水まわり品の御紹介の続きです。
私の法人が所有しているアパートはほとんどが単身者向けの1Kなので、台所の流し台はこぢんまりとしていて狭いです。
豪華なシステムキッチンとかではないので、オーナーとしては大規模修繕やリノベーション工事の時には安上がりで助かります。
ごく一般的な「公団型流し台1400左水槽:設置工事費込みで3万円」とか。
ヘタに「ダイノックシート」等を使い、DIYで済ませようとして「うわっ!また失敗した」とかなるくらいなら最初から工務店に3万円出して、パリッと新品を設置したほうが「早い!安い!キレイ!」です。
ツル首パイプ
さて、そのような狭いシンクに長い蛇口が突き出ているとなにかと不便なので、大抵は大きく上に湾曲していて手元スペースを確保できる「ツル首」型の吐出口部材が取り付けられています。
退去者が去ったあとの空室原状回復工事時にハウスクリーニングでピカピカにキレイになればそのまま使えますが、どうしてもくすんだままなら新品に交換したほうが良いです。

↑三栄(さんえい)社の「横形ツル首パイプ呼び13」。
税込み価格で1180円です。
外形寸法が16mmなのに、なぜ呼び”13”なのか、という疑問についてはこちらの記事を参考にしてみてください。歴史があるようです。
(この記事中、「水道パッキン交換の基礎知識」内、「水道パッキンの大きさ」)
水まわり品の基本「ケレップ」
上記の記事によりますと「コマパッキン」とも呼ぶようです。
昔ながらの、いわゆる「蛇口(じゃぐち)」と呼ばれるものの肝(きも)になる部品です。
この部品のゴムパッキンが台座に押し付けられて水を止めることができているのです。水栓ハンドルを左(反時計回り)に回すと水圧でこの部品が押し上げられて水が出るしくみです。
台座に押し付けられるゴム部分が”へたる”と水漏れが発生しますので交換時期です。

六角ナットを外して黒いゴムの部分のみの交換も可能ですが、真ちゅう部分も腐食している場合が多いので私はいつもケレップ自体を交換します。

↑三個入りで税込み価格298円。一個あたり100円です。
昔の水栓ハンドルは、スピンドル部分とケレップが一体化されているモノがあります(経年劣化で固着していて一体化しているように見えるだけかもしれません)が、その時はスピンドルや水栓ハンドルも更新して現在主流のケレップ別体式にしてしまいます。
後々のことを考えると、そのほうがメンテナンス性は向上しますのでね。
ステンレス製のボールチェーン


百円均一ショップの風呂用品コーナーに売っています。108円です。
チェーンの長さは70cm。両端にリングが付いています。
これは風呂とか洗面所の排水口を封止するゴム栓用の部材だと思われますが、私は本来の使い方をしたことがありません。
何に使うと思いますか?
答えは、蛍光灯とか換気扇のON-OFFスイッチ用の”ヒモ”の代わりです。
今までの当ブログにも何度か登場しているので過去記事を読まれた読者の中には「ああ、あの記事に出てきたね」と思い出される方もいらっしゃると思います。
台所の手元灯にしても、ロフトの蛍光灯にしても退去後にはたいてい薄汚れていますよね。
そして蛍光灯用のヒモもホームセンターや百円均一ショップで売ってはいますが、次の退去でまた新品に交換しなければなりません。
ステンレス製のチェーンですとキラキラしてキレイですし、もしかしたら次の入居者の時も使えるかもしれません。
更新するにしても108円と、むしろ”ヒモ”より安かったりします。
この使い方は、不動産投資を始めた頃にある管理会社の担当者さんから教えてもらったやり方です。
お若いスタッフでも、みなさん百戦錬磨ですからね。ノウハウをお持ちです。
ラバーカップ
トイレ詰まり時に使う、通称”シュポシュポ”です。(←この「通称」は私だけかも)

収益物件では入居者さんのほうが御入用(ごいりよう)かもしれませんね。
オーナーがこれを使うことはほとんど無いと思いますが、百円均一ショップで売っていて「安っ!」と思ったので御紹介させていただきました。
終わり
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