浄化槽のばっ気用ブロアが二台設置されている物件もある

通常は一台

九月からいよいよ名実(所有権と管理)ともに、自由にコントロールできる六つ目の物件。(関連記事「サブリース物件を買う時の注意事項」)

この物件の下水処理方法は”浄化槽”です。

浄化槽には”ブロア”と呼ばれる、空気を水中に送り込む装置が必ず設置されています。

浄化槽の最終段で、空気を好む「好気性微生物」を元気にして、浄化をうながすためです。

通常、ブロアは一台なのですが、この物件には二台設置されています。(冒頭のアイキャッチ画像を参照して下さい。左の二台がブロアです。)

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二台も必要?

最初に物件視察した際、「一台は予備なのかな?」と思ったのですが、二台とも外部コンセントに電源プラグが差し込まれており元気に稼働しています。

ボディにある銘板の型式を確認すると、それぞれ40リットル毎分と80リットル毎分のものでした。

以前、別の物件でブロアが壊れていることに気付き、ホームセンターで買ったことがありますし、自宅も浄化槽だった(今は下水道)ので、ある程度のことは判ります。(関連記事「浄化槽のばっ気用ポンプが停止していた!!」)

もし、どちらか一台で良いのならば不要なほうの一台は予備として持っておいて、他の浄化槽物件の緊急対応用としても使えるので、自宅に確保しておけばよいと考えました。

浄化槽用のブロアは24時間、365日運転していなければならないモノなので、ランニングコスト(電気代と本体代)を考えると一台でも少ないほうが助かります。

浄化槽の管理会社に問い合わせてみた

所轄のA社に電話で事情を説明して、見解を聞きました。

結論から申し上げますと「二台必要」とのことでした。

現代では一台で済むそうですが、20年以上前だと田園地帯等にアパートを建てる際に、地元の農業委員会や水利組合がアパート建築会社に細かく注文してきて、浄化槽だと二次処理だけではダメで三次処理も設けて極力キレイにした水を放出するよう求められたそうです。

80リットル毎分のほうが二次処理(前段)、40リットル毎分のほうが三次処理(後段)とのこと。80が60に、40が30になっても良いそうですが、余裕を持って処理を行う意味で高スペックの物を採用しているのだろうとのことでした。夏場など、能力不足だと浄化槽周辺が結構臭いますからね(苦笑)。

二台必要な場合もあることがわかった

たしかに辺(あた)りを見回すと田園風景ですから、浄化槽管理会社の説明に納得しました。

今後も、二台とも稼働させるしかありません。

ちなみに浄化槽自体のスペックは下記の通りです。

・単独浄化槽

・21人槽

・物件スペック:2DK×6戸

・維持費用:月額管理費3120円、年一回の清掃費51470円(どちらも税込額)

近隣には本下水が来ておらず、これから後、いつ下水道が整備されるかもわからないようなエリアです。

あとは、どうしても共用部電気代を少しでも節約したい場合は、電力自由化になったことを利用して、電気料金の安い電力会社に切り替えるくらいしか手がありません。

共用部水道が無い場合は割増し料金になる

ここで予備知識コーナーです。

浄化槽に関わる経費として、毎月の点検費用と年一回の清掃費用があります。ちなみに、これらの費用を”節約”している大家さんもいらっしゃるようですが、これらを”節約”してしまうと後々、良いことになりませんのでご注意願います。(入居者から悪臭の苦情、莫大な修理費用が突然に掛かる、等々)

このうち、年一回の清掃とは「スカム(底に溜まった汚泥)を取り除く→浄化槽内機器の異常有無点検→水張(みずはり)」を指します。

物件の共用部に散水栓等の水道が開栓されていれば年一回の浄化槽清掃時に使えるのですが、無い、または閉栓している場合は水を持ってくるための割増料金(一割程度)が請求されます。

50000円なら55000円になる程度です。

ここは各オーナーの考え方次第ですが、「入居者に自家用車やバイクの洗車、その他のコトに勝手に共用水栓を使われるかもしれない心配をするくらいなら、あらかじめ閉栓しておく」というのが私の考えです。

“余計な心配事の芽(め)を前もって摘んでおく”というタイプです。浄化槽清掃時以外に共用水栓を使う場面はありませんので。

今回の六つ目の物件も、九月中旬完工予定の大規模修繕工事が終わり次第、水道局に閉栓手続きをします。量水器内のメーター自体も撤去してもらい、物理的に使えなくしてもらいます。

まとめ

今回は、「同じ浄化槽物件でもばっ気用ブロアが二台必要な物件もある」ということがわかり、勉強になりました。

また、弊社が所有している岡山市内の五物件のうち三物件がA社担当物件ですが、浄化槽管理会社とも突っ込んだ話ができて「このアパートオーナーは結構、細かいところまで気にするオーナーなんだな」と意識付けできたことも収穫です。

関連記事「浄化槽と下水道

終わり

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