尿取りパッドが便器に詰まった!!
この記事を読む人は緊急事態に直面していると思うので、結論から先に書きます。
懇意にしている水道工事業者がいるなら手配してください。
知っている水道工事業者がいない場合は、知り合いのツテを頼るか、ネット等で探して下さい。その際にチェックする項目は下記です。
・工事内容としては、「詰まった便器を床から外して、詰まったモノを取り除く」です。
・処置時間は約30分。
・処置料金は15000円(税抜価格)が相場。(他のサイトを見ても、大体この値段です。)
業者に頼むしかないのか?
昨日の朝、別件で妹とメールでやり取りした中に、「母(83才)が尿取りパッドをトイレに流してしまい、詰まって困っている」との一文がありました。
私は、アパートの水回りで幾分、この手のトラブル対応に自信があるので「診てあげるよ」と言って妹宅に行きました。
先日の記事で取り上げた「パイプクリーナー」を、まだ持っていたのでこれで何とかなるだろうと考えていました。
ところが、いざ現地で果敢に”素手で”「パイプクリーナー」を必死に押し込みますが中の経路が複雑で、ある程度は入っていくものの尿取りパッドらしきものに当たる気配がありません。うんともすんとも事態が改善しません。
素人の頭で少し考えてみただけでも、この事態打開がいかに困難を極めるか、容易に想像がつきます。
「尿取りパッド」は水分を吸ってどんどん膨張する性質のモノですから、膨らみだすまでは便器の排出経路にどんどん入っていって、その途中で物体自体がどんどん膨らんでいって、出口に到達するまでのどこかで引っ掛かり、その場所で水を吸って、さらに膨らみ続けます。
おまけに、便器の排出経路は防臭等のため、「サイフォン状」に曲がりくねっていますから、なおさら厄介です。
作業を続ける私の傍(かたわ)らで妹は、スマホを使って「尿取りパッド」、「詰まり」などで必死に検索しています。
・ラバーカップ(いわゆる”シュポシュポ”)はやらないほうがよい。かえって事態を悪化させる。
・塩を大さじ二杯ほど流して化学反応で尿取りパッドを溶解する。
・「パイプクリーナー」や樹脂製の柔軟な管(くだ)で突っつく。
・詰まったまましばらく放置して、水でふやけて徐々にパッドの破片が見えてきて取り除くことができるようになるまで待つ
などなど。
最後の項目は、いつまで待つのかが不明、待って確実に取り除けるのかも不明、待っている間にトイレが使えないということで現実的ではありません。
私は、来てすぐに三番目の項目を実施したのですが歯が立ちません。また、鋭利な先端のものを使うと便器を傷める恐れがあります。
二番目の「塩」も、便器の表面塗膜を化学的に傷める恐れがあります。
一番目のラバーカップは、妹や、妹の夫がすでにやってしまっています(苦笑)。仮に、これをやっていなかったとしても、パッドは見えていなかったとのことですから、便器を取り外す作業は必要だったと思います。
素人(しろうと)で対処できない事象である
日曜日ですから、休日料金を請求される可能性もありますし、交通費やその他経費として高額請求されるかもしれません。
その点、人柄や仕事ぶりをよく知っている業者なら安心です。結局、私が懇意にしている水道工事業者に電話して来てもらうことにしました。幸い、予定が空いているとのことで、少し遠いですが来てくれることになりました。
休みの日なのに有り難い限りです。
私は別件の用事があったので妹宅を離れたので、その工事業者とは入れ違いになりましたから詳しい工事の様子は見ていません。あとで妹から聞いた話では、あっという間に終わったとのこと!
仕事が早くて丁寧で、料金も税込みで16000円と安く、大助かりだったとのことです。ものすごく感謝されました。
詰まりの状態は、便器を外さないと、とても取れる状態ではなかったそうです。フランジと呼ばれる箇所に複雑にパンパンに詰まっていたとのこと。水分を吸って、どんどん膨らんだのでしょう。
まとめ
認知症になりかけている高齢者がいらっしゃる御家庭では、「トイレットペーパー以外は便器に流すな!」と口酸っぱく言ったところで、ついやってしまうこともあるでしょう。
これから超高齢化社会を迎える日本では、この手のトラブルは増えそうです。
便器など、ハード面で対策が進むまでは、各家庭でのソフト面で対処することが必要でしょうし、どうしてもトラブルが発生した場合は、信頼できるプロの業者に任せることが得策です。
終わり
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