家族の優しさって何?

「社会」の最小単位、「家族」

「自分の家族」とは、結婚しているのであれば御自分の配偶者や子供がいる人。独身なら親や祖父、祖母。生まれた瞬間から「無償の愛」を注ぎ続けてくれる存在…。

「義務教育は中学卒業まで」と言いながら、日本ではかなり昔から”大学を出るまで経済的に子供の面倒をみる”という風潮があります。この風潮に”待った”をかけたいと思います

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「甘やかすこと」と「優しさ」の違い

AIの概要によると「子育て」とは

“子どもが大人になって自立し、幸せな人生を歩んでいける力を育むことを目的として、家庭で行う教育や養育”

のことだそうです。その通りだと思います。

では、「大人になって自立し、幸せな人生を歩んでいける力」とはどんなモノで、どうやって育(はぐく)めば良いのでしょうか?

これは、私の経験から申しますと第一に「甘やかさない」ことです。

今の風潮に逆行するかもしれませんが、親と子がどちらも将来、苦労したくなければ辛い環境や体験をあえて与える必要があります。

小学生あたりから土台作りを始める

「厳しい練習で有名な部活に入(はい)る」とかではありません。家庭内のことです。

人様(ひとさま)に迷惑をかける、借りたものを返さない、挨拶や「ありがとう」「ごめんなさい」を言わないなど、悪いことをした時にはしっかりと叱る。男の子でも女の子でも。

これを怠(おこた)ると90パーセント、その後の子育てに苦労することになります。

言いにくいことだけど頑張って言う、やりにくいことだけど頑張って「お尻ペンペン!」やビンタをする。

これらをやる、やらないで思秋期以降の子育ての負荷がかなり違います。「三つ子の魂百まで」「若い時の苦労は買ってでもしろ!」は真実です。

中学生あたりから自立を促す

中学生になった頃からは、前項のことを踏襲しながらマネーリテラシーを加えていきます。

具他的には下記のようなことです。

家庭内バイト

「生きていくために働いて賃金を稼ぐ」を学ぶためにアルバイトをすることはとても有効ですが、公立高校などアルバイト禁止校もあります。そんな時は、家事を手伝うと賃金を支払うという「家庭内バイト」という手もあります。実際、ウチでもやらせていました。洗濯物を取り込んで畳んで所定の位置にしまえば百円。食材の買い物で百円。家の中を掃除機sてれば百円。食後の食器洗いで百円等々。1か月分をExcelで一覧表にしてA4用紙に印刷し、冷蔵庫の扉に貼ってやった項目に〇を付けていました。家族の会話も生まれますし、子供たちもやりがいを感じていたようです。

借金には「良い借金」と「悪い借金」がある

借金には、消費者金融を代表とする「消費性の“悪い”借金(後ろ向きの借金)」と、事業をするために銀行等、正規の金融機関から融資を受ける「事業性の“良い”借金(前向きの借金)」があります。我が家では、要所々々でこれらを、娘たちに説いていました。よく理解できなくても良いです。繰り返し聞かせておくことで、成人した頃に「あ~、あの時お父さんが言っていたのはこういうことか…」と思い出し、気付いてくれれば良いので。

特殊詐欺が蔓延(はびこ)っている現代日本では特に重要な子育て分野だと感じます。

まとめ

今の時代、「お人好し」民族である日本人には、詐欺に引っ掛からない用心深さとイジメっ子気質の人間に標的にされない雰囲気づくり、万一、標的になってしまった時に毅然とした態度を取れる精神的強さ、そしてそれらに加えて「マネーリテラシー」「ネットリテラシー」は教育に必須ですね。小学校か中学校の教科に加えないといけないレベルだと感じます。教科に加わるまでは、各家庭で教育するしかありません。

子育て時期に子供を「厳しく躾(しつ)ける」ことが、「家族の“本当の”優しさ」だと思います。

関連記事「しつけの具体例

終わり

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