一仕事・終わって・いなかった!!

先日の記事「マンホールのフタが割れて火災保険が適用された!」で書きましたとおり、割れたフタが取り除かれて、新しいフタが取り付いて、火災保険まで適用されて、メデタシ、メデタシ・・・、のはずが、終わっていませんでした!!

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何気なく開けてみると

これまた先日の記事、「汚水枡の清掃をパイプクリーナーで実施しました!」に出てきた”懇意にしている水道工事業者”。本題の打ち合わせが済んだあとに、同じ敷地内の割れたマンホールフタを新品に更新したところを”自慢ついで”に見てもらいました。

その業者さんがしゃがみこんで、新品のフタの淵にカッターナイフの丈夫な金属部分を突っ込んで開けました。

浄化槽の一段目、つまり汚物が堆積している槽ですから、いちばん汚くて臭い槽です。

私は内心、(別に開けなくてもいいのに・・・)と思いながら見ていました。

すると、開けた槽には、うん○はもちろんですが、見たことのあるブツまで見えました。

その”ブツ”とは・・・、割れて撤去されているはずの古いフタです!!

管理会社に報告

思わず、工事を仲介してくれた管理会社の担当者に、その場で電話しました。

「完工報告書と写真まで頂いていますが、古いフタ(=鉄くず)は、そのまま浄化槽に放置するのが、通常のこの手の作業のルーチンなのでしょうか?メタンガスで溶けるからそのまま置いても大丈夫なのでしょうか?」

管理会社の担当者曰く、施工した業者に確認して折り返します、とのこと。

管理会社からの回答

「折り返し」の回答が、「四日後」に管理会社の担当者からメールで入りました。

交換前の破損している蓋はきちんと全て撤去した上で、新品の蓋に取替えているとの報告を受けました。

恐らく、施工前写真が損傷した蓋が穴に落ちている状態でしたので残ったままに感じられたのかもしれませんね。実際には撤去しておりますので、問題ないと思います。

「!?」

これはつまり、「大家ナカシマさんの目と頭が”もうろく”してきたので、撤去しているハズの古いフタの残骸が残されたままになっているように”幻覚”したのでしょう」と言われたも同然です。

普通に”キレ”ました。

現場写真を撮っていなかった私も不覚でしたが、まさか、管理会社の担当者が私の言うことがウソで、業者の言うことを鵜呑みにするとは思いませんでした。

即、返信メールを打ちました。

お世話になっております。

先日、現地から私が本件で電話したのは、新しいフタを開けてみたら「割れた古いフタ」があったのを目撃したからです。

だから、この”やり方が普通”なのかどうかを業者に確認して下さいとお願いしたのです。

貴君メールの内容を要約すると「ナカシマさんの見間違いでしょう」ということですね?

ハッキリ言って、ショックです。

今、頂いたメールの文面から察すると、正しい業者の作業としては「割れたフタは中に放置していてはいけない」のですね?

明日、もう一度、現地に確認に行きます。(このためだけに往復二時間、移動するのはガソリン代がもったいないですが。)

割れたフタが、中に(糞尿の上に)まだ残置されていたら、その場で写真を撮り、メールでお送りします。

以上、よろしくお願いいたします。

翌日、現地へ

翌朝、家族の食器片付けや簡単な掃除などのルーチン家事を一通り済ませてから、問題の物件まで車を飛ばしました。

途中、私の”憤慨メール”を見た、管理会社の担当者から電話が掛かってきました。

御気分を害する文面になって申し訳ありませんでした、とのこと。

今となっては、私は現場の写真を撮って送ることしかできません。

そして、もし業者がコソッと残置フタを処分していたら、“もうろく大家、ナカシマの真夏の狂言”ということになってしまいます。

現地に着いて、問題のフタを開けると・・・

やはり、ありました。

すぐに、この写真をメールで管理会社に送り、電話しました。

メールの写真を見ながら、担当者は平謝りです。

そのあとすぐに、業者に私の写メを転送したのか、話をしたのかは定かではないですが、業者の対応も早かったです。今度こそ「”完工”した写真」を送ってきてくれました。

まとめ

今回のコトは、下記の教訓を与えてくれました。

・まず、現場で少しでも「おや?」と思ったら、すかさず写真を撮ること。ムダになるかもしれなくても!!

・管理会社は、決して「オーナーの味方」ではありません。オーナー、取引工事業者、賃貸仲介業者、入居者など関係者の真ん中に立って「公平な立場」を貫きます。

・業者が「完工した」と言っても鵜呑みにしないこと。必ず、すぐに自分の目で工事の出来具合を確認すること。中も開けてみること!!工事する業者も人間ですからポカミスもあるでしょうし、あるいは”手抜き”もあります。

お金を払うわけですから、「プロの仕事をしてくれた」という「対価」をもらわなければなりません。

終わり

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