大家業の「楽しみ」とは?

まず、事業そのものが「楽しい」

“大家業(不動産賃貸業)は「不労所得」”と言われるように、借り手さえ付けば毎月、家賃・共益費、駐車料金等が入金されます。そこから共用部電気代等の諸経費や、借り入れがある場合は元金+利息を差し引いて“手残り”があればそれが純粋な利益になります。

その“手残り”を貯めていって、また収益物件を買うための頭金にする(再投資)、そしてこれを繰り返して規模を大きくしていく。順調にいけば数千万円、数億円の資産(現預金、土地、建物)を築くことができるわけです。最初は知らないことが多くて苦労しますが、2~3年やって慣れてくると楽しくなってきます。

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「ぜいたく」が好きな人は向いていない

運営が軌道に乗ってくると、現金が手元に増えるので人によっては散財する可能性があります。法人で運営している場合はプライベートのお金と事業用のお金は、財布を分けて管理しているはずなのでまだ、その危険性は少ないと思われます。レシートや領収書から帳簿に転記して保管したり、税理士事務所と顧問契約を締結して決算書を作ってもらったりしないといけませんからね。

また、潤沢なキャッシュフロー(手残り金)が得られていないのに役員報酬を多めに取ったりするのも要注意です。最初の数年、もしくは十数年は低く抑える、場合によっては全く報酬を取らないこともあり得ます。そういう我慢ができない、あるいは苦痛に感じる人は不動産賃貸業に向いていないと言えます。

地理が好きな人は向いている

経済的な面以外の“楽しみ”としては「運営しているエリアの地理や歴史に詳しくなる」が挙げられます。特に地理は、気になる物件の初期調査(物件自体、周辺環境、最寄りの駅、学区や買い物施設等)でその土地に関してひととおり知ることになります。現場に立つことで、季節ごとの音や匂いなども感じることができます。成約して自分の所有物件になると、なおさら土地に愛着が湧きます。地図を見たり、バイクツーリングやドライブが好きだったり、鉄道が趣味だったりする人にとっては「趣味と実益を兼ねた事業である」と言えます。

人が好き!

ワンルームのアパートやマンションは、学生の入居者も多いです。新しい大学生活に不安と希望を抱えた若い男女を見ると、こちらも若返ったような錯覚にとらわれます。

近年の大家業では民法の複雑化や自主管理ではなく管理会社を使っての運営にシフトしている関係で、店子(たなこ=入居者)と大家(おおや=物件所有者、オーナー)が直接、話をしたり交流したりすることは少なくなってきています。それでも、たまに物件に行く用事があると挨拶をかわすくらいはするので、人と接するのが好きな人はそういうことも“楽しみ”に含まれると思います。少し邪(よこしま)な考えですが、昨今の若者は男でも女でもアイドル顔負けのイケメンや美人さんが多いですしね!「眼福~!」ってなる時も、正直あります(笑)

まとめ

金利上昇や物価の上昇、また融資を受けるためのハードルが上がったり退去連絡が続いたりと、つらいこともある大家業ですが楽しいこともあるよ!というお話でした。

終わり

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