浄化槽のばっ気用ポンプが停止していた!!

まずは決算書提出!

お世話になっている金融機関に、弊社、第四期の決算書を提出してきました。

日本政策金融公庫の返済窓口になってくれている地方銀行は、二年前に確認した際に、「決算書の提出は不要です」とハッキリ言われたので持っていきません。

△△信用組合と他県に本店がある地銀の二金融機関に毎年、提出します。

「早いですね!」といつも褒められますが、取り立てて税理士事務所を急(せ)かしているわけではありません。担当者の仕事が早いのと、私が仕訳を早めにしているのが奏功しているのでしょう。

また、不動産投資家のブログを拝見していると、コピーを自分で用意してから金融機関に赴いて、提出している方もいらっしゃいますが、私はいつも金融機関に原本を持参して提出し、金融機関側でコピーを取ってもらいます。その間、待ちます。

今日、このことを△△信用組合の男性スタッフに聞いてみたら、金融機関によって対応が異なるそうです。私がお付き合いしている金融機関は、どうやら原本を確認したいタイプの金融機関のようです。

こちらとしても、コピー用紙やインク代が節約出来て嬉しいです。

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仕入れ候補物件についてのあれこれ

二行に決算書を提出した後は、仕入れ候補物件について、売買仲介業者と電話でやり取りしました。

現状、お付き合いのある金融機関がフルローンを出してくれるのは重量鉄骨造かRC造の築浅物件です。

そのような物件もちらほらネット上に出回ってはいるのですが、どうも一癖、二癖あります。

すんなりとは条件が合いません。向こうも大幅な指値を受け入れるつもりはありませんし、こちらも高値掴みする気はないので成約には至りません。

「条件に合いそうな物件が出たら、紹介してくださいね」と言って、電話やメールでのやり取りを終えます。

もちろん、メインバンクが重量鉄骨造やRC造なら、耐用年数を45年で見てくれることは伝えてあります。

減価償却を比較的多く取れる物件を年内に一つ、仕入れたいですが焦る必要はありません。

所有物件をチェックしながら帰路に就く

自宅に帰るまで、例によって4つの所有物件を巡回していきます。

帰路のちょうど中間地点、「二つ目の物件」で、とある”異変”に気付きました。

この物件は、汚水処理が「単独浄化槽」です。

「合併浄化槽」は、トイレをはじめ、台所、洗面所などすべての排水を受け入れて処理してくれる浄化槽ですが、「単独浄化槽」はトイレのみ処理する浄化槽で、台所等の生活排水はそのまま水路に流す方式です。

そして、浄化槽には「ばっ気ブロワ」という、電動式のエアポンプが必要です。

「浄化槽」という汚水処理設備には、汚物を分解処理するバクテリアの活動を活性化させるために空気を送り込む必要があるのです。

このポンプは24時間、365日休まず運転し続けます。

頑丈に作られていますが、当然、寿命はあります。置かれている環境にも依りますが、15~20年で壊れます。

浄化槽物件では、巡回時や定期清掃時に、いつも現地に到着すると真っ先にこのポンプの天面を触り、振動している(=動作している)ことを確認します。

正常に動作していると”ブーン”と振動音が聞こえるのですが、私は補聴器を着けていても聞き取りにくいので、必ず手でポンプ本体に触れて振動を確認します。

すると、今日は「二つ目の物件」の二棟のうち、一棟の側のポンプが振動していませんでした。

ついに壊れたか!

車に常時積んでいる工具箱から電気テスターを取り出して測定すると、外部コンセントにAC100Vは、ちゃんと来ています。

ポンプは修理も可能かもしれませんが、私がこの物件を購入する遥か昔から稼働していたであろう風貌なので、ここは「更新」の一択だろうと判断しました。

空室の空気入れ替えをしようと思っていましたが、それどころではなくなりました。

いつから停まっていたか定かでないのと、交換用ポンプをどこで調達したらよいか定かでないからです。

まず、最寄りのホームセンターに行くと、それらしきポンプが販売されていました。

しかし、送り込む風量によって値段が違います。

毎分で送り込む風量のリットル数が、30、40、60、80.100と5段階あります。

値段も1~4万円とかなり幅があります。

現地に戻って型式を確認しようとしましたが、ラベルが経年劣化していて文字が消えてしまっています。

浄化槽の月次点検をしてくれている業者に電話しました。

わかる人が出払っていると女性スタッフが言うので、くわしい男性スタッフに折り返し電話をくれるように依頼しました。

焦る私は、別の物件の浄化槽を月次点検してくれている業者に電話しました。

すると、わかる人が教えてくれるには、何人槽かによって採用するポンプが違うとのこと。そして、この風量が規定より少ないと、夏場や糖尿病等を患っている入居者がいると”匂う”ことになる、とのことです。

当該物件の浄化槽が何人槽かは、自宅にある売買時の資料の中にあったような気がしますが、片道40分と遠いのでいちいち帰っていられません。

御礼を言って電話を切ると、当該物件の点検業者から着信が6回ほど入っていました。

急いで掛け直すと、男性スタッフが「この物件は10人槽で、ポンプの必要風量は40リットル毎分です!」と教えてくれました。

御礼を言ってから、近くのホームセンターに再度、出向いて、該当するポンプを会社のお金で買いました。税込み15180円です。

現地に戻って設置すると、すぐに動作を始めました。静かです。

↑寺田ポンプ製作所 TY-40 ゴム管(ストレート、L型)と留め金具二個付き 無給油、屋外仕様、アース工事不要

入居者のおばさんが買い物から帰ってきたので、今やったことを話したら、「そう言えば最近、やけにここがうるさかったのに急に静かになったのよねえ」と言いました。

寿命が間近だったのでしょうね。

自宅での経験が生きた

私の自宅は二年前に公共下水に接続しましたが、それまでは合併浄化槽でした。

およそ20年、浄化槽を使っていましたが、ばっ気用のブロワーポンプがちょうど壊れたタイミングで下水道工事が行われたので、ポンプ自体の交換は未経験でした。

しかし、「浄化槽」というものの知識はあったので今回の対応も比較的スムーズにいったのだと思います。

まとめ

浄化槽管理会社が言うには、自分たちや工務店、水道業者にポンプ交換を依頼すると5~7万円は掛かるとのことです。今回、15180円で済んだのはラッキーです。

取り外した、壊れたポンプは毎月第一土曜日に地元自治体が無料回収してくれる「粗大ゴミの日」に出せばいいですしね。

浄化槽物件をお持ちの方は、ぜひ参考になさってくださいね!

関連記事「浄化槽と下水道

終わり

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