三店舗目、H不動産
昨日の記事の続きです。
所有物件4棟30戸のうち、2月、3月の退去見込みで空室が5戸になることに危機感を覚えた私は、管理会社の入居者付けだけに頼るのではなく、情報収集も兼ねて一昨日、賃貸仲介業者を訪問営業することにしました。
10店舗を回る予定で、マイソク(入居募集チラシ)を二種類(Nアパート、Mアパート)、各10枚を自宅のプリンターでA4カラーコピーしました。
三店舗目は、”老舗の地場不動産屋さん”といった風情(ふぜい)のH不動産さんです。
ここは以前に二度ほど、訪問したことがあります。
あいにく社長は不在でしたが、年配の女性スタッフが応対してくれました。
あまり詳しい話はわからないようなので、マイソクを渡して短時間で切り上げました。
四店舗目、M不動産
こちらも地場の不動産屋さんです。
大方、息子さんに事業を引き継がれているようですが、創業者もまだまだお元気ですから、現場に顔を出されています。
お店に入ると、どこかで見たような女性がカウンターの中にいます。
向こうもこちらをしばし見て、「もしかして、ナカシマさん?!」と声を掛けてきました。
次女のことを知っている近所のお母さんです。
この不動産屋さんでパートタイマーか正社員で働きだしたのでしょう。
こういうこともありますよね。
私は専業大家として事業をしていますし、そこそこ軌道に乗ってきたので別にバレて困るようなことはありません。なにか”やましいこと”をしているわけでもないですしね(笑)。
創業社長が応対してくれて、M不動産をあとにしました。
E店舗、H支店
エイ〇ルネットワーク系列の支店です。
今回回る10店舗の中では、一番古くから懇意にしてもらっている店舗です。
途中、店長が代わりましたが、新旧どちらの店長ともウマが合います。
ナカシマ「お忙しいところすみません。いつも手ぶらで申し訳ないので、これでもどうぞ」
午前中に日生(ひなせ)で購入したみかんを四個、おすそ分けしました。
5kgで2000円。甘くておいしいです。
日生は新鮮な魚介類や、牡蠣が入ったお好み焼き”カキオコ”が有名ですが、みかんもおいしいです。
K店長「気を使って頂き、恐縮です」
ナカシマ「原状回復工事が終わっているNアパートもなかなか決まらないし、MアパートやBアパートで4戸ほど空きが出るので困ってるんですよ」
K店長「そうですよねえ・・・。そうだ!一つ情報があります。少し遠いですが、法人さんが新卒採用の単身者向け借り上げ住宅をいくつか探しています。それに引っかかるかもしれませんよ」
ナカシマ「本当ですか?!なんていう企業さんですか?」
初めて聞く企業名でしたがネットで調べてみると、その業界では老舗(しにせ)でかなり大きい企業です。岡山に主力工場があるようです。
K店長「ただ、”家電三点セットがあればいいなあ”とおっしゃっていました」
ナカシマ「一気に数戸決まってくれるなら、そんなのお安い御用ですよ!法人借り上げなら家賃も若干高めに設定できますし」
不動産賃貸業では、経営の堅い優良企業に借り上げていただくのが、一番経営が安定します。
Bアパートの管理担当者に話してみる旨を伝えて店をあとにしました。
こういう情報は”足”を使わないと、なかなか得ることができません。感覚としては「刑事さん」の”聞き込み”と一緒ですよね。
その他、5店舗を訪問
その後、目を付けていた賃貸仲介業者を順次訪問しました。
・ホームメイト系列の〇建コーポレーション
・E店舗、K支店
・アパ〇ンショップ、OH支店
・いい部屋ネット、OH支店
・ホームメイト系列 A店
中には、とても忙しそうにしていてマイソクを渡すだけの店舗もありましたが、イヤな顔をされた店舗は一つもありません。
まとめ
上記10店舗を営業して回るのに、時間にすると移動も含めて二時間も掛かりません。
そして、得られるものは大きいです。
空室を埋めるための方策や糸口をつかめるヒントが得られます。
店舗巡りの途中で、懇意にしている工務店と設備提供してくれているプロパンガス会社に、今月末退去が決まっている部屋の原状回復工事をお願いしたい旨、電話しました。双方に具体的に、現場で立ち合い打ち合わせする日時を伝えました。
関係者各位の予定を、早め早めにに抑えておくことも大事な仕事のうちの一つです。
実際に収益物件を持って、今ある空室を繁忙期中にぜひとも埋めたいと思ったら、ネットや書籍、セミナーに頼るのではなく、自分の”足”と”頭”に頼るべきだと思います。
終わり
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