これからの時代に必要なのは賞味期限を読む視覚よりも嗅覚

賞味期限はあくまでも目安

市場(しじょう)に出回っている、ありとあらゆる食品に「賞味期限」が印字されています。

中には「消費期限」が印字されているモノもあります。

消費期限(期限を過ぎたら食べない方が良いんです!)

袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「安全に食べられる期限」のこと。お弁当、サンドイッチ、生めん、ケーキなど、いたみやすい食品に表示されています。

賞味期限(おいしく食べることができる期限です!)

袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のこと。スナック菓子、カップめん、チーズ、かんづめ、ペットボトル飲料など、消費期限に比べ、いたみにくい食品に表示されています(作ってから3ヶ月以上もつものは「年月」で表示することもあります)。この期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。もし、賞味期限が過ぎた食品があったら、大人の方とそうだんしてから食べましょう。

食品は表示されている保存方法を守って保存しておくことが大切です。ただし、一度開けてしまった食品は、期限に関係なく早めに食べるようにしましょう。

ただし、消費期限も賞味期限も、袋や容器を開けないで、書かれた通りに保存していた場合の安全やおいしさを約束したものです。一度開けてしまった食品は、期限に関係なく早めに食べるようにしましょう。

(「農林水産省:子どもの食育」サイトから引用)

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賞味期限内でも腐っているかもしれない

賞味期限にまだ達していないから大丈夫と思って、すでに開封して何日も経っている食材を使って腹をくだした経験がおありかもしれません。

逆に、冷蔵庫に保管していた、賞味期限を二、三日過ぎたハムやベーコンなどの加工食品を捨ててしまうなどの経験もあるかもしれません。

ハムやベーコンは、冷蔵庫で適切に冷蔵保存されていれば、賞味期限から十日過ぎても十分使えます。

では、賞味期限が書かれていない場合はどうでしょうか?昨夜、作った味噌汁は翌日の夜も美味しく頂くことができるでしょうか?

この場合は、入っている具材、季節、日中の行動などの要素(ファクター)によって変わります。

なめこ汁などキノコ類を使って、真夏の蒸し暑い時期に、朝も昼も火を入れず(煮沸せず)に一日キッチンに鍋のまま置き去りにされた味噌汁は、ほぼ100パーセント、廃棄処分となります。

大量に作って、そうなることが予想される場合はあらかじめ、タッパーなどの密閉容器に入れてから冷蔵庫で保存するなどの対策を講じます。

次の日、家に誰か居て面倒を見ることができるのであれば、朝、昼、夕と煮沸して傷みを防ぐことは可能です。

薄味(うすあじ)の料理や、梅雨から夏にかけての蒸し暑い時期は、”足が早い(傷みが早い)”というのは料理人の世界では、ごく当たり前のことですが、一般家庭でも昔は当たり前でした。

母から娘へ、あるいは姑(しゅうとめ)から嫁へ伝達されてきた事柄です。いわゆる”言い伝え”と言われるものです。

自分の感覚を信じる

孤食が増え、家族間、親戚間、親子間の関係が希薄化してきた現代では、各自が意識して、これらの嗅覚を研ぎ澄ませていかねばなりません。

傷んでいる料理や食品を食べてしまって腹痛を起こしても、食あたりを起こしても、危険を回避する知識を持ち合わせていなかったがための”自己責任”ですから。

逆に言えば、それらの嗅覚をはじめとした、触角、視覚、聴覚、味覚の五感を研ぎ澄ませれば、自分の感覚を信じることができます。

他人(スマホやAI機器を含む)に依存する必要がありません。

まとめ

今回の記事は、「ビジネスパートナー」とはまた違った次元の話です。

ビジネスパートナーは必要です。

売買および賃貸の仲介不動産屋さん、修繕の時に頼りになる工務店さん、水道工事業者さん、プロパンガス会社さん、税理士事務所、司法書士、管理会社などなど。

自分とウマの合うこれらの方々とは、仕事上の付き合いで、対等の立場で末永く付き合っていきたいものです。

それとは別に、場面ごとに必要な投資判断、自分でするか外注するか、動くべきか動かざるべきか、などの判断時に自分自身の五感がモノを言うのです。

さらにその中でも、資料や他人のアドバイス(先輩大家のブログ、書籍含む)を鵜呑みにするのではなく、“この場面では、自分ならこうする”という嗅覚を磨いておくと良いです。

少々大げさですが、普段からそういう見方をして訓練しておくと、「野生の勘」のようなモノが身に付いていき、自分自身が生きていく上での大きな”武器”になります。

終わり

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