ゴミステーションの設置が完了しました!

ゴミステーションの新規設置は意外に簡単

前回記事「専有部分のコンセントを使う時は要注意!!」で書きましたとおり、今回は四つ目の物件に、自前のゴミステーションを設置する経緯を記事にしたいと思います。

隣やお向かい、あるいは近隣のアパートやマンションのゴミステーションを有料で使わせて頂いている大家さんは、ぜひ参考にしてみて下さい。

この事案の大まかな流れとしては、

自治体の環境局に、「自前のゴミステーションを新規設置するつもりなので、ゴミの回収をお願いしたい」旨を伝えて、適切なダストボックスを聞いたり、日程等の段取りを決めたりする(一日)

→工務店にダストボックス購入を含めた設置工事見積もりを現地で説明しながら依頼する(一日)

→設置場所・工事金額・日程が決まる(八日)

→部材入荷待ち(二十日)

→工事~完工(二日)

→環境局の立会い検査・関係書類を提出、自治体からの承認待ち(約二十日)

→自前ゴミステーションでのゴミ回収開始!

※部材入荷待ちの間に、管理会社に関係書類をまとめてもらいました。

自前のゴミステーション設置・運用を思い立ってから、実施できるまでおよそ二か月かかることになります。既製品のゴミボックスの入荷が遅れると、それだけ延びることになります。

それでも、未来永劫、他のゴミステーションを有料で借りることを考えれば15万円ほどの初期投資と二か月の期間は安いモノだと思います。

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環境局を訪問する

私がこの事案を思い立ってから、最初は管理会社の、管理担当者に相談しました。

すると、その担当者はゴミステーションを新規に設置する場合はオーナー様主導でやって頂き、その後の保守・管理は管理会社が担当すると言いました。ですので、次に私がとった行動は「管轄の市役所に出向く」です。

それなりの部署を受付で案内されて、そこに行くと「この事案は環境局です」と言われ、その場所と担当者名を教えてくれました。

車で20分ほどの環境局に行くと、「お宅のアパートの住所なら、別の事業所ですよ」と言われました(苦笑)。

ただ、対応してくれたオジサンが親切で、私のアパートの規模を聞いて適切な既製品ダストボックスのカタログコピーをくれた上に、管轄の環境局事業所の担当者に「こういう人がこれからそっちに行かれるよ」と一報を入れておいてくれたのです。

↑ヨド物置の「ダストピット Uタイプ」。8戸の単身者用アパートなら、400リットルタイプで十分だそうです。

ただし、4本の脚がアンカーボルトでしっかり固定できること、中段の前面カバーが手前側に全開できること等の条件を満たす必要があるので、ヨド物置のこのシリーズが良いとのことでした。

私は、格子状の金網や鉄鋼材料を使って、作り付けしないといけないのかなと思っていたので、市販品のダストボックスで良いと知り、気持ちがとてもラクになりました。

現地で指導、アドバイスを受ける

最初に、工務店へ見積もり依頼した時は「自販機の後ろあたりがいいんじゃない?」とか、二人で打ち合わせて見積もり回答を出してもらったのですが、その後、環境局の担当者、管理会社の担当者、そして私の三人で現地打ち合わせした時に、各種の条件があることを知りました。

・道路に面していること(少しでも敷地内に引っ込んだところに設置してはダメ!)

・ゴミステーションと道路の間に側溝がある場合は、グレーチングまたはコンクリートブロックで橋渡しすること

・ダストボックス自体が動かないようにアンカーボルトでしっかりと固定できる場所であること

・ダストボックスの前面が、敷地から出ないこと(背面の地面にある水道メーターボックスのフタがギリギリ開く奥行き寸法で、安堵しました)

・道路を挟んで、お向かいにも他のゴミステーションがある場合は、重ならないように、左右どちらかにズラすこと(千鳥になるように設置しなさいということです。ゴミ収集のトラックが同じタイミングで重なる可能性があり、一般車通行の妨げになるので。)

その他、「交差点が近くにある場合は、交差点の端から何メートル以上離れていること」などの条件もあるようです。

それらのアドバイスを工務店の親方に現地で説明して、再度見積もりを出し直してもらいました。

ブロック塀を斫(はつ)る作業が増えましたが、それでも15万円で済めば、安いと思います。

ダストボックスの入荷に時間が掛かるかもしれないとのことだったので発注しました。

若干、フライング気味でしたが、私としてはこの事案は不退転の決意で遂行するつもりでしたから迷いはありませんでした。

近隣住民と町内会長の同意を取り付ける

環境局の現地での説明時に、二通の書類を渡されました。

・共同住宅等ごみ集積場設置同意申請書

・共同住宅等廃棄物管理責任者選任(変更)届出書

同意申請書は、「近隣の建物所有者と対象町内会長にゴミステーションを新規に設置することを同意してもらいました」という証明書です。今回の場合は隣のアパート一棟、向かいのマンション二棟、それと町内会長の計4名の署名・捺印が必要です。

二枚目の管理責任者選任届出書は、管理会社を介して運営しているオーナーは管理会社が、そうでない自主管理オーナーさんは自分が署名・捺印します。

私の場合は、これらの書類に関しては、管理会社の美人担当者さんが各所に奔走してくれました。

一週間ほどですべての署名・捺印が頂けて、私にもPDFにしてデータをメールでくれました。

あとは、工事が無事に済んで、環境局のOKが出て、それらの書類を渡し、自治体内部すべての承認が得られればゴールが見えてきます。

完工後の立会い

昨日の午前10時が環境局の立会い日だったのですが、私が他の用事で行けないので、管理会社の美人担当者さんにお願いしました。後で聞くと、問題なくOKが出たそうです!

二通の書類も手渡したとのこと。

これで、あとは自治体からの承認が下りて順調にいけば、今月末から週二回の自治体収集が開始されます。

まとめ

民間のゴミ回収業者に、有料で委託するのでは意味がありません。

あくまでも、無料で、自治体回収ができる前提で、この事案を遂行しました。

そして、なぜこの事案を思いつくことが出来たかと言いますと、二点あります。

一つは、以前から、そして常々、このアパートの固定費をなんとか下げられないかと思っていたこと。

家賃収入の、管理会社からの振込手数料が毎月880円掛かっています。弱小大家なので気になる金額です。

それと、インターネット無料物件なので、その維持費が毎月17160円掛かっています。

家賃・共益費合わせて34000円と、築30年の木造アパートにしては、それなりに頂いていますが、「固定費の削減」は事業経営者としては永遠のテーマです。

二つ目は、有料でゴミステーションを借りているお向かいのマンションの管理会社が、以前記事にした”三行半管理会社”だからです。

関連記事「経営の主導権を握っていますか?

何事もなく、今後もゴミステーションを借りられるかもしれませんが、なにか起こった時のために先手を打って、自前のゴミステーションを作っておこうと考えたのです。

下手の横好きですが、将棋が好きなことがこういう場合の”先読み”に役立っているのかもしれません。

終わり

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