ハイブリッド車は得なのか?

レッカー移動のその後

先日の記事で書いた「レッカー移動」のあと、原因が大体わかった旨の電話がディーラー兼修理工場の営業マンからありました。

ハイブリッドの電池やモーターではなく、頭脳の部分である「基板」が何枚かイカレているそうで、修理するには最低でも45万円はかかりそうとの中間報告でした。

もし、これらの基板を交換したりして直したとしても、次々に故障個所が出てくることは私もわかっています。

営業マンがそのことを説明しようとするのを制して、これ以上の原因究明はしなくてもよい旨を伝えました。

そして、残念だけどエスティマハイブリッドを廃車にしてほしいことも。

次の車を買い替えるかどうかは、家族とも相談して翌日電話すると言って、その日は終わりました。

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あっけない別れ

その夜、妻と娘二人には今後の修理費の掛かり方を勘案してエスティマハイブリッドを廃車にすること、そして次の車はアパート経営業務用に安い商用車を探すことを考えていると告げました。

4~5年、それで我慢して、そのあとはいい車を買うつもりであると言いました。

彼女たちは賛成してくれました。

13年、22万キロ。

私たち家族の思い出がたくさん詰まっている「第二世代エスティマハイブリッド」でしたが、一瞬にして私たち家族の目の前から姿を消しました。あっけないものです。

精密機械の塊(かたまり)

ハイブリッド車はプリウスの台頭(たいとう)で世界を席巻し、一世を風靡しましたが近年はその勢いに陰りが見え始めています。

電気自動車や燃料電池車、ニッサン・ノートeパワーのような発電機搭載車などさまざまなエコカーが出てきたことも一因でしょう。

しかし今回の故障・廃車で、私はハイブリッド車が抱える問題点の本質を垣間見たような気がします。

ハイブリッド車は日本の工業技術の粋(すい)を集めた「精密機械の塊」ですから、順調に稼働しているうちはいいのですが、古くなってきてひとたび綻びが見え始めると精密なシステムのあちこちで故障が発生します。

そして今回のようにシステムの中枢である基板や、メインバッテリー、モーターなどが異常をきたすと瞬時に止まって動かなくなる、あるいはガソリンのみでしか動かなくなる、挙句に修理費用が数十万から下手したら百万単位で掛かってしまうという事態に陥ります。

安い”商用バン”に乗り換えることにした

岡山の中古車情報をネットで見ていると、走行距離71000km、平成16年式のトヨタ・プロボックスFが29万円で売り出されていました。

気になったので翌日、自転車で20分ほどのその店に行きました。

ディーラー兼修理工場から30分かけて自転車をこいで帰った前日に続いて、この日も自転車移動!

2日間の有意義な「無料トレーニング」です!(笑)

お店に到着してから営業マンとの挨拶もそこそこに早速、実車のチェック。

持ってきたETCカードを差し込んでの動作チェック、エンジンをかける、エアコンの作動状態、窓の開け閉め(パワーウインドウではなく手回しハンドルです。懐かしい!)、室内外のライト関係チェック。

車検受け渡しなのでナンバープレートが無い。すなわち、公道は走ることができないので、ギヤを入れて少しの距離を前後するだけでしたが、特に問題なさそうです。

CDやナビは無く、オーディオ関係はラジオのみ。

アパートの定期清掃と金融機関に通帳記入に行くことがメイン用途なので問題なしです。29万円の中に車検・整備費用も含まれています。

購入することにしました。

他に必要なのは、諸費用(検査登録、車庫証明、自賠責保険など)と自動車保険代です。

エスティマハイブリッドと同じトヨタ車なので、今までのお店で面倒を見て頂けるのもうれしいです。

まとめ

ハイブリッド車は自動車産業に多大な功績を残したことは誰の目にも疑いの無い事実でしょう。反面、当初言われていたように、やはり電気自動車や燃料電池車などの純粋な化石燃料不使用の「エコカー」が普及するまでの”つなぎ役”だったのかもしれません。

私が4速オートマチックの”ボロ・安”商用バンに4~5年辛抱して乗っている間に、本格的なエコカーが一般的になっているのでしょうね。

終わり

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