何度目かの無断駐車
弊社が所有している10戸アパートには三台分の駐車枠があります。
二台はすでに契約済みなのですが、残り一台分の空き枠は、私が定期清掃に訪れた際に停めたりして使っています。ところが10月の定期清掃時、その空きスペースに青色の軽四自動車が停まっていました。
その車を見かけたのが一度や二度ではないので、その時も「無断駐車厳禁!!管理者より」とメモ用紙に書いて、それを当該自動車のワイパーに挟みました。
その後、私が二階の廊下を掃除している時に、ブオーっと勢いよくその車はどこかに出かけて行きました。おそらく、私が写真を撮っている音に気付いて慌てて移動させたのでしょう。
管理会社に相談
その後、管理会社に電話で報告しました。
ナカシマ「また無断駐車です。」
管理会社の担当者「前も同じ車でしたよね? 〇〇〇号室の男子学生ですね」
ナカシマ「強く注意しといてください!」
管理会社「了解しました」
ナカシマ「工事現場などで使う、赤いコーンを置いたほうが良いですかね?!」
管理会社「そうして頂けると助かります」
思い付きで言ったものの、以前、ホームセンターで見かけた時に結構高価なイメージがありました。風で飛ばないように重りのゴム板も要りますし。
ナカシマ「あれって、結構高くなかった?2000円とか」
管理会社「そうですよね(苦笑)」
コーンを買って置いた
そのアパートの定期清掃を終えてから、現場から車で10分ほどの行きつけのホームセンターに行きました。
コーンと重り、合わせて税込み588円。意外に安いので購入してから、現場に戻り設置しました。社名および「駐車厳禁!!」と黒マジックで書いて。
タブレットで写真を撮って、メールで管理会社に添付送付しました。
もしかして借りてくれる?!
他の物件の定期清掃をしていると、当該物件の管理会社の担当者から電話が入りました。
管理会社「本人と連絡が取れたので、きつく注意しておきました」
ナカシマ「ありがとうございます」
管理会社「なんでも、近隣に駐車場を借りているのだけど、少し遠いからたまに使わせてもらっていました、とのことです」
ナカシマ「そうなんだ。だけど、使いたいなら駐車場の契約を巻いてもらわないと」
管理会社「それも言いました。親御さんと相談してみると言っていました」
ここで、私は(ちょっと待てよ?)と思いました。
無断駐車を非難するばかりでは何も産まない。最近、申し込みが入った最後の空室に入る女子学生は車を所有していなかったはず。ならばここは、この「無断駐車男子学生」に安くしてでも借りてもらったほうが得策なのでは?!
そうすれば、このアパートは満室・満車になります!!
通常、ここの駐車料金は消費税込みで5500円です。
ナカシマ「もし、今その男子学生が借りている駐車場料金が3300円とか4400円なら、その値段に合わせると言ってください」
管理会社「了解しました!」
その後、3300円だったことが判明し、親からの許可も得られ、我がアパート駐車場に11月から移ってくれる運びになりました!!
まとめ
いかがでしょう。一喜一憂、人間万事塞翁が馬、禍(わざわい)転じて福と為す!
こんなふうに、機転を利かせて上手くコトが運んだりすることがあるから不動産賃貸経営は面白いのです。「やめられない止まらない、かっぱえびせん♪と不動産投資」
終わり
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