管理会社から着信アリ
昨夕、弊社所有物件を管理してもらっている管理会社の担当者から電話がかかってきました。
不動産投資を始めたばかりの頃は、発信者の表示が管理会社というだけでドキドキしていたものですが、もう慣れました。「入居申し込みが入った!」などの嬉しい用件は少ないですからね。
案の定、「嬉しくない用件」でした(泣)。
町内会からの要求
用件は「ゴミステーション利用料を払ってほしい」とのこと。
以前に書いた記事と同じ内容かと思い、「ゴミステーションの維持管理は地方自治体の仕事であること、オーナーも入居者も払うつもりは無いことを伝えて欲しい」と管理会社の担当者に言いました。それでもゴタゴタ言うようなら私に直接連絡するように言いました。
その電話を切ってからしばらくすると、また管理会社から電話がかかってきました。
私が言ったことを伝えると、相手の町内会長が逆上してしまい、話にならなくなったとのこと。そしてオーナーと直接話してもらえるかと聞くとそうしたいとのことです。
町内会長の電話番号を聞いて、私から電話することにしました。
町内会費ではない
町内会長に電話すると、少し落ち着きを取り戻されているようでした。
「伝言ゲーム」になっている可能性もあるので、まずは話を聞くことにしました。まとめると概要は下記のようなものでした。
・ゴミの収集は自治体がやってくれている。
・しかしゴミステーションは、その昔、当該町内会(約400軒)が費用を出し合って作ったものであり、塗装や修理などの補修費は町内会で積み立てていて、そこから出している。
・「補修費などは自治体が出してくれるのでは?」と水を向けると、手続きが煩雑(はんざつ)なだけで補助金をスズメの涙ほどくれるだけ、また一度補助金をもらうと次は三年待たないといけないなど、ほとんど意味が無いとのこと。
・今まで、ナカシマ所有のアパートはどういう経緯か知らないが、一銭も費用を出しておらず、ゴミステーションを使い続けているので、近年、住民から苦情が出ていた。
・一戸あたり月額400円の町内会費は、徴収するつもりはない。
・ゴミステーションの維持管理費として年間2000円(200円×10戸)を負担してくれるだけでよい。
・エリア内の他のアパート(うちの他に一棟あり)からも同様に頂いているとのこと。
歩み寄るべき事案
町内会費でないのであれば、話は別です。これなら納得できます。
私は3年前にこのアパートの所有者になったのですが、ローンが終わるまで、まだこれから15年は所有し続けるつもりです。
築30年の木造ですが、立地的にも、物件的にも満室経営していける優良物件ですからね。そのためにも近隣住民と無用なトラブルは避けたいものです。
そして、この町内会長さんも3年ほど前に就任したらしく、住民に突き上げられて困っていたそうです。勇気を出して交渉に乗り出すことに決めたのでしょう。
契約書は必要
ゴミステーション用通帳がないので、支払いは振り込みではなく、現金でお願いしたいとのこと。管理会社でもオーナー宅でも集金に伺うとのことでした。
「話はわかりました。検討したいので一旦、電話は切ります。後々のトラブルを避けるために一筆(いっぴつ)書いてもらうことになりますが良いですか?」
と聞くと、OKとのこと。
契約書のたたき台を私が作って、FAXと電話でやり取りすることにしました。
この案件は管理会社を間に入れるのではなく、私と当該町内会との直接取引で進めることにする旨を管理会社の担当者に伝えました。
その際に、穏やかに話ができたことを伝えると驚いていました。担当者との電話では町内会長は、かなり激昂されていたようです。
管理会社の担当者が最初に矢面(やおもて)に立ってくれた格好です。大手柄です。担当者には、感謝の意を伝えました。
まとめ
長く保有するつもりの物件ではありますが、諸事情により早期に売却する可能性もありますので、そのあたりも契約書に盛り込みます。
具体的には「売却時には、この契約は解除となり町内会と新オーナーとで新規に契約を巻き直す」ということです。
このような余分な費用がかかっていては、売却時に「マイナス要因」になりますから。
その他にも、年間2000円以外の費用は一切徴収しないことなどを記載します。
ただし、空室が発生しても減額しないで年間2000円は必ず支払うなどの譲歩条項も入れます。
数日後に決着を見ることになると思いますので、また結果報告させていただきます。
終わり
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