ホストの帝王、「ローランド」の本
めったに見ないテレビのバラエティ番組に、「ローランド」という”ホスト界の帝王”と呼ばれている人物が出演していました。27才だそうです。
その時に、彼が今年、出した本「俺か、俺以外か。ローランドという生き方」が紹介されていたので、パソコン内のアマゾン・キンドルでサンプルをダウンロードして読んでみると・・・。面白そう!
ブックオフにあった!
この本に俄然、興味が湧いた私は最寄りのブックオフに行ってみました。
店員さんに置いているかどうか尋ねたところ、店内在庫の、パソコンでの管理は現在やっていないとのことなので、しかたなく自己探索。
ビジネス、自己啓発のコーナーなどを見ていると、ありました!
たしか芸能人や有名人の著書の棚だったと思います。程度が良かったので1512円が1060円(税込)で売られていました。
買って帰って、一日で読んでしまいました。
冒頭に海外で撮影したカラー写真が数点、そのあと簡単な自己紹介ページがあって、あとは有名な本人の名言の数々について本人が解説しています。
仕事、哲学、人生、愛などカテゴリに分けて収録されており、この手の新書にしては240ページと、結構ボリュームがあります。
ローランドという人物
いかにも「ホスト」という感じの容姿や、名前くらいは知っていましたが興味がなかったので詳しくは知りませんでした。しかし、この本を読んで彼に対する見方が変わりました。
学生時代にサッカーをしていたことから体格が良く、「健康」と「美」に極端に気を遣(つか)うとのこと。
健康に関しては、ジムに通うのはもちろんのこと、タバコは吸わないし、酒もほとんど飲まないとのこと。職業柄からして、意外ですね!
美に関しては、己の肉体や髪の手入れ、メイクはもちろん、店や自宅でのモノの配置、着こなし、振る舞いに至るまで相当なこだわりがあるようです。
また、ホストになりたての頃、つらい下積み時代もあったようですが、その頃のことはあまり詳細には触れていません。ただ、「このままではオレは終わらない!」と闘志を燃やし続けていたことはわかります。
そして、私がこの本の中でもっとも共感した”くだり”とは・・・。
「ゴッドファーザー」が好き
小学生の時に、自宅にあった映画のビデオ「ゴッドファーザー」を見て、心を奪われたとのこと。
実は、映画にはそんなに詳しくはない私も「ゴッドファーザー」は好きで、テレビのロードショーで観たり、たまにレンタルDVDを借りてシリーズ三作をまとめて観たりするほど好きです。
いわゆる外国のヤクザ映画なのですが、ローランド氏と同じく主人公のドン・ヴィトー・コルレオーネがイカしていて、しびれます。
家族愛、部下からの信頼が厚い、洗練された物腰と着こなし・・・。
その他、”大人の男”が学ぶべき要素がふんだんに散りばめられています。
残虐な場面もあるのですが、この映画が好きな人は「起業家」タイプではないかと思われます。
自立心が旺盛で、人に使われるよりも、自分が主体で動きたい人。そして”野心家”。
不動産投資家にも通じる
ローランド氏は著書の中で、”これでもか!”というくらい「自分のことが好き」と言い放っています。自己愛がとことん強いと。
ミュージシャンである父上の子育て論の影響もあると思われますが、生まれた瞬間から”起業家”という感じ、とでも言いましょうか。
そして我々、不動産投資家界隈にも似たような方がいらっしゃいませんか?
そう、富山の投資家、「ポール」氏です!!
彼は”自己肯定感”という言葉を用いていますが、考え方の根底はローランド氏と同じでしょう。
自分のことが好きになればなるほど、モノゴトが好転し、良いことが起こっていく。
自分を信じる、好きになる、モノゴトが好転する・・・、という”永遠の好転サイクリスト”。
一昔前なら「単なる”ナルシスト”」と揶揄(やゆ)されたかもしれませんが、今は時代が違います。
彼等(かれら)くらい、野心を前面に押し出して、自分や周りを鼓舞(こぶ)しないと、これからの混沌とした日本の低成長期で台頭(たいとう)する、あるいは”ひと花咲かせる”ことは難しいでしょう。
ちなみに、私も”自己肯定感”は強いほうだと思っていますが、彼等を100だとすれば、私は45くらいでしょうか。カワイイものです(苦笑)。
まとめ
実際、現役の若手プロ野球投手も、知人から紹介されたこの本を読んで、闘志の源(みなもと)にしているとテレビで報じられていました。
ホストという職業に違和感を抱かない男性なら、そして野心を自分の体と魂に注入したい男性なら、一度読んでみてもよい本だと思います。
アマゾンで、電子書籍でも販売されています。
終わり
コメントを残す