ウッドデッキは要注意!

「まあ!ステキじゃな~い」

冒頭の画像を見てこう思われた方、ヤバイです。

400万円を失うことになります。

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最初の5年ほどは楽しかった

この自宅は土地から買って注文住宅として平成8年に建てたのですが、外構工事(花壇や車庫などの、いわゆる外周りの工事)は二年ほど遅れて実施しました。

自分の家と土地を持つことが夢だった私はご多分に漏れず、「ウッドデッキでバーベキュー!」も夢でした。

田舎ですから車庫も二台分欲しいということで、比較的近所の工務店(←今は倒産して無い)でプランを提案してもらい若干の修正を加えて完成したのがこれです。

車庫兼ウッドデッキ、玄関までのレンガ・アプローチ、花壇とラティス、裏に既製品の物置と自転車置き場、猫のひたいほどの家庭菜園スペース、裏ジャバラ門扉。設計費、工事費すべて込みで300万円でした。

このうち、車庫兼ウッドデッキ部分はおよそ半分の150万円です。

柱に太い木製の電信柱(今はもう田舎でも見かけませんね)を使用しているのが特徴です。防虫剤がしっかり染み込んでおり、”この柱だけは”耐久性抜群です。

当時はまだ結婚していなかったのでウッドデッキ部分の稼働率はほぼ0%でしたね。夏の天気の良い日に日光浴をするくらいです。

結婚してからは子供つながりの地元の友人もできましたから、バーベキューもしました。

でも稼働率は意外に低くて、年に片手くらいしかバーベキューはやってなかったです。あとは家族でピクニック気分を味わったり、日光浴をしたり。

二階部分で見晴らしも良いですから、それなりには楽しめました。

3年目あたりから怪しくなる

今ではウッドデッキの材料も多種多様だと思います。

実際の木材ではなく樹脂を固めたようなものもあり、値段は張りますがメンテナンス費用が木材に比べてかからないとか。

しかし、その材料でも完ぺきではないでしょう。自宅でも収益物件でも屋根と外壁は10年に一度のペースで防水塗装を実施しなければ劣化スピードが早まりますからね。

できれば安いシリコン塗料でよいので下塗り(シーラー)、中塗り、上塗りの三度塗りをオススメします。

さて私の自宅のウッドデッキですが完成してから三年目あたりから早速、劣化してきました。

太陽光熱、紫外線、風雨などの環境の劣化促進パワーはすさまじいものがあります。これは目(ま)の当たりにした当事者でないと実感がわかないと思います。先ほど撮影した画像を参考までに以下に掲載します。

前回修理した2011年12月からおよそ7年の放置した状態がこれです。

実は完成してから2年目にウッドデッキと車庫の天井部分間の排水経路に大工工事のときに残っていたらしい材木の切れ端が詰まって、それに気づくまで雨水が3日ほど溜まってしまったのです。

そのせいで車庫の天井裏の防水シートも傷んで破れ、湿気もたまり車庫の天井部分もウッドデッキ床の裏も腐っていきました。

2011年の修理でも予算の関係で防水シートはやり換えしませんでした。

ウッドデッキ表面や手摺部分の大工工事を塗装とともに業者にやってもらったのですが、年数が経つにつれて加速度的に”持ち”が悪くなっていると感じています。

今までかかった費用

ここで今までにかかった費用を披露します。

・初期製作費用: 150万円(1998年)

・一回目修理と塗装:90万円(2000年)

・二回目塗装工事: 60万円(2006年)

・三回目修理と塗装:50万円(2011年)

合計金額     350万円

これ以外に私自身で塗装などのセルフリフォームも2~3回、実施していますのでおよそ400万円近くを要したことになります。

今後どうするか

すでに朽ち果てる寸前のこのウッドデッキ。

二年ほど前からどう対処するべきか工事業者に相談したり見積もりを取ったりしているのですが、下記いずれの案でも70~100万円は必要です。

・既存のウッドデッキを撤去処分して既製品のアーチ形カーポート新設

・ウッドデッキ部分を修理して直射日光がもろに当たる上面にFRPをコーティングする

・太い電信柱は残して折板(せっぱん)屋根を張る(←この案は比較的安くあがるが”格好悪すぎる”と妻、娘たちから猛反対を受けたので却下)

対処方法が決まらないまま年月が過ぎている状態です。

ウッドデッキ床部分もかなり朽ち果ててきており人が入ると抜け落ちて足を取られ、怪我をする恐れがあります。最悪、下まで転落します。

まとめ

我が家は車庫兼ウッドデッキということですが、一階部分のウッドデッキでも朽ち果てることに変わりありません。

自宅のウッドデッキは稼働率も悪く、最初の数年はそれなりには楽しいですがその後に金銭面で地獄の苦しみが待っていることをこの記事で知ってもらえたらと思い書きました。

「ウッドデッキでバーベキュー」は年に数回、旅行も兼ねてバンガローなどを借りて実施されたら良いと思います。

最後に本件について良い打開策があればコメント欄や問い合わせ欄で御指摘いただければ幸いです。

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2件のコメント

はじめまして
しばらく時間の経った記事のようですが・・・

柱を残す+折板屋根 ですが、ちょっと値は張りますがポリカ製のクリアなものを使うと使い方によっては見栄えがすると思います

木部の塗装はオスモなんかのオイル系のほうが見栄えはいいかもしれませんし、劣化したときもめくれることがないのでマシかもしれません

はじめまして、大家ナカシマです。コメントを頂きましてありがとうございます。
実は6月に、ウッドデッキは解体しまして、カーポートに更新しました。
(関連記事「カーポート完成!」を参照願います。)
結局、これが劣化も少なく、掛かる費用も少ない最善策ということに落ち着いて実行しました。
コメントにあった「オスモ」を知らなかったので、今しがたネットで少し調べてみたら、浸透してよさそうですね。
ウッドデッキのメンテナンス塗装の時に知っていたら、その後の展開もまた違っていたかもしれませんね。
mmm様のアドバイスは、今後の大家業や自宅改修の参考にさせて頂きます。
今後も「大家ナカシマ日記帳」を、どうぞよろしくお願いいたします。

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