今しがた、中学校を卒業したばかりの二女に二言、三言、叱咤したので具体例として御紹介したいと思います。
コンサートはたまに行くから感動する
昨日、友達と共通のお気に入りアーティストのコンサートを堪能してきた二女。コンサートというもの自体が初めてでとても良かったと興奮した様子で話してくれました。
ひとしきり妻や長女と聞いたあと「それは良かったね。これからも行くと思うけど、毎回はやめといてよ」というと「なんで?」と返ってきました。
「たまに行くから面白いのであって、毎回行くと行くたびに感動が薄れるから。それともう一つの理由は、コンサート代1万円をしょっちゅう使うのは”浪費”になるからだ」と言いました。
二女は不満そうな顔を浮かべてあいまいな返事しかしませんでした。
でも親として言うべきこと、教えるべきことだと私は判断したので口に出して二女に申し伝えました。
がんばり屋の二女
二女はお金の使い方はできているほうです。
自分が使いたいことのために小遣いを貯金します。
またテストの結果に応じて成功報酬を与える我が家の制度があるのですが、それで毎テスト、1万円を定例の小遣い以外でゲットしてきました。
もともと勉強が好きな二女ですから、成功報酬のためだけに良い成績をとろうとしたのではありませんが、モチベーションのひとつにはなったでしょう。
そして「好きなアーティストのコンサートに友達と行く」という明確な”楽しみ”があることで高校入試もがんばれたのだと思います。
この4月から二女が通う高校では外国で二週間ホームステイするプログラムがあるのですが、妻によると二女はそれに参加したいと思っているとのこと。
苦手な英語克服が目的だそうですが、その目的がなかったとしても、海外出張で数多くの貴重な体験をしてきた私にとっては大歓迎の姿勢です。
ぜひ実現してあげたいと思います。
頂いた入学祝
中学卒業、高校入学という流れで親戚から二女あてに昨日、御祝いが送られてきました。
現金書留です。たまたま我が家は留守だったので不在票が入っていました。
再配達の手配は私がしました。郵便局の再配達依頼手続きは音声ガイダンスが長くて若干、厄介ですよね。
小学生でしたら通常、親が先方に御礼しますが高校生になろうかという娘なら、そしてスマホでラインが使える、相手のおばさんとも十分面識があるので自分で御礼を言いなさいと促しました。
ケーキの注文
私の妹が自宅でケーキ教室とケーキの予約販売を営んでいるのですが、私の娘二人の誕生日に毎回、誕生日ケーキを「誕生日のお祝い」として作ってくれます。
ちょうど二女の誕生日が4月上旬で、今年は高校入学と重なりますので「入学祝」と兼ねてはりきって作ると言ってくれました。
今までは二女の意向を聞いて妻か私が妹(=二女から見て叔母さん)に注文していたのですが、今回から娘に注文させることにしました。
相手がいることを先に済ませる
今朝になって、食事を済ませてスマホでいつものように動画を見ていた二女に入学祝の御礼やケーキの注文をしたか問うと”まだ”とのこと。
そこで私は少し強い口調で「相手のいる用事を早めに済ませる癖をつけなさい。相手は確実に便りが届いたかとか、ケーキの材料を用意しないといけないとかあるから」と言いました。
夕方、外出先から帰って二女に対処したか聞くと、「どちらも返答した」とのことでした。
親としての責務
高校生になる頃というのは、いろんな面でまさに子供から大人になっていく時期です。
スマホの操作や口先ばかりが達者にならないように、大人の振る舞いを教えていくことも「親としての大事な責任」です。
子供の性分で、親の言うことを100%聞かない子もいるでしょうけど、とりあえず親としてやるべきこと、この場合ですと「言いにくいことを言う」を実行するだけでもやるべきです。
まとめ
アパート経営をしていると入居者がどのように育てられてきたのかがよくわかります。
私の所有物件はほとんどが単身者向けアパートで学生の入居者が多いですが、迷惑行為をはたらく人は親にしつけられてきていないのではないかと感じます。
親御さんと話をすると良い人たちなのですが、良い人過ぎて子供をかわいがり過ぎたのかもしれません。
そういう子(=入居者)には少し厳しい態度で臨むよう管理会社の担当者にも言っています。18、19才ならまだ間に合います。
「まっとうな子」なら注意するたびに”大人”になっていきます。
オーナーや管理会社は、学生入居者に対しては言わば「管理人兼しつけ請負人」なのです。
終わり
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