売却してみる
キャピタルゲインとは、不動産投資用語では「物件を売却することによって得る利益」のことです。融資を受けている投資家ならば返済金残額を金融機関に返済し、抵当権抹消等の諸経費を引いた後の「手残り金」を指します。
私は2016年5月から収益物件を買い進めてきました。
現在5物件、計42戸の賃貸住宅オーナーです。
稼働率も90%以上をキープできており、私としては今のところ、ほぼ満足できる事業内容です。
売って初めて「利益確定」
しかし、よく書籍やネット上の投資家ブログで言われているように「出口戦略」が完遂されて初めて「この投資は成功だった」と言えます。
そして、その売却によって得た利益を種銭(たねせん)にしてもっと大きな利益を得られるモノに再投資する・・・、これが「真の投資の姿」なのでしょう。
この2年半の間に買うことができた物件たちには、それぞれ思い出があることは当ブログの初めの頃の記事に書いている通りでして、どの物件も我が子のように愛(いと)しいです。
ですので「売る」という行為をはたらく気に、なかなかなれない自分がいます。
「売れる時」に「売る」
実際、20~30戸前のマンションなどが「小物」に見えてしまうメガ大家さんクラスになると「売却して利益確定!」などと考える必要もないのでしょうね。
最近、本を刊行された姫路の大家さん大川護郎氏も売る気は全然なく、「増やし続けるタイプ」と御自身のことをおっしゃっています。
私も近い将来、そんなふうに言えるように規模を拡大していきたいですが、そのための前段階として現時点では「売却→利益確定→再投資」という流れも経験しておいたほうが良いと思い至りました。
また昨今の融資の締まり具合を見ていますと、私が所有している築36年の木造や鉄骨造のアパートは早晩、値下げ競争に巻き込まれてかなり売値をたたかれそうに感じております。
いくらか自己資金を用意できるとか満額、現金買いできるとかの「買える人」自体が明らかに1~2年前より減っているはずですから、もし売ってもいいと思える物件を所有しているのであれば今、売るべきと思っております。
まずは手始めに大規模修繕したり、入居者付けキャンペーンを打ったりして満室経営できるような属性にまで”もっていった”物件を売却してみようと思います。
今まで収益物件の「購入」でお世話になってきた不動産会社さん数社に一般媒介契約で「売却」活動をお願いすることになります。
まとめ
買主様が現れて晴れて売買契約を結べたら、もう少し詳しくどの物件かとか状況説明を披露したいと思います。
もし売れなければそのまま所有してインカムゲイン(家賃収入)を得ていればよいので、指し値は基本的に受け付けないつもりです。
少しでも高く売って、それで得た利益で「出口戦略」をしっかりと見込める優良物件を購入したいです。
終わり
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