あるキャリアのルールひな型
スマホ(スマートフォン)の使用ルールは今や大手通信キャリアも積極的にホームページなどで紹介していますね。
その中で二点ほど気になった項目があります。
・「アプリ利用等で料金が発生する場合は、保護者と決めた一カ月8000円までとします」(高校生の場合。中学生は5000円)
結構な許容額ですね!ビックリしました。これ、機器代金や月々の契約料金以外にでしょ?
”お金持ち向け”の「ルールひな型」なんでしょうか。
・「有料のサービスは自分の判断で利用します」(高校生向け)
自分で判断させるのが危険だからこそのルールだと思うのですが・・・。
我が家のルール
高校生と中学生の二人の娘に時代の流れに逆らえずスマホを持たせたのを機に、私は使用ルールを作って娘たちに言い聞かせてから末尾に署名させました。それをリビングの目立つところの壁に貼っています。
それが下記のものです。
『私は下記の各条項の内一つでも、また一度でも破ったら、キャリアとの利用契約を解約されても一切、異議を申し立てません。
一、ゲーム類は一切、ダウンロードおよびインストールしないこと。
二、フィルタリングとノートンを設定する。
三、夜九時以降は電源を切ってリビングの所定の場所に置いて朝まで触らない。固定電話で電話すべきではない時間に、メールや携帯電話で話すことはいけません。お互いの家族のプライバシーを尊重しましょう。
四、学生の本分である勉学および家庭の用事(手伝い等)を優先すること。
五、SNSで個人情報(名前・年齢・住所・学校名・写真)や家族の情報をアップしない。隠しておくべき自分のプライベート や、他人プライベートの写真を送ったり、受け取ったりしないこと。あなたは賢い子ですが、そうするようにと誘惑されることがあるでしょう。こうした行為は、あなたのこれからの人生を台無しにする恐れがあります。あなたよりも膨大な力を持つサイバー空間で、一度外に出た悪い評判を消すことは困難だからです。
六、ネットで知り合った人(男、女に関わらず)と二人で絶対に会わないこと。
七、チェーンメールは即、削除して、絶対に転送しないこと。
八、小遣いは五千円/月のうち、二千円を携帯電話代とし、三千円/月を渡すものとする(中学の間は千円/月 とする)
九、人に面と向かって言えないことはメールやSNSに書かないこと。
十、父や母からの電話にも礼儀正しく、必ず電話にでること。
十一、故障、紛失の際の修理や、取り替え費用はあなたが持ちます。その費用は、自分で準備しておきなさい。
十二、他の人に対して嘘をつくこと、ばかにすること、あざむくことに、使ってはいけません。たとえ誘われても、人を傷つけるような会話には参加しないことです。
十三、あなたは礼儀正しい子です。それを崩さぬよう、公共の場では電源を切るか、音を切り、しまっておくこと。
十四、自転車に乗っている時や歩いている時には操作しないこと。
十五、その他
・むやみやたらに写真やビデオを撮らないこと。あなたの経験は永遠にあなたの中のメモリに保存されます。
・たまには携帯を家において出かけましょう。携帯がなくても生きていけるようにしなさい。「みんながやっていることを逃がすのではないか?」という恐れよりも強くなりなさい。
・世界をあなたの目を通して見ましょう。検索する前に、考えることです。
・メールではなく、対話しなさい。人との会話は大切な技能です。
・あなたがミスを犯したなら、携帯を取り上げます。そして、最初から考えなおしていきましょう。問題はあなただけの問題ではなく、私たち家族の、共同のプロジェクトだからです。』
いくつかの条項はネット上で見つけたものをアレンジして使わせていただきました。
一年以上経ちますが幸い、娘たちは守ってくれています。
夜9時になるとピタッとやめて、リビングの決められた台に充電コネクタを差し込んで置きます。
その後はテレビを見るなり、自室に行って勉強するなり、風呂に入るなりしています。
しかし、この9時までルールも近々改訂する必要があるかもしれません。
勉強の調べもので必要だからです。
各家庭が使用を制限しようとしても、学校側がどうしてもスマホを使わざるを得ない方向に持っていってしまうのです。
まとめ
最近のネットニュースかなにかの記事で読みましたが、今後は地球上でスマホなどのデジタル・ガジェットは使用規制するのではなくて、使わざるを得ない前提で各々が行動するしかないそうです。
その上でいかにリスクを回避するかのスキルを各個人が勉強して身につけていく必要があるとも。
まるで「投資」と同じですね(笑)
親が子供にスマホ教育できるのも高校生まででしょうね。
それ以上は各自に任せるしかないでしょう。
3年後からは18才が成人ですし。
高校卒業までに親として、できる限りのことをして、言い方は悪いですが”後は野となれ山となれ”です。
終わり
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