前回までで「水まわり品」の御紹介が大体終わったので、他のモノを御紹介していきたいと思います。
腐食した鉄製階段の対処方法
123(ワン・ツー・スリー)社の鋼製束(こうせいつか)です。
私は簡単に「支柱(しちゅう)」と呼んでいます。
三つめの物件の二階へ上がるための階段の右側板、一番下のところ。サビ&腐食が進んで、穴が空(あ)いていたのが気になっていた時です。
機械設計をしていた者にとっては、近い将来朽ち果ててこの部分から崩れ落ちるであろうことは容易に想像できました。
この物件を持ち続けるにしろ、売却するにしろ、なにか処置しないといけないこともすぐにわかります。
ヘタをすると、二階に重い荷物なり家電製品を持って上がろうとした入居者や業者さんが大ケガをします。そうなると損害賠償という事態に発展します。
火災保険の施設賠償責任補償特約が適用されるかもしれませんが、それはともかくとして、まずはケガ人が出ないように早急に対処しておかないといけないと思いました。
ピッタリのモノを見つけた!
そこで、まずはお決まりの「ホームセンター行き」です。
なにか適当なモノがないか物色していると・・・、ありました!
土木現場で使うようなものはなじみが薄いのですが、これは使えると直感しました。
早速、適当な長さのものを購入して現場へ。
ターンバックルと同じように真ん中あたりに開いている穴にドライバーなどを突っ込んで回して高さを調節することができます。
問題の腐食した階段の下にあてがって上下方向に突っ張りました。高さが決まると、上下のロックナットを締めます。
思ったよりも、かなりしっかりと固定できます。
↑上側のL字部分の立ち上がり面と階段をネジ止め(2本)しています。
奥右側に腐食して空いた穴が見えます。
これで当面の問題は回避できました。
室内用ドアハンドル
洋室などの片開きドア用ドアハンドルも腐食していたりすれば更新します。
安いものでも3000円ほどしますが、これをケチると「空室期間が長引き」ます。
↑居室と廊下の間などのカギが不要なドア用です。
↑トイレなどカギが掛かってほしいドア用です。お値段も少し高めです。
リフォーム作業の中では難易度”中”といったところでしょうか。
しかし、バックセット寸法(ドア端からドアノブ中心までの距離:50か60mmが一般的)などを間違えずに買えばあとは古いものを取り外して、新しく買ってきたものを取り付けるだけで完成します。
ポイントとしてはスムーズに操作できるように取り付けること。
先日セルフリフォームした時は、ドア端面から差し込む部材の穴が少しだけ左右方向にズレていて動きが硬かったので、インパクト・ドライバーにドリルの刃を付けて若干、穴を拡げる作業が必要でした。
トイレ用はロックの施錠・解錠がスムーズにできるかの確認も必要です。
効果絶大!
ドア本体が少々、薄汚れていてもドアハンドルやドアノブを更新すると見違えるように「リフォームしました!」感が出ます。
どうしても新品の部材に目がいきますからね。
あとはドア下回りなどの「ささくれた部分」にボーダーシート等を貼って目隠しすれば上出来です。
逆に、壁や天井のクロス、クッションフロアにいくらお金をかけて新調しても、毎日手で触れるドアノブが汚ければその部屋の成約率は上がりません。
物干し竿のプレゼント
↑3mまで伸ばして使える物干し竿(ざお)。税込みで590円です。
「”家電三点セットサービスキャンペーン”まではする気は無いけど、なにか簡単な販売促進品を無料サービスしたい」というときに私はこれを押し入れやクローゼットにチラシとともに置いておきます。
よく空室対策で「歯ブラシセットや洗剤、キッチンペーパー、トイレットペーパーなどの日用品を置いておくとよい」というアドバイスを目にしますが、私は置いたことはありません。
それらの品々は各個人で要る、要らないが分かれやすいと思うからです。
それよりも、「衣類は必ずコインランドリーかクリーニング!」という人以外は必需品である「物干し竿」が喜ばれます。
実際、入居されてすぐにみなさん使ってくれていますしね。
ちなみに五つ目の物件の空室販促品としては、管理会社のアドバイスで室内干し用の、大きな「突っ張り棒」のような”部屋干し棒”なるものをサービス品として置いておきました。
どうせサービスするなら安い普通の物干し竿よりも、値段が少し高い(=入居者にとって初期費用がかかる)部屋干しグッズのほうが喜ばれるということです。
↑こちらは若干、お値段高めで2200円くらいしました。
終わり
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