管理会社の担当者と懇親会
私の法人にとって、メインバンクならぬ”メイン管理会社”とも言うべき三物件の入居者付けおよび管理を任せているT社。
そのT社の中でも、業務委託初期からお世話になっている若手男性スタッフ二名と「懇親会」に行ってきました。
「私の所有五物件がすべて満室になったらステーキでも奢(おご)るわ!」と、今年の春先に二人に言っていたのですが、この秋、数週間とわずかな期間ではありましたが本当に全物件満室になったので実行した次第です。ですから、本会の費用は私の法人の「交際接待費」で賄います。
実際に行った会場はステーキ屋さんではなくて、スタッフのうち一人が美味しい料理屋を知っているというので、5000円(税込み)のコース料理を予約してもらいました。
飲み物の種類に制限があるのと、三人ともそんなにガバガバ飲む歳(とし)でもないので、2000円(税込み)の飲み放題は付けませんでした。
トータル22000円ほどと、飲み放題を付けた場合の値段と変わらない金額で済み、美味しい創作和風料理と日本酒を堪能できて充実したひとときでした。
不動産業界は緩(ゆる)い?
この男性スタッフ二名との関わりは、私が不動産投資を始めて一年半経った頃からですから、ちょうど二年の付き合いです。そして、その二人はその時点ではまだ不動産業界初心者だったのです。
一人は管理部門、もう一人は営業職。
私も当時まだ、大家業を始めて一年半の”業界初心者”でしたから、共に切磋琢磨してきた、言わば”戦友”です。
私のほうが20年ほど長く生きているので、二人にはかなり厳しいことも言いましたが、腐らずに対応してくれているので、本当に有り難い存在です。
満室状態はすぐに解消されてしまい経営もそんなに楽な状態ではないですが、とても感謝しているので、この慰労会はぜひやっておきたかったのです。
そして、「不動産業界は転職が多いけどこれからも二人は辞めずにいてくださいよ」と言うと、二人とも口をそろえて「辞めませんよ。この業界、嫌いじゃないですし」と返してくれたのでホッとしました。
そして、驚いたことに二人とも「なぜ、不動産業界は転職や辞職が多いのか不思議」と言うではありませんか!こんなに”働きやすい業界”でなぜ辞めるのかと。
携帯電話業界から来た人
営業職のほうは、前は携帯電話の大手キャリアで長年、勤めていたとのこと。
最後は支店を任される役職までいったそうです。
そして携帯電話業界のクレームの多さ、恐ろしさ、激しさに比べたら、不動産会社はキチンと組織だっていて、なにかあれば最終的には責任を取ってくれる上司もいるわけですし、クレームもそんなに激しいわけでもなく、携帯電話業界に比べたら件数もはるかに少ないそうです。
収益物件のオーナーや入居者も、たしかに中には変わった人もいるが、携帯電話業界のクレーマー客に比べたらカワイイものだそうです。
夜の業界から来た人
もう一人の男性スタッフは、以前はスナックなど飲み屋の店員をしていたそうです。
こちらも、かなり危ない業界のようで店の女の子の用心棒のようなこともしたそうです。
小柄ですが体格はガッチリしています。学生時代はレスリングをしていたとか。なるほどです。
不動産(管理会社)でムリならどこもムリ
二人が言うには「不動産業界で務まらなければ、どこに行っても務まらないような気がする」とのこと。
まあ各自向き不向きがあるのでしょうけど、そこまでの”ホワイト業界”発言を収益物件の営業・管理業務の当事者たちから聞くことがあるとは、今まで思ったことがなかったのでとても意外でした。
まとめ
三年半の私の不動産賃貸事業運営期間で、5~6人の管理会社スタッフが辞めたのを目撃しているので、業界自体が結構ブラックなのかと思っていましたが、会社によりけりなのでしょう。
また、本人の資質に依(よ)る部分も多いのかもしれません。
いずれにしても、一度転職すると”転職グセ”が付いてしまうのは、いつの世も、どの業界でも同じだと思うので、勤め人の方々は御注意願います。
終わり
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