テストしました。

その結果、キーエンスが断トツでいちばん性能が良かったのです。

加えてボディ・サイズもいちばんコンパクトでした。

プログラミングするためのソフトウエアも使いやすくてユーザーフレンドリで、私の「キーエンス」に対する企業イメージがガラリと変わりました。

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SMC(エス・エム・シー)

空圧・油圧機器のトップ・メーカーです。

設立した当時は「焼結(しょうけつ)金属工業株式会社」と名乗っていました。

40年ほど前は、エアシリンダや電磁弁など産業機械用の空・油圧機器はCKD(シー・ケー・ディ:昔の中京電機株式会社)が牛耳っていましたが、製品性能と営業力の向上であっという間に抜き去ってしまいました。

このメーカーがすごいのは、飛ぶ鳥を落とす勢いで成長したにもかかわらず空・油圧機器の将来性に疑問を感じると、すかさず電動アクチュエータの分野にも力を入れ始めたところです。

トップシェアの座にあぐらをかくことなく、先を見据える「先見性」があります。

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ミスミ

この会社を私が知ったのは、社会人になってから6年ほど経過したころです。

その頃と言えば世はバブル期まっただ中で、日本中が文字通り”イケイケ”の時代です。

私も仕事に慣れて海外出張もこなし、充実したエンジニア生活を謳歌していました。

「産業機械」は、「加工品」「市販品」「雑品」の三つで構造部分が構築されて、これに電気機器や配線などの頭脳や心臓、血管・神経・臓物(ぞうもつ)にあたるモノを加味して構成されています。

・加工品:金属や樹脂を工作機械で削ったり、溶かして成型したりして作る部品です。製作するのに手間・ヒマがかかります。

・市販品:先ほど挙げた、SMCなどの機器メーカーの製品です。精密に加工されたボールネジや軸にモータや空・油圧の駆動機器を配してセットにした直線や回転の運動をする製品もあります。(”アクチュエータ”と言います)

・雑品:ネジ類、配管部品、ピンなどの小物類です。機械や装置の中では脇役ですが、無いと困るモノです。大事な構成部品です。冒頭画像の六角ナットも。

産業機械の構成要素の簡単な解説が終わったところで、「ミスミ」という会社の凄いところを申し上げます。

ズバリ、「加工品」を「市販品」にしてしまったところ、です!!

これは”産業革命”と言っていいと私は思っています。

一例を挙げますと「セットカラー」という加工品があるのですが、この小さな「丸棒に部品を固定するための加工品」を作るだけでも設計者が図面を描いて見積もりをとって発注して出来上がるまでに数日かかって・・・、と手間・ヒマ・お金がかかります。

これらの加工品を価格も明記したカタログにして、日本全国の機械設計者に配ったのです。

どんなに設計者が助かったか、想像できますでしょうか?

当時は暑さ15mmほどだったカタログが年を追うごとに厚くなっていき、いまでは数冊合わせて広辞苑よりも分厚くなっているのではないでしょうか。(それともWEBカタログのみで、リアル・カタログは無いのでしょうか?)

初めてカタログを見た時は「こんな商売を思いつく人がいるのか!!」と天地がひっくり返るほどの衝撃を受けました。

アマゾンや楽天のような業態を、産業界で30年前に実現していました。

この記事を書きながらミスミのホームページを閲覧すると、SMCや直動システムの雄(ゆう)、THKなども提携しているようですね。

まさに隔世(かくせい)の感があります。

3D-CAD(スリー・ディー・キャド)のデータもWEBカタログからそのまま使用できるとか!

私は3D-CADはかじった程度しかやっていませんが、早々に「不動産投資」に舵を切って正解でした。絶対についていけなかったでしょう(笑)。

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まとめ

今回挙げた3社に共通するのは批判されるリスク、失敗するリスクを恐れずに、業界に先駆けて新しいやりかたを積極的に採用し、その結果、大躍進した点です。(各社の詳しい情報は、会社四季報やウィキペディアを参照願います)

実は、不動産管理会社にもこのような先鋭的な取り組みをしている会社があります。

・通常の管理会社は「入居者付けに不利になる」とか「更新手続き業務が増えるし煩雑で人手を割く」などの理由で採用したがらない「定期借家(ていきしゃっか)」での賃貸借契約を採用。

・上記に関連して、「家賃保証の無い、一括借り上げ」の形態を採用している。定期借家契約を採用するには「貸主」の立場が良いが家賃保証はしないので、「サブリース」方式と「一般的な管理形態」方式の”いいとこ取り”をしている。管理手数料は5%プラス消費税。

・自社でも入居者付け活動をするが、多くの仲介不動産業者に依頼して客付けをしてもらい、相乗効果で「入居者付けが早いし得意」という一定の評価を勝ち取っている。

どの業界でも、また個人でも「目の付けどころ」と「成功するぞ!」という熱意が”その後”を分けるのです。

終わり

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