世界の亀山モデル
昨夜、書斎でブログ記事を書いていると長女がやって来て、テレビの調子が悪いので診てとのこと。シャープの32型「アクオス」です。
まだシャープが液晶で天下をとっていた最後のほうの時期のモデルで、黒光りする枠上部に誇らしく「世界の亀山モデル」の金色のステッカーが貼ってありました。
10年ほど使っているからそろそろ寿命かなと思いつつ、リビングのテレビのところに行きました。
限られたチャンネルだけがおかしい
全然映らないわけではなく、NHKの1チャンネルや2チャンネルはキレイに映ります。
4、6、7チャンネルの映像がザラザラと乱れています。
テレビ視聴に必要な「B-CAS(ビーキャス)」カードがおかしいのかなと思い、電源を切ってから一度抜いて差し直してみましたが変化ナシ。
背面のアンテナ端子を一度抜いてから差し直すと4チャンネルの映像が若干、良くなったような気がしました。
しかし、まともに視聴できるレベルではありません。
「買い替えかなあ・・・」
二女の高校入学や自宅の固定資産税支払いなど、出費のかさむ時期に10万円ほどの出費は痛いです。
ちょっと待てよ?
以前の記事でもお伝えしましたように私はテレビが嫌いなので見られなくても全然困らないのですが、妻や娘たち女性陣にとって「テレビ」は”生活必需品”です。
明日にでも家電量販店に買いにいく旨を伝えて、私はブログ執筆作業の続きをするために書斎に戻りました。
「他のチャンネルはキレイに映るし音声も問題ないのに、なぜ一部のチャンネルだけおかしいのだろう?」
気になって、ブログを書く手が止まります。
テレビ背面のアンテナ端子を一度抜き差しすると少しだけ良くなったような気が・・・。
「!」
もう一度テレビのところに行き、見られるチャンネルを視聴していた妻や娘に断りを入れて電源を切りました。
そして、テレビの下に設置してあるブルーレイレコーダーとテレビをつないでいるアンテナケーブルを抜いて、壁から来ているアンテナを直接テレビ背面の端子に差しました。
テレビのスイッチを入れるとすべてのチャンネルがキレイに視聴できます!
「やったー!直(なお)った」女性陣から歓声が上がりました。
どうやら、ブルーレイレコーダーとテレビをつないでいたアンテナケーブルの不具合のようです。
背面の壁に、今まで何度も繰り返し押し付けられて根元が屈曲し、中の線がいくつか折れて断線したのでしょう。
↑外したアンテナケーブル。赤丸のところの屈曲が激しい。ここで断線している可能性が大。
二階の押し入れから使っていないアンテナケーブルを持ってきて、断線しているであろうケーブルと交換して一件落着しました。
↑処置後のブルーレイレコーダー背面のアンテナケーブルの状態。この90度エルボのタイプなら壁に押し付けられても断線はしません。
↑テレビ背面のアンテナケーブルの接続状態
まとめ
あやうく、まだ十分使えるテレビを買い替えてしまうところでした。
やはり、あきらめてはいけませんね(笑)。
この診断結果は、収益物件の入居者からの不具合報告時にも使えるのではないでしょうか。
“「あるチャンネルの映像が乱れる」というクレームが入居者から入った場合は、アンテナケーブルを疑え!”でした。
終わり
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