先日、空室に実施した原状回復工事(私のセルフリフォーム分)について、賃貸管理と賃貸募集をお願いしている不動産業者の担当者(女性)に「募集賃料に見合うかどうか」をメールで尋ねていました。
自慢のボーダーシート
昨日の夜、メールで返事が来て「2000円ほど高いとは思うが、空室対策費をその分出してくれているのでこれで様子を見ましょう」との回答でした。
そして、その後に続けて気になる文章が。
「廊下から居室への扉の下の辺りのピンクのテープはオーナー様が貼って下さったものでしょうか?」
ささくれた部分を隠すのと、アクセント・ポイントの意味合いで私が”重用(じゅうよう)”している「ボーダーシート」のことです。
「ピンクのテープは私が貼りました!ささくれた部分を隠すのに、私がよく使う手です」と、少し自慢気(じまんげ)に返信しました。
気になる文面
今朝起きて、昨日のメールのやりとりが気になっていました。
なにか奥歯にモノが挟まったような文言(もんごん)。
管理会社の始業時間、10時になったところで担当者に電話しました。
ナカシマ「おはようございます、昨日はメールありがとうございました」
担当者「おはようございます。こちらこそ御回答をありがとうございました」
ナ「あの、もしかしてピンク色のテープがなにか良くないことでもあるんじゃないですか?」
担「・・・実は、我が社の経験であのあたりの物件は単身男性の入居希望者が多いのです。ですので、ピンク色でハートの模様ですと入居が決まるのが遅くなるような気がしたものですから・・・」
女性の担当者が遠慮がちにこう答えてくれました。
「成功体験」が「成功」の邪魔をする
私は、ネット記事かなにかで「女性目線で原状回復工事やリノベーションをしておくと男性も女性も入居してくれる可能性があるが、男性用に仕上げてしまうと女性入居者が敬遠してしまう」という記事を目にしたことがあります。
それを信じて今まで、どちらかと言うと女性っぽい仕上がりにしてきましたし、それで男女まんべんなく入居が決まってきました。
この成功体験を今回もそのまま踏襲しただけです。
しかし、エリアや築年数、管理会社が持っている経験値によってそのようなファクター(要素)も変わって当然でしょう。
オーナーには言いにくい
メールでは「助言があれば遠慮なく言ってくださいね」と毎回書いてはいますが、その女性担当者にしてみれば”オーナーの流儀をないがしろにしてはいけない”と、言い出しにくかったのだと思います。
そこからは、ボーダーシートの色や柄(がら)はどんなものがいいが、もしくはボーダーシート無しで今回はいくかを検討しました。
お互いにパソコン画面のネットショップのボーダーシートを見ながら電話で検討して、グリーンの植物柄が良いということになりました。
ホームセンターに寄ってその柄が無ければタッチペイントで凌(しの)ぐことにして、私が現地に行って対処することにしました。
タッチペイントでの対応に変更した
現地に行く途中にホームセンターに寄りましたがグリーンの植物柄はありませんでした。
その他にも両性に合いそうな色・柄のボーダーシートはありませんでした。
とりあえず現場に急行して、ピンク色のボーダーシートをゆっくり、丁寧に剥がしました。
そして、ささくれている部分にドア本体と近いアイボリーの「ヌーロ」を塗ってみました。
↑今回はなんとかこれでいけそうです。
まとめ
いくら自分が気に入ったモノだからと言って、いつ何時(なんどき)でも有効とは限りません。
いちばん現場と入居者・賃貸仲介業者に近く、なおかつ諸データを持っている管理会社の担当者の助言に耳を傾ける度量が、私にはまだ残っているということに安堵(あんど)した一日でした。
少し高めの家賃設定ですが、なんとか優良入居者で早めに決まって欲しいです。
終わり
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