細かい対応が賃貸業・経営者の身を助ける~その一・入居申込編

繁忙期の定義が崩れている

今年の、いわゆる”繁忙期”(2月、3月)は終わってしまいました。

私の所有物件は、昨年秋から30戸中、7戸空きました。

そして、4月14日時点で5戸埋まりました。あと2戸、空室がありますが、まあまあ健闘したと思います。管理会社さん達と工務店などの業者さん、そして私の努力の結果です。

ところで近年、思うのですが、”繁忙期”の定義が段々、無くなってきているように感じます。

一つは、ゲリラ豪雨や地震、土砂災害等の天候不順や、経済の混乱・低迷により、引越し業者が間接的に影響を受け供給が追い付かずに引越し費用が高騰した去年。企業は、赴任者の引越しや人事異動の時期をズラして対応しました。今年も、その傾向はあるようです。

そして、今年はなんといっても「新型コロナウイルス」による諸方面への甚大な影響。

後世に語り継がれる年になるでしょうけど、来年以降も、”繁忙期”という言葉や概念は無くなるか、変遷していくことでしょう。

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事業は継続していかなければならない

そうは言っても、いったん不動産賃貸事業を開始したからには、継続しなければなりません。

特に、私のように金融機関から多大な融資を受けて経営している者は”失敗”するわけにはいきません。

今は、まだまだ物件は高止まりしていますから、「仕入れる」時ではありません。

既存の所有物件を、できれば高めの家賃にて、優良入居者で「満室」にすることに注力する時です。

駐車場ありの物件なら、駐車場も満車にしたいですね。

空き物件の原状回復工事はすでに終了しており、あとは定期清掃や、不定期に空室の換気に行ったりするくらいで、管理会社からの朗報を待つ日々です。

新型コロナウイルス騒動が無ければ、近隣の企業や賃貸業者に営業を掛けるところですが、かなりのセルフリフォームをこなしたことで疲れも溜まっているので、”オジサン”はしばし休憩です。(苦笑)

一番、決まって欲しかった物件

二日前の月曜日、昼前。昼食にインスタントラーメンを作ろうとしたところへ、管理会社の女性スタッフから着信アリ。

なんと、五つ目の物件の空室に申し込みが入ったとのこと!!

メチャクチャ嬉しかったです。

この物件は、4戸前2D Kの築30年、木造アパートなのですが、私の所有物件の中で、一番家賃が高いのです。ただ、4戸と少ない戸数ですし、もう一つ空くと怖いなあと怯えていたところでしたから、早く決まって欲しかった物件なのです!!

聞くと、20代前半の若い女性、独身・社会人。

今は大阪在住ですが、岡山で在宅勤務できるところを探していたとのこと。

たしかに、本物件の間取りは2D Kですから、一部屋を”仕事部屋”にしてもいいですよね。

お母様が緊急連絡先になってくれます。(私は、保証会社を付けてくれれば、連帯保証人は取りません)

お母様も御実家で、バリバリ働かれているようです。

なぜ、本物件に?

ゴマンとある岡山の空き物件の中で、なぜウチの物件を選んでくれたのでしょうか?

管理会社の女性スタッフが言うには、次の4項目が考えられるとのことです。

・家賃が相場と同等か、少し安い

・外観、内装、設備がキレイ(=物件力があった)←とても嬉しい褒め言葉です!

・広告料を家賃三か月分に設定していた

・「岡山市 お試し住宅」対象物件だった(←別記事で詳報します)

家賃設定は、大家側が欲を出しやすいところですが、そこをグッと我慢して据え置きました。

二番目は、本当にウレシイです。

私のように、「工務店を手配したり、プロパンガス会社など業者の段取り組んだり、セルフリフォームもする大家」冥利に尽きます!

三番目も、この物件の家賃は、私にとっては高い部類に入るので、今月第一週までは広告料二か月分に設定していました。

ところが、つい先日、反響を管理会社の女性スタッフに尋ねた電話で「三か月分に上げたほうがいいですかね?」と相談したところだったのです。タイミングも良かったですね。

まとめ

新型コロナウイルスの影響で、事業系賃貸のみならず、住居系賃貸にも、家賃減額要請など負のスパイラルが押し寄せるような論調も見受けられるようになってきましたが、各人、できることを粛々と、淡々とやるしかないのではないでしょうか?

あとは「創意工夫と根性・忍耐」といったところでしょうか?

ネガティブになっているヒマはありません!!

このテーマは長くなりますので三話構成にしたいと思います。

終わり

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