管理会社から着信アリ
一昨日(おととい)の午後、Bマンションの管理を委託している管理会社の担当者から着信がありました。
当ブログでよく登場するAマンションと最近、購入した木造アパートを同じ管理会社に管理委託していて、今回はBマンションを管理委託している会社からの電話でした。
担当者「ナカシマさん、4月になったのでBマンションの共益費を千円上げましょうか?」
ナカシマ「えっ!いいんですか?!」
担当者「3月いっぱいは従来通りの金額でいかせてくださいと、こちらからお願いしていましたが4月になったので」
ナカシマ「そんなこと言っていましたっけ」
そう言えば、Aマンションで千円アップできたからこっちも上げたい要望を進言したような気がします(苦笑)現在、所有物件が3棟で管理委託している業者が2社なのに、この体(てい)たらくです。
管理会社のジレンマ
管理会社の報酬は、月の家賃収入の〇パーセント(相場は5パーセント)と消費税等ですから少しでも家賃収入(共益費含む)が多いほうが儲かりますし、大家さんからも感謝されます。しかし、家賃や共益費を高く設定しすぎて反響が少なくなるのも困りものです。近隣の相場と照らし合わせながら慎重に値段設定しているはずです。
あとは、管理会社の担当者と大家の関係。必要以上に仲良くなることはなくて良いですが、できればウマが合う担当者のほうが、何かと機転を利かしてくれる可能性が高いです。
Bマンションを管理してくれている担当者とはお互いウマが合っている(ハズ!)ので、大家(私)の気持ちを察して行動・言動してくれます。
なぜ「家賃」ではなく「共益費」なのか?
東京などの大都会ならともかく岡山のような地方都市では、いくら都心部と言えども家賃を上げるのは至難の業(わざ)です。ただでさえ引越し費用や前家賃、保証会社、火災保険等初期費用のオンパレードなのに敷金・礼金の計算ベースになる「家賃」が高くなることは、入居希望者離れに直結します。なので、それらに影響の無い「共益費」をいじってお茶を濁すわけです。
とは言え、物件の維持管理のための諸経費や借り入れ金の返済利息が上がっているのも事実なので、あながち間違った対応でもありません。
二千円アップしても良いのか?!
現状、Bマンションの共益費は5千円です。それを6千円で入居募集しようということです。では、もう少し欲張って7千円にできるか、管理会社の担当者に一応、確認したところそれはムリとのこと。理由は下記です。
・物件を探している方々も相場を把握していて、あまり相場からかけ離れると検索候補に挙がらないし、たとえ挙がったとしても値下げ交渉が入(はい)る。
・ゴールデンウイークを過ぎると物件への問い合わせが減る(閑散期になる)ので、それまでになんとか満室に持っていきたい。
簡単に言えば“あまり調子に乗らないほうが得策”ということです。
その担当者は賃貸業務の経験も長いので、ここは彼のアドバイスに素直に従うことにしました。
ちなみに、Aマンションの共益費は6千円を7千円にして募集しています。3年以上入居している入居者は5千円の方もいらっしゃいます。
「持ちつ持たれつ」の関係性
このように私が失念することもありますし、管理会社のほうがポカをすることもあります。
戸建てや区分マンションの賃貸なら自主管理されている大家さんも多いでしょうけど、一棟もののアパートやマンションはウマの合う管理会社とミスを補(おぎな)い合いながら運営するのが得策かと思います。
まとめ
私のブログ記事でよく登場するフレーズ「管理会社と大家は二人三脚で賃貸業を運営している」を体現した出来事でした。
終わり
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