また壊れた!
三つ目に購入した物件には駐車場は無いですが、自転車やバイクを置く「駐輪場」があります。(冒頭画像を参照してください。)
木の柱とトタン屋根で出来た簡素な造りですが、結構広くて重宝しています。
本物件は、1K×12戸の主に学生向けのアパートであること、社会人でも車ではなく自転車やバイクの所持者が入居することから、12戸すべて満室の今なら夜は一杯です。入居者の友人が遊びに来たりすると駐輪場からはみ出すほどです。
そして、この駐輪場には手動スイッチON―OFF式の照明(購入当初は60W白熱電球だった)が備わっています。
が、これが、今までに何度か壊れていたことがあります。
私が推察するに、バイク利用者のヘルメットが無意識のうちに当たってしまうのではないかと思っています。天井が結構低めなので、成人男性ならヘルメットが当たるような高さになってしまっています。
電気代、家賃からの考察
ちょうど二年前、この物件を購入してすぐに白熱電球から電球型LED照明に交換しました。
ナカシマ御用達の昼白色、40W相当の明るさ、アイリス社二個入りのヤツです。
電球型LED照明は、白熱電球に比べて消費電力が少ないのが最大の利点ですが、このように破損しやすい場所で万一、割れたとしても外装が樹脂なので白熱電球のように粉々に割れて飛び散ることがありません。
つまり、”入居者がケガする危険性が少ない”のも利点です。
ですが、さすがに二回、三回と壊れてその度に新品に付け替えるのもどうかと、気にはなっていました。「少々のことでは壊れないような鉄製のガードを新設すべきか」」とか。
この事案は大家(=賃貸事業経営者)の立場から、金銭的な面で考えると下記のようなファクターがあります。
・電球自体の値段は500円ほど。
・LED電球なので消費電力は少ないが、明暗センサーのない手動スイッチでのON-OFF式なので、昼夜問わず点灯しっぱなしになることもある。
・この物件の家賃は19000円、共益費2000円、水道代2000円(メーターが大元に一個のみなので固定費)、合計23000円です。近隣相場、物件内外の質から見ても、安いです。
・重量鉄骨造の築36年。
無くても問題ない?!
上記のことから、もし周辺の灯(あか)り(階段や廊下他の共用部電灯、近隣施設の灯り、街灯など)で明るいのならば「いっそ駐輪場の照明は”ナシ”でも良いのでは?」との考えに至りました。
実は先日の定期清掃時、この電球が破損しているのを発見した直後に、入居者の女子大生が自転車で帰宅してきました。
女子大生「こんにちは」
ナカシマ「こんにちは、やっと涼しくなってきたね」
女子大生「はい。でも昼間はまだちょっと暑いです」
ナカシマ「そうだね。昼間はまだ暑いね」
時候の挨拶などを交わしたあとに聞いてみました。
ナカシマ「○○さん、この自転車置き場の照明、何回も破損してるんだけど、要(い)りますかねえ」
女子大生「いいえ、無くても大丈夫だと思います。いつもありがとうございます。」
最後の”ありがとうございます”は、”このアパートのことをいつも気にかけてくれてありがとう”という意味でしょう。毎月二回、私が定期清掃していることや、給水・排水トラブルがあった時も迅速に対応していることを彼女は見てきており、私のことを評価してくれているのでしょう。
ナカシマ「うしろの階段灯だけで十分明るい?」
女子大生「はい」
とのことでした。
夜、確認に行った
本物件は私の自宅から車で40分くらいのところにあります。
定期清掃や巡回は昼間に行いますから、暗い夜の状態は緊急事態でもない限り、見ることはありません。
女子大生は、ああ言ってくれたけど、やはり自分の目で確かめたかったので暗くなる頃を見計らって車で物件まで行きました。
↑暗くてわかりにくいですが、自転車置き場を照らすような位置にちょうど階段灯があります。明暗センサー付きで、暗くなると点灯して、朝、明るくなると自動的に消灯します。
30型のリング状蛍光灯です。二年前に私が購入した時に、新品の蛍光管に交換しています。
現場を見る限り、この照明だけでなんとかなりそうです。
まとめ
今回は「費用対効果を考える」事例として、自転車置き場の照明についての記事でした。
同一人物が破損させたのか、別の人物が破損させたのかはわかりませんが、壊すたびに「邪魔っ気(け)だなあ」と感じていたかもしれません。
逆にもし、入居者から”駐輪場に照明を付けてほしい”とクレームが来たらその時は明暗センサー含めて壊されないような位置に取り付けることも検討しようと思います。
幸いこのアパートは分別(ふんべつ)のある入居者ばかりなので、そのクレームは来ないと踏んでいますが。
終わり
コメントを残す