自宅の稼働率が悪い
このブログを読んで下さっている方は「共働き」世帯のご夫婦も多いと思います。
子育ても一段落して、将来の収入不安を解消するために「投資」を始めたいと思っている自宅マンションあるいは自宅一戸建てを所有している共働き世帯。(”住宅ローンを繰上げ返済したりしてもうすぐ完済”というシチュエーションならなお良いですね)
今回はこういう属性の方に向けた記事を書いてみたいと思います。
もちろん独身の方でも”へえ、こういう考え方もあるのか”と参考にしていただければと思います。
自宅に住んでいるのは”空気”
まず、お子様が小学生以上であれば家族全員が出勤や登校した後というのは当然のことですが自宅は”留守”になります。
言い方を変えれば“空気と家財道具だけが住んでいる”ということになります。
30年以上の住宅ローンを払い続けているうちの、じつに三分の一は自宅が稼働していません。
そしてもう三分の一は家族みんな寝ています。
残りの三分の一でご飯を食べ、テレビを見てお風呂に入ります。
これは誠にもったいない”自宅の使い方”だと思いませんか?
私もサラリーマン時代は上記のような状態だったわけですが、個人事業主になった時や不動産賃貸事業をしている現在は自宅の使い方がまったく違っています。
「自宅が仕事場」のメリット
私は法人で不動産投資することを推奨していますが、その理由の一つとして自宅を法人の”本社”として登記することのメリットが挙げられます。(合同会社であれば10万円以下で可能です)
パートナーのうち勤め人としての属性が高い(=給料が高い)ほうの方はそのまま勤め人を継続して、もう片方が”法人の社長”(合同会社なら”代表社員”、株式会社なら”代表取締役”)になります。
そうすれば”法人の社長”は下記のような恩恵にあずかることができます。
1光熱水費は自宅使用分と法人使用分で按分(あんぶん)して経費にできる。
2通勤時間がゼロ秒。
3インターネット環境、プリンター、パソコン等に関わる費用はすべて法人の経費(ほとんど仕事で使用する場合)。
4宅配便や郵便局員が来訪して、印鑑等が必要な時でも対応可能である。
5出かける用事がなければ自宅で昼食やおやつを摂れる。
6必要以上に外界の人々と接しないのでヘンな気苦労や付き合いが不要。
7家庭菜園に興味のある方は、実施可能。
8子供が急な病気の時も対応可能。
9役所や金融機関など平日昼間の空いている時、手数料不要の時に行ける。
10ネット販売やアフィリエイト等を自宅で行える。しかも法人名義で。
11夕食の用意や掃除、洗濯などの家事をやっておけば勤め人のパートナーが帰宅した時にものすごく有り難がってくれる。(=家庭円満)
我が家はざっとこんな感じです。
金融機関は「世帯合算」で見る
ひとつ申し上げておきたいのは、よく不動産投資家が語ることに”年収何万円の高属性が必要”とか”勤め人を辞めずに副業として始めること”などがありますが、金融機関は個人の収入ではなく”世帯年収”を融資の判断材料とします。
ですのでパートナーどちらか片方が気を吐いてがんばるのではなく、パートナーや家族が知恵を出し合い協力しあって進めていくほうが、無理もなく順調に不動産賃貸事業が育っていくということです。
我が家の場合は妻が高属性の勤め人で、私がプライベートカンパニーと家計の金銭管理、家事の一部をつかさどっております。
そしてプライベートカンパニーから8万円だけ私は役員報酬をもらっています。(8万円というのは所得税を納めなくてよい報酬額です。)
私の健康保険と年金は妻の扶養にしてもらって対応しています。
妻もはじめのうちは、勤めに出ない私を不満に感じていたようですが不動産投資(不動産賃貸事業)が軌道に乗ってきて家事もこなしている姿を見て何も言わなくなりました。
参考図書の御紹介
今回の記事に関する書籍として坂下仁(さかしたじん)さんの本を二冊紹介して終わります。
「いますぐ妻を社長にしなさい」
「とにかく妻を社長にしなさい」
※我が家の場合は”妻”を”夫”に読み替えています。
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