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工作機械は要注意!!
不動産投資家の中には、DIY(Do It Yourself=日曜大工)が得意、あるいは好きで、自分所有の収益物件のセルフリフォームに進んで取り組んでいらっしゃる方も多いでしょう。
また、そんなに好きとか得意ではないのだけれど、経費節減のためにやむをえずやっている方もいらっしゃるでしょう。
そして、そんなDIYでの心強いパートナーとして「工作機械」があります。
工作機械とひとことで言っても、電気ドリルなどの小さなものから、マシニングセンタなどの大型機械までさまざまです。
戸建てやアパートなどのセルフリフォームで使うのは電気ドリルやサンダー、チェーンソー、盤ノコなどでしょうか。人によっては溶接機も使ったりするようですね。
さて、この記事では、サラリーマン時代に各種工作機械を一通り使ったことがある私が懸念している、主に回転型工作機械使用時の注意事項を書きたいと思います。
軍手や手袋の類いは御法度ですよ!!
工作機械を使ったDIY記事が、他のブロガーさんも書かれていますが、意外に大事な注意事項が書かれていないことを残念に思っていました。
その、大事な注意事項とは「回転型工作機械(電気ドリル、サンダーグラインダ、旋盤(冒頭画像)、フライス盤など)を使う時に、軍手をはじめとする手袋類を絶対に、はめてはいけない!」です。
↑フライス盤
これは、使う機械の大小は関係ありません。
使ってはいけない理由は、「キリコ(加工対象の金属物から出る切削くず)や、刃物(ドリル、カッターなどの刃具)に手袋が巻き付いて、指や手、腕を著しく損傷する恐れがある」からです。
機械をナメてはいけません。小型の電気ドリルでも、サンダーでもひとたび手袋や軍手が巻き付いたら指の一本や二本、あっという間に引きちぎってしまいます。体の一部をそうやって、失(な)くした人を何人も見てきました。
ですから、これら回転型工作機械を使うときは「素手(すで)」が鉄則なのです!
「ホームセンターなどで最近、よく見かける”ゴム体”を蒸着したカラフルな作業用手袋ならいいのでは?」という向きもあるかもしれませんが、私はそれさえも反対です。巻き込まれる可能性が”皆無ではありません”から。
「汚れる」のと「ちぎれる」の、どっちがいい?
「油で汚れるから素手はイヤ!」とか、「キリコや刃具でケガして血が出るかもしれないじゃないか!」とか言う人は、工作機械を使う資格がありません。
少し考えればわかることです。
油で汚れたら石鹸で洗えば済みますし、素手でケガして血が出たら絆創膏を貼れば済みますが、指や腕がちぎれたら元に戻らないかもしれません。
どちらが良いでしょうか?
体の一部が、ちぎれるほうが良い人は、どうぞ手袋や軍手を使ってください。
ブロガーさんにシカトされた
以前、開店型工作機械について書かれた他のブログ記事でこの注意事項が書かれていなかったので、老婆心ながらコメント欄で本文に加えて頂くよう、注意喚起させてもらったのですが見事に”無視”されてしまいました(苦笑)。
ブロガーさん本人はそんなに重大なコトと捉えていらっしゃらないのか、投稿を編集するのが面倒くさいのか、はたまた初対面(実対面もしていない)のどこの馬の骨か知らないけど余計なお世話と気にも留めなかったのかわかりませんが、この注意喚起だけは記事本文内に記載してほしかったです。
聞き入れない人もいる
サラリーマン時代に機械設計者として勤めた、とある会社で旋盤作業を得意とする年下の現場作業員が、いつも軍手をはめていました。
その彼は、旋盤作業だけではなく、商品となる機械の組立作業をしたり、他の工作機械も使ったりする場面が多かったので工作機械を使う時だけ軍手を外すのが面倒くさかったのかもしれません。
私のほうが年上ではありますが、途中入社ということで遠慮していました。
一度、一緒に仕事をすることになった際に、それとなく注意してみました。
すると、その彼は「大丈夫だよ。旋盤作業では軍手をするものだよ」と笑いながら言いました。
驚きましたが、私はそれ以上、この件には触れませんでした。
一見、ヤンキー風の彼ですが、仕事もできて人柄も良いので注意喚起したのですが、自分の考えに自信を持っている性格なので曲げないのでしょう。
五年ほど前に、その会社を離れた私は今でも近くを通りかかると、彼の指や腕が機械に巻き込まれたりしていないか、心配になります。
まとめ
工作機械を使う際の注意事項は他にも、
・帽子を被る
・安全メガネを着用する
・ヒラヒラした服を着た状態で作業しない(フリフリの服やスカート姿など)
などがありますが、いちばん大事なのは「手袋をはめて作業しないこと」です。
ぜひ、「五体満足の状態をキープするため」にも守ってくださいね!
終わり
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