付き合いたいと思える人とは?
当たり前のことですが、人それぞれ個性があります。性格も容姿も。
ましてや、高度経済成長期が遥か昔のことになってしまった日本社会では、老若男女問わず個性が強くなりすぎて自分本位で身勝手な人も多くなりました。
そんな世の中で、法人を立ち上げて不動産賃貸経営を四年ほど営んできた私は、管理会社や売買仲介業者などの不動産会社をはじめ、士業(さむらいぎょう)、工務店、金融機関など様々な業種の人たちと関わりながら何とかやってきています。
私自身も歳(とし)と共に、それなりに丸くなってきたとは言え、結構個性的な性格の持ち主ですから、合わない人もいます。
事業を通じて、いろんな出会いがある中で”この人とは今後も付き合っていきたい”と思える人は当然、自分と”ウマが合う人”なわけですが、似たようなタイプの人でも”好感を持てる人”と”どうしても合わない”という人に分かれることに気付きました。
順応性は有ると自負しています
私は、サラリーマン(=勤め人)生活を30年ほど経験していますので、かなりのタイプの人に話を合わせることができると自負しております。ところが仕事でもプライベートでも、付き合っていく中で自尊心を傷つけられる場面があると感情的になったり、距離を置いたりする性格を持ち合わせているようです。
勤め人ですと、協調性が何よりも大事ですから我慢して付き合わなければなりませんが、自分が設立した法人で事業経営し始めたら、付き合う相手はある程度は選べるようになります。
中堅ビジネスマンの悲哀
30代後半から40代前半の男女は世の中の機微とか、幾多のビジネスシーンをかいくぐってきた経験から自分の振る舞いにある程度、自信を持っています。
それはそれで結構なことなのですが、時として本人にとって足かせになることがあります。
例えばインテリジェント(理解力のある、知性のある、聡明な、ものわかりのよい、利口な、気のきいた、などの意)で、スマート(こざっぱりして、しゃれているさま。粋(いき)。また、体つきがすらりとしているさま。態度が洗練されているさま)な人にも2タイプあります。
一つは”鼻につかない”人。
学歴や性別は関係なく、知的なのだけどそれを誇示することもなく、かと言って変にへりくだるわけでもない。ナチュラルな理性、知性、教養をその立ち居振る舞いから醸し出しています。
女性だと”エレガント(優雅な、上品な)”という表現になるのでしょうか。(冒頭のイラストを参照願います)
この手の方(かた)は現在の、私のビジネスパートナーの中では三名を思い浮かべることができます。
一人は、過去に所有物件の管理でお世話になった男性スタッフで、管理委託契約が切れた後も何かにつけて相談に乗って頂いています。
二人目は、司法書士事務所の男性スタッフです。
仕事はいたって迅速かつ正確ですし、まだ若いのに値引き額決定などの裁量もある程度、任されている様子です。
物腰は柔らかく、気持ちよい取引ができますし、代金も安いので何か制約がない限り、物件売買ではこの司法書士事務所を使うことにしています。法人組織なので、預かり源泉所得税が無いのも面倒くさくなくて良い点です。
三人目は、懇意にしている個人事業主の水道業者さんです。いつも明るく、仕事は早くて正確。私とウマが合うようで、少々の無理も聞いてくれます。とても有難い存在です。
もう一つは、”鼻につく人”
必要以上にプライドが高いのか、相手が年上だろうが立場が上だろうがお構いなしに自分の知性と教養をひけらかして、何かにつけて”上から目線”の人。
言葉使いは敬語や丁寧語を使うのですが、言葉の端々がヤケに引っ掛かるので、気持ちよく商談や打ち合わせができません。ましてや、プライベートでも仕事でも食事を共にしたいとは、とても思えません。この手の方(かた)は、地頭(じあたま)は良いのでしょうから、もったいないなと思います。
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まとめ
私も、サラリーマン時代には感情的になることも多々あり結構、損してきました。
でも、その性格も含めての”ナカシマ”ですからね。そして、世の中の酸(す)いも甘いも数多く経験してからの不動産賃貸経営開始でしたから、良かったです。
若くして不動産賃貸経営に足を踏み入れていたら、ロクなことになっていなかったでしょう。
自分より年上のオーナーや地主さんを相手にする管理会社の中堅スタッフは、感情を抑えたり、気を使ったり大変だと思いますが、それらのさばき方によって”世渡り上手になるかどうか”の分かれ目になると思います。
若い時に感情を抑える訓練を自分自身に課すことで、生まれつき物腰の柔らかい人には敵わないとしても、ある程度は成長し将来の役に立ちます。
終わり
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