固定費の削減を続ける
「不動産投資=不動産賃貸”事業”」ですから、利益(=手残り)を出していかなければ”倒産”します。個人事業だろうと、法人事業だろうと。
新型コロナウイルス騒動で、収益物件売買動向や入居希望者の動きが停滞している現在の状況では、空室への入居者付けや優良物件の仕入れが難しいです。
だからといって、手をこまねいて何もしないのでは”事業経営者”とは言えません。
利益を上げ続ける(=事業を継続させる)ためには、「売り上げを向上させる」、「支出(経費)を削減する」の二つしかありません。
今は、上記で述べた通り「売り上げを向上させる」ことが難しい御時世(労働集約型のアルバイトなどをする方もいらっしゃるかもですが私はしません)ですから、「支出を削減する」ことに注力しなければなりません。
「見直し」できる項目は有る
今年の春、四つ目の物件でゴミステーションを敷地内に新設しました。(関連記事「ゴミステーションの設置が完了しました!」)
これにより、工事費用は15万円ほど掛ったのですが、月々、利用させてもらっていた向かいのマンションのゴミステーション代8330円が不要になりました。大きな削減です。
そして今回、同じく四つ目の物件で「インターネット切り替え工事」を実施することにしました。
三年前にオーナーチェンジで購入したこの物件は、前オーナーがインターネット無料化をすでに実施していて、月々のオーナー負担が15600円+消費税です。部屋数は8戸です。
その時、私はまだインターネット無料化アパートを持った経験がなく、「このくらいの月額負担は当たり前なんだろうな」と考えていました。
ところが、この春、一つ目の物件(部屋数:10戸)をインターネット無料化工事してみると、月額10300円+消費税です!
この時でもまだ、「業者によっては安いところがあるんだな」くらいでした。
次に、今年の六月に買った六つ目の物件。(関連記事「六つ目の物件、売買物語(ストーリー)」)
これも四つ目の物件と同じくインターネット無料化が実施されていた物件をオーナーチェンジで買ったのですが、なんと月額7300円+消費税!!
6戸と少ない部屋数とは言え、差があり過ぎます。
税込みだと六つ目の物件が8030円、四つ目の物件が17160円。その差、9130円。
これは尋常じゃないと思い、四つ目の物件のインターネット業者(以下、E社)にコンタクトを取りました。
切り替えは意外と簡単らしい
E社「お世話になっております。お申し出内容はわかりました。ちなみに、今でしたらナカシマ様のアパートのインターネット回線速度を向上させる工事を実施させて頂きますと、月々の管理料は11600円+消費税にすることが可能でございます」
そのための工事費(スイッチングハブとルーターの交換のみ)が初期費用として10万円ほど掛かるとのこと。この工事をすることで浮く月額料金で計算すると、二年ほどで元が取れる計算です。
しかし、E社より他社のほうが安そうと感じた私は一つ目の物件でお世話になっているN社と、六つ目の物件でこれからお世話になるG社に相見積もりすることにしました。
管理会社やN社、G社の担当者に聞くと、インターネット業者の切り替えはよくあることだそうです。
以前の記事「「S N S」を、私がやらない理由とは?」で、「インターネットはインフラではない!」と豪語した私ですが、こういうやり取りを俯瞰してみると「インターネット」も、もはやプロパンガスや電気と同じ、自由競争に晒されている”インフラ”なんだなと、少し考えを改めました。
相見積もりの結果が出ました!
お盆前にN社とG社に、事情を説明して盆明けに見積もり回答を頂ける運びになりました。
N社は岡山の会社なので、現地調査をはじめ迅速に行動でき一番早く回答がメールで届きました。
G社は本社が東京で、岡山の下請け業者に現地調査を頼んでいるそうですが、仕事が立て込んでいるようでもう少し日数が欲しいとのこと。そこで閃いた私は、「よかったら、私が欲しい画像を撮影して送りますよ」と申し出ました。相手は恐縮していましたが、非常に助かるとのこと。
その電話の際に四つ目の物件の近くにいたので、私は現場に急行し、タブレットで十数枚、撮影した画像をそのままG社担当者宛にメールで送りました。
夕方、家のパソコンを開いていると、G社から見積もり回答がメールで届きました。
そのN社とG社の見積もり結果を、現在の業者であるE社の担当者に電話で伝えました。
E社「そこまで安いのですか・・・。すみませんが、弊社では太刀打ちできません」
こちらも、”三年間お世話になりました”と御礼を言って、解約手続きの書類を送ってもらうことになりました。
切り替え時期は11月末になるとのこと。それで良ければ、違約金は無しです。
以下は、相見積もりの結果を一覧表にしたものです。
工事に掛かる初期費用はN社が一番安いのですが、それよりも注視すべきは毎月出ていく”固定費”である「月額管理料」です。これが一番安いG社にお願いすることにしました。
まとめ
もちろん、”安かろう、悪かろう”では切り替える意味がありません。
管理会社や知人、ネットの情報などでそこは自分で調べて吟味する必要はあります。
・安いだけでアフターサービスが出来ていない業者ではないか?
・通信品質が悪いのではないか?
・各戸間や外部に通信が洩れまくるハブを使っていないか?
など、大家側もある程度の勉強をして知識を身に付ける必要があります。
しかし、それだけのことをする意義は十分にあるはずです。
「一円を笑う者は一円に泣く」と同様、「固定費を笑う者は、固定費に泣く」です!
家計も、事業も!!
終わり
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