久しぶりの「音楽ネタ」です。プロフィール欄にも「ジャズ・フュージョンが好き」と書いている私です。
難聴を患っているので自宅で音楽を聴くことはほとんどなくなりましたが、一人で車を運転するときは「ボリューム上げ目」でお気に入りのCDを聴いています。
ジャズ・フュージョンのバンドは日本だけでも”あまた”ありますが私の場合、実は聞き比べを多くこなしているわけではなく、ほぼ一択でございます。
目 次
「T-SQUARE」の熱烈なファン
白状します!「THE SQUARE」の頃からのファンです。(以下、「スクエア」と称します)
他のフュージョン音楽も聞きますが(古いところではシャカタクなど)、とにかくスクエアにはハマリました。
過去形なのは、ドラムスの則武裕之とベースの須藤満が抜けて(脱退して)から興味が極端に薄れたため。
彼等と同い年でもある私の、スクエア・ファンとしての一(いち)時代が終焉(しゅうえん)したのでした。
大都市で五年ごとに行われる「同窓会ライブ」に行ったこともありますし、ソロとして活躍している元メンバーのライブにも行くことはあります。
ファンになった経緯
F1グランプリのオープニング・テーマ曲「TRUTH(トゥルース)」が有名ですよね。いかにも元気が出そうなアップ・テンポの曲。
作曲者でもある、リーダーの安藤まさひろ氏はこのような曲のジャンルを「マイナー・ロック」と名付けたと聞いたことがあります。
この曲はもちろん知っていましたし、その他のスクエアの曲も聞いたことはありましたが、それほど「ファン」というわけではなかったのです。
それが最初に勤めた会社で、最初の海外出張としてオランダに行った時に衝撃的に気に入ってしまったのです。23才の時でした。
オランダのスキポール空港に着いたあと、現地でなにかとお世話になる日本人駐在員の先輩宅で夕食をごちそうして頂きました。
食事のあとのくつろぎタイムで、先輩がかけたCDがスクエアの「アドベンチャー」だったのです。
聞いた時の第一印象は、「えらい”洗練されたオシャレな音楽”だなあ」です。とにかくカッコ良かった!一瞬で私のハートに突き刺さりました。
CDを買いあさる
約40日の出張を終えて日本に帰国すると、スクエアのCDを買いあさりました。
そして、それらをカセットテープにダビングして、浜田省吾など他のものと一緒にその後の海外出張に持っていきました。
慣れない海外生活で心細い時には、「それらのカセットテープとウオークマン」が心の支えになりました。
スクエア関連は、おそらくオリジナルとベスト盤、セルフカバーものも合わせてCDだけでも50枚以上あると思います。
その他にもライブを収録したレーザーディスク、VHSビデオテープ、DVDなども持っています。
オススメは?
そんな「ナカシマ・コレクション」の中でも特に春から夏、秋にかけてオススメのアルバムを御紹介させていただきたいと思います。
どのオリジナル・アルバムも秀逸なのですが、万人受けして飲食店のBGMなどにも使えそうなのがスクエアのセルフカバー・アルバムの中の二枚です。
ロサンゼルスで録音した「Refreshest(リフレッシェスト)」と、
ニューヨークで録音した「Miss You In New York(ミス・ユー・イン・ニューヨーク)」です。
今から30年近く前にレコーディングされたアルバムですが、色あせないところが「フュージョン・ミュージック」の良いところですね。
A FEEL DEEP INSIDE
これはスクエアのデビュー曲です。リアレンジしたものが「リフレッシェスト」の3曲目に収められています。
米西海岸の腕利きミュージシャンとスクエアメンバーとの共演で、オリジナルとは全然違った、オシャレで洗練された楽曲に仕上がっています。
このレコーディングの少し前にフロントマンであり、バンドのアイコンだった伊藤たけしが脱退して代わりに入ってきた本田雅人(まさと)がアルトサックスを吹いています(以下、名字のみ)。
「超絶ハイパーサックスプレイヤー」として加入してきた本田ですが、小さい頃から高知の田舎で”吹きモノ全般”を遊び道具にしていただけあって、素晴らしい演奏です。
ハイテンポの曲はもちろん、ミディアムテンポの曲も歌い上げ、バラード曲では泣かせる・・・。
加入当初はその実力に懐疑的だった往年のファンも、スクエアの新しい魅力として認知していきました。
曲の途中、アルトサックスの本田とベースの須藤との静かな掛け合いから、徐々に他の楽器も絡んでくるところが、”潜っていた深海から少しずつ上昇して海面に出る”ような印象を聴く者に与えてくれます。
スキューバダイビングをされる方にとっては、ドンピシャの曲ではないでしょうか。
ロサンゼルス録音のアルバムですからカラッと乾いた感じでビーチにマッチしますが、中でもこの曲は夏にピッタリだと思います。
MISS YOU,88
「ミス・ユー・イン・ニューヨーク」の4曲目です。
こちらは渋い「ニューヨーク」での録音ですから、「秋」という感じですね。ミディアムテンポの哀愁をおびた曲です。
こちらも途中から本田のアルトサックスが歌い上げていくのですが、まさに「楽器が歌っている」という表現が似合い過ぎています。
「秋のニューヨーク・セントラルパークで日本に残した恋人を想う」といったシチュエーションの曲調です。
SEA IS A LADY
これはスクエアではなく、角松敏生(かどまつとしき)のインストゥルメンタル・アルバムです。
楽器の中で特にベースが好きな私は、8曲目の「THE BASS BATTLE”CHAKO”」が大好きで、この曲になると思わずボリュームを上げてしまいます!
この曲から次の9曲目につながるところも面白いし、全編通して本当にカッコイイのです。
真夏の昼間にこのアルバムを聴きながら海岸線を車で走っていると、南の島に行っている気分になれます。
まとめ
ジャズのスタンダードナンバーや、ツェッペリンなどのハードロックも好きですが、シチュエーションや季節に合わせて選べる曲がたくさんある「フュージョン音楽」が大家ナカシマは大好きです!
終わり
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