東京から岡山へ首都が移転する!?

首都機能の移転

首都機能のリスク分散論議は昔からありますが、三年ほど前に盛り上がった際にも結局、「文化庁の一部を京都府、消費者庁の一部を徳島県」だけでしたね。

しかし、「ここ数年の関東圏の大小取り混ぜた地震の多さを見ただけでも、“真剣に考えないといけない問題”ではある」と思います。

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なぜ「岡山の吉備高原」なのか?

岡山県は以前より”災害の少ない県”で有名です。

昨年は、西日本豪雨の被災地として倉敷市の真備町がクローズアップされましたが、これは長年にわたる「水利行政のミス」も絡んだ”人災”でもあります。

詳細は、簡潔にまとめた次の記事を参照してください。

関連記事「倉敷市真備町の小田川決壊 10年以上前から研究者は警鐘

このように、県南で水害は発生しましたがその他の災害については日本でいちばん低リスクと言えます。

あと、地方空港としては比較的利用客が多い「岡山桃太郎空港」が近い、高速道路も近いなど、交通アクセスが便利な点も評価されているのかもしれません。

平成二十一年四月に「政令指定都市」になってから岡山市内の道路網も俄然、開発のピッチが上がり外、中、内の三つの「環状道路」も十年以内には開通するのではないかという勢いです。各バイパスも「二階建構造」を見越しています。

地盤が強固

岡山県には三大河川が県北から県南に向けて流れています。

東から、吉井川、旭川、高梁川。

これらの大河のおかげで毎年、夏場でも渇水に見舞われることなく県民は生活することができます。

そして、この三大河川の県中部の様子を見て頂けると判るのですが、ちょっとした”峡谷(きょうこく)”になっています。

何万年もかけて、河川の水が流域を削ってできたのが、両岸の山々です。

実際に川沿いの国道を走る機会があれば、少し注意して見て頂ければわかります。

両岸の山の頂(いただき)は平らで、いかにも川が長年削ってできた峡谷であることが容易に判るはずです。いわば”ミニ・グランドキャニオン”です。

いちばんわかりやすい場所は、吉井川の和気町から北の部分です。

さらに最近の研究で、吉備高原の一体は地下20kmまで一枚岩の岩盤であることや、数千万年前から川の流路が変わっていないことがわかったそうです。

詳しくは次の記事を参照してください。

関連記事:「“第3新東京市”は岡山・吉備高原」のまじめな理由

台風と地震の被害が少ない

まず、日本での大きな災害と言えば「台風」ですよね。

暴風雨による家屋のダメージ、河川の氾濫、物損事故など。

この点、北は中国山地、南は四国山脈が壁になってくれて、岡山県はほとんど台風による被害を受けることがありません。

暴風雨で屋根瓦が飛ぶこともないですし、店舗の看板が飛んでくることもありません。

あと、地震も少ないですね。

「少ない」というよりも「皆無(かいむ)」と言ったほうがよいかもしれません。

近県での地震の影響で、ごくたまに震度1が来るくらいです。

あまりにも少ないので、震度1でも皆ビックリするくらいです。

関東の方々が聞いたら憤慨されるかもしれませんが、本当に地震が少ないのです。活断層も津山のほうに少し走っているくらいですからね。

食べ物が美味しい

岡山県に居住するメリットとしては、「食べ物が新鮮で美味しい」が挙げられると思います。

白桃やピオーネをはじめとする果物はもちろんのこと、野菜全般、瀬戸内で獲れる鮮魚全般、米、水、千屋牛(ちやぎゅう)をはじめとする和牛など、新鮮な食材には事欠きません。

また、”ばら寿司”を筆頭に地元の食文化も大切にしていますが、関西、広島、九州、香川など近県の食文化も大胆に取り入れる土地柄ですから、多種多様な「食」を楽しむことができます。

まとめ

前出の記事によりますと、東日本大震災後に吉備高原に138世帯が移住されたそうです。

それだけ、地盤の強固さをはじめとする、「居住安全性」が認知されてきているということではないでしょうか。

私自身、高専と社会人になってからの12年は岡山を離れましたが、それ以外の40年ほどの岡山での生活では、大きな災害に出くわしていません。

この、岡山首都移転に関するフォーラムが8月10日13時30分より、「きびプラザ(岡山県加賀郡吉備中央町吉川4860-6)」にて開催されます。

興味のある方は参加されてみてはいかがでしょうか?メールでの参加申し込みも可能ですが、電話がいちばん早いようです。

0867-34-1116(定住促進課)

私も申し込みました。みんなで日本の未来を考察しましょう!

2019.8.3.以下を追記

スミマセン、行く気満々だったこのフォーラムですが、急用が入りまして行けなくなってしまいました。同様のフォーラムが後日開催されれば、その時はぜひ参加したいと思います。

終わり

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