繁忙期終盤ですね。
今季は所有30戸中、現在の空きは4戸。今月中にあと2戸空くので、都合6戸の空きが発生します。
そして、申し込みが入ったのは今のところ2戸。
まあ”ゼロ”よりはマシですが、融資を受けてレバレッジを効かせて収益物件を購入している身としてはキツイです。
ちなみに、礼金以外のオーナー持ち出し分のAD(広告料)は、いつも家賃三か月分を提示しています。
入居申込者
申し込みを頂いた2戸の、入居申込者の属性を披露します。
一つは、築37年 木造アパート1LDKの二階。和室あり、シャンドレ無しという古い物件。当ブログで言うところの”二つ目の物件”です。そこに、寮から移り住むという20才の女性です。福祉学校の学生です。現在住んでいる寮が手狭(てぜま)だとか。
26000円の家賃に、値下げ交渉が入ったので、空室よりはマシと1000円減額で応じました。
実は、このアパートには、その入居希望者と同じ系列の福祉法人に勤める社会人女性が二年前に社員寮から移り住んでくれていますので、これは安心できると喜んでいました。
もう一つは、築30年ロフト付き1Kの木造アパート、当ブログで言うところの”一つ目の物件”の一階。
こちらは社会人の30才男性。車通勤するそうで、駐車場5500円のところ、近隣に3300円の駐車場があると指摘されたので、その額でOKとしました。
私は、この春で不動産賃貸業を始めてから丸四年経ちますが、家賃でも駐車場でも減額交渉が入ったのは今季が初めてです。
借主側よりも家主側が非常に弱い、現在の世間情勢を肌身に感じた次第です。
ショッキングな出来事
三月十五日、日曜日の夕方六時半。
二つ目の物件の管理会社の女性スタッフから電話が入りました。
なんと、二つ目の物件に入居予定の20才の女性が入居を取り止(や)めた、とのこと!
いわゆる”キャンセル”です!!
引越し予定日は三月二十日でしたから、五日前のキャンセル。ドタキャンです!!!
ナカシマ「こんなことって、あるんですか?」
女性スタッフ「無いことは無いです。先方の都合によりキャンセルされることはあり得ます」
まだ契約を巻いていなかったようです。
契約していたら、短期解約違約金(二年未満なら家賃一か月分、一年未満なら家賃二か月分)が発生するので、そう簡単にはキャンセルできないハズです。
愕然としました。
入居者付けが厳しい御時世であることは承知していますから、入居申込書のファックス上部に印字されている仲介業者に、前日、御礼の菓子折りを持って行ったばかりでした。
思わず仲介業者に確認した
次の日、菓子折りを持って行った仲介業者にキャンセル理由を確認に行きました。
ソフト面にしろ、ハード面にしろ、こちら側で改善できることはしたいので、キャンセルになった経緯を知りたいためです。
直接の仲介担当者は外出中でしたが、在任中のスタッフが電話で聞いてくれたところ、”都合で引越しを取り止めた”としかわからないそうです。
担当のスタッフも、電話で聞いてくれたスタッフも大変恐縮していました。
管理会社の落ち度もなかったようです。
まとめ
最近、ニュースを賑わせている飲食店予約やホテル宿泊予約の”ドタキャン”ですが、もしかすると、不動産賃貸業界でも蔓延してきているのかもしれません。
不動産業界では、売買にしろ、賃貸にしろ、契約にこぎ着けたからと言って安心できない、入金を確認する(売買ならば、決済を無事に終える)までは安心できない、というのは今後ますます肝に銘じる必要がありそうです。
また仲介業者や管理会社、大家は、入居申込者側が心変わりしないうちに早め早めに契約および重要事項説明を終わらせる気概が必要になってきている気がします。
終わり
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