今年初頭の「山口さんを襲った男性二人組による襲撃事件」の対処のしかたを巡り、NGTの運営会社「AKS」への批判など世論もにぎやかです。
この記事では山口さん自身の現在と今後について考察してみたいと思います。
組織に居られる人、そうでない人
昨年末から今年にかけて山口さんの事件に関する記事をいくつか拝見しますと、山口真帆さんはかなり正義感が強い、いわゆる”学級委員長”のような人と見受けられます。
「不正を見過ごすわけにはいかない」、「間違ったことを放っておくわけにはいかない」という”正義感”がその言動の端々(はしばし)に滲(にじ)んでいます。
自分自身も、「このままこの襲撃事件の真相が闇に葬られたら二回目が起こった時には普通じゃ済まない、万一のこと(≒殺害される)が起きないとも限らない」と感じているでしょう。
そして、本人のコメントにもあるように「自分がこのような運営会社の隠ぺい体質を改善しておかなければ、仲間や後輩たちが自分の二の舞になってしまう」と考えて、勇気ある言動をメディアやSNSを通じて発信してきました。
勇気を振り絞って発信しているであろうことは、昨年末から話題になっている本人の「激やせぶり」からも明らかです。
ところが”日本の企業”は総じてこのような「正義感を前面に押し出して主張してくる輩(やから)」は煙たい存在です。いくら能力や商品価値が高くても、そんなそぶりを見せ始めた瞬間から「お荷物人間」に変わります。
そしてそのような本人の態度がエスカレートしてきて、改善(=組織に従順な人間に戻ること)が見られなければ、なんとかして組織から「排除」しようとします。それもできるだけ早く。
こうして組織に従順な人間だけが残り、組織の秩序が保たれて長きにわたり”隠ぺい体質”をはじめとする「日本の組織文化」なるものが連綿と継承されてきたのです。
山口真帆さんは自立系
山口さんはこの半年の自身と運営会社、メンバーとの関係から「ここに居るのはもうムリ」と判断されたのでしょう。
まんまと運営会社の意図する結末を迎える形になりましたが、見方を変えれば23才という若い時期に「自分自身の”性質”をハッキリと知ることができた」ことになります。
“性質”とはすなわち、”自立系”の人間であるということです。
「組織に従順に付き従うタイプではない」ということです。
このようなタイプの人は、男性でも女性でも起業すべきです。
幸い、山口さんはNGTでエースと呼ばれるほどの美貌(びぼう)の持ち主ですからこれを武器にしていろんなビジネスに挑戦できるはずです。
本、写真集を出して印税を得る、ブログ・サイトを立ち上げて広告料を得る、自身をブランディングしてマネジメント会社に売り込むなど。
一例を挙げるとダルビッシュ有投手の元奥様、「紗栄子(さえこ)」氏のような感じの生き方です。
芸能系以外で好きなこと、やりたいことがあればその方面でもいいですしね。
「好きこそものの上手(じょうず)なれ」です。
基本は自分一人社長ですが、人を使う才能があれば、社員を雇うのもアリです。
自分自身は「組織に所属して雇われる」ことには向いていませんが、”自分が人を雇う”のはOKなのです。
今回の卒業発表でも仲の良かった後輩二人も、山口さんの後を追うように卒業するようですので、”姉御(あねご)肌”でリーダーシップの持ち主なのかもしれません。
自身一人でビジネスを始めて、「自分は人を使える」と思えば規模を拡大していけばいいですし、一人だけのほうが向いていると思えば個人プレイでいけば良いだけのことです。
まだまだ若いので、いくらでも失敗できます。
今回の「NGTを卒業する」こともある意味”失敗”かもしれませんが、この件から得た人生経験を今後に活かせば良いだけです。
日本社会では「正義感」はジャマ
昨日、山口真帆さんが舞台上で読んだ手紙の中で気になる文言があります。
正しいことをしている人が報われない世の中でも、正しいことをしている人が損をしてしまう世の中では、あってはいけないと私は思います。
ヤフー!ニュースから引用
正論(せいろん)に見えますが、こと日本社会においては不適合なコメントです。
日本社会は、すでに昔から「正しいことをしている人が損をしてしまう世の中」です。
まじめに法を遵守(じゅんしゅ)していたら損をする場面は、枚挙にいとまがありません。
山口さんも今後、自立して起業されればいくらでも不条理な場面に出くわすでしょう。
そんなとき、この半年の理不尽な運営会社や”悪い”メンバーの振る舞いに遭遇した経験が生きるのです。
少々のことには動じずに強く、しぶとく生きていく原動力になります。
まとめ
かなり勇気が要(い)ったでしょうが、SNSを使って運営会社を糾弾(きゅうだん)した胆力(たんりょく)は”起業家”として必要かつ、重要な能力です。
理不尽な”ドブ”のような日本社会ですが生きていれば良いこともあります。
”いじめ”と同じで、いたたまれなくなったらその場から離れるのがベストな選択です。「バカども」を相手にしないようにしましょう。
今まで特にファンというわけではなかったのですが、山口真帆さんの今後の活躍を見守りたいと思います。
終わり
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