ジェンダーフリー・ジェンダーレス・LGBTの入居者はアリか?

問題になりそうな入居者とは?

当ブログは、私が住居(レジとかレジデンスとも言います)しか運営経験がないので、「住居物件」を対象にして記事を書いています。

そして、住居物件の中でも入居者の種類にいくつかあり「問題」として取り上げられる主なものを下記に挙げます。

・ペット不可物件に、ペット同伴(犬、猫、その他)

・高齢者(60代後半~)の独居

・生活保護受給者

・単身者向け物件(1R、1K)に複数人数が入居

・物件を「ゴミ屋敷」にする入居者

私の三年余りの運営経験では短期間だけ経験した属性のものもありますが、ペット同伴者と生活保護受給者はいまだに経験がありません。

ペット同伴については、一棟丸ごと「ペット可」にしないと運営は難しい(他のペットを飼っていない入居者が退去していく)ので、私はこの先もやらないと思います。

他の大家さんのブログなどを拝見しても、とにかく大変そうなので。

(特に原状回復工事にとてつもなく費用が掛かるようですね!)

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ジェンダー系の入居者はどう?

上で挙げた「問題として取り上げられる・・・」の”問題”とは、収益物件オーナーとしての主なリスク(滞納、孤独死・自殺等の事故、近隣住民や他の入居者に迷惑をかける、ひいては空室誘発につながる)の原因になりそうな事柄・属性を指します。

そして最近、私がふと疑問に感じた「入居者属性」があります。

近年、メディアでも頻繁に取り上げられる「ジェンダー」とか「LGBT」の悩みを抱える人はどうでしょうか?入居の対象になり得るのでしょうか?

不動産投資家のブログやコラムは山ほどあるのに、住人の中に数パーセントは居るはずの「ジェンダー・マイノリティ」に関する記事を見たことがありません。なぜでしょうか?

言い得て妙な意見

例によって、先輩大家さんに聞いてみました。

「あくまでも私見だが、性的マイノリティの人に凶暴な人はいないと感じる。なぜなら、彼らは社会的に”少数派”なので”人に迷惑をかけてはいけない”というスタンスで生活をしているはず。賃貸仲介業者からも、管理会社からも話題になったことがない」

との回答でした。

さらに、

「”お騒がせ入居者”の諸問題の根源は、結局”人に迷惑をかける”に行き着く。性的マイノリティの人たちは自分の性癖を楽しむために、そしてそういう自分の生活を守るためにも、人に迷惑をかけないように生活している。めったなことで管理会社やオーナーに連絡も取らない。彼らのほうが、そうでない人よりもよほど”優良入居者”じゃないかな」

とのこと。なるほど、腑に落ちました。

LGBT(エルジービーティ)とは

〔医療・健康 > 性 > 性の多様性〕

性的マイノリティ。LGBTQIA(レスビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クイア、インターセックス、アセクシュアル)ともいう。大多数を占めると思われている異性愛に対して、それ以外のさまざまな性指向や性自認がある。日本では仙台、東京、大阪、沖縄などにコミュニティーセンターとしてのLGBTセンターはあるが、医療機関としての対応はない。レインボーカラーを旗印に、世界中でさまざまな活動がある。

クィア(Queer)とは、アイデンティティなき概念として奇妙さ、変態などを意味するが、男女どちらかに分類されることをいやがる概念であり、「Gender Identity Disorder(性同一性障害)」というより「Gender Euphoria(性多幸状態)」という表現をする当事者もいる。アセクシュアルは無性愛で、性的関心がない状態。→性同一性障害

現代用語の基礎知識2014年版より引用

女性だけど男性に見える、逆に、男性だけど女性に見えるなど。

最近はメイク、スキンケアの技術や用品が発達し、Eコマースの台頭(たいとう)でそれらを入手しやすくなっており、そしてまたYouTubeなどの動画サイトで細かく方法やテクニックを学べるので、”なりきれる”レベルが上がってきているようです。

もしかしたら大家や管理会社が知らないだけで、「美人女子大生だと思っていたら、実は男子大学生」ということもすでにあるかもしれませんね!

数年前は”男の娘(こ)”

「男の娘(おとこのこ)」という言葉も数年前に流行りましたね。

女装の趣味が高じて、スキンケアやヘアケアにとどまらずファッション、アクセサリーの知識にも長(た)けて女性顔負けの”女子力”を身につけた「男性」。

最近の有名人では、井手上漠(いでがみばく)君ですね。もはや”君”と付けるのも憚(はばか)られるほど女性に見えます。

ここまでしても”性”に対する違和感が収まらずに”性転換手術”にまで及ぶのが「性同一性障害(トランスジェンダー)」です。日本では諸事情で難しいため、タイなどの外国に行って手術をするようです。

有名人では、西原さつき氏など。

漫画・コミック、小説のカテゴリーでもかなり前から「ボーイズラブ」とかありますしね。

まとめ

・家賃保証会社の審査に通り、家賃を滞納しない

・近隣住民や他の入居者に迷惑をかけない

・物件を”ゴミ屋敷化”しない

・賃貸借契約書に書かれているルールを守る

以上のことを守ることができるのであれば、私は全然「入居OK」です。

(現在、私の所有物件には、いらっしゃらないと認識しておりますが、もしかしたら既にいらっしゃるのかもしれません)

「少し他の人と変わった性癖の持ち主」というだけであって、きちんと勤め人なりビジネスをして、相応の収入を得ているのであれば全然大丈夫です。

最後に、最近読んだ、ジェンダーフリーを題材にした大屋敷ジュンの小説を紹介して終わりたいと思います。不動産賃貸事業で参考になることも書かれています。



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