放置自転車が多い
不動産賃貸事業を始めてから感じたことのひとつ。
“多いです、「放置自転車」”。
退去していく時に置き去りにしていくのでしょう。
放置傘も多いですが、こちらはまだ場所をそんなに取らないし、いざとなればシレッと持ち帰って処分することもカノウシマイです。(←加藤ひろゆき氏から拝借)
放置自転車の処分方法
ここで「放置自転車」の処分方法をおさらいしておきたいと思います。
放置自転車らしきものを見つけたら下記の手順を踏みます。なお、管理会社に管理委託しているのであれば、依頼すれば下記すべての作業をやってくれます。
・期限を書いた警告書をハンドル等に取り付ける。雨に濡れても大丈夫なようにパウチしてあることが望ましい。(冒頭の画像を参照してください)
また、期限は二か月ほどみます。理由は、海外出張などで長期不在の方がいるから。
・同時に「放置自転車の処分予告について」というチラシを作成して全戸投函、および物件敷地内の目立つ場所に掲示する。自転車に付けた警告書を見ていない入居者がいて「知らぬ間に勝手にアパート側に捨てられた!」と問題になった事例があるから。
・期限が来ても、念のためにもう二週間様子を見る。
(一体、いつになったら捨てていいのか・・・)
・これでも「警告書」が外されていなかったら、処分してオーケー。
管理会社ですと産廃回収業者に頼んだりしますが、私は「自分で処分します」と管理会社に言って、持ち帰って自治体の粗大ゴミ処分日に出します(無料です)。
私は不動産賃貸事業を始めてから知ったのですが、面倒くさいですねえ。
これらの手続き無しで、いきなり捨てたら裁判になった時に負けるんですって、奥さん!
特殊な事例
私所有のとあるアパートで見慣れない自転車がいつまでも同じ場所にあることに気付きました。いかにも使われてなさそうな感じ。防犯登録のシールも貼ってあります。
「盗難車を乗り捨てたんじゃないだろうな・・・」
こう考えた私は、最寄りの交番の電話番号を調べて電話しました。
事情を話すと若いお巡(まわ)りさんが原付バイクで駆けつけてくれて、なにやらトランシーバーみたいな機器でどこかと話をし始めました。
その話が終わると「大家さん、この名前はここの住人の誰かですか?」と聞かれました。
該当なしの名前です。
ナカシマ「いえ、この名前の方はここにはいません」
お巡りさん「この自転車は、盗難届は出ていません」
ナカシマ「そうですか」
お巡りさん「敷地外でしたら我々が預かることになりますが、敷地内ですので大家さんのほうで処分していただくことになります」
とのことでした。
お巡りさんに御礼を言って、帰って頂きました。
あとは通常のルーチンで処理しました。
勉強になった一日でした。
まとめ
放置自転車でも、放置傘でも、敷地内のゴミでもそうですが、人間の性(さが)なのか動物の本能なのかわかりませんが、そのまま放置していたら「なんだ、ここに捨ててもいいのか」となりどんどんゴミが増えていきます。
収益物件の外観魅力が低下していきまして、売るにも貸すにも良いことはひとつもありません。
管理会社さんと協力して、まめに処分していきましょう。
終わり
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