SNSとは?
エス‐エヌ‐エス【SNS】
(social networking service)インターネット上の会員制サービスの一種。友人・知人間のコミュニケーションを円滑にする手段や、新たな人間関係を構築するための場を提供する。
広辞苑第六版より引用
コミュニケーションとは?
人と人が意思を疎通する営みのこと。
情報を伝達する活動としてだけとらえられがちだが、感情や思想を共有する活動としての意味もあり、両者がより合わさるようにして成り立っている。
意思の疎通は多くの場合うまくいかず、数々のディスコミュニケーションの中で時々コミュニケーションが生じるととらえるべき。コミュニケーションを媒介する事物がメディア。
仕事、交渉、学習、恋愛など、私たちはさまざまなコミュニケーションに応じて、多様なメディアを使い分けて生活している。
そのメディアが肥大化してマスメディアという機構体となり、大量情報が一方向的にまき散らされるのがマス・コミュニケーション。
会話・対話は、言語というメディアを介したコミュニケーションだが、身ぶり、表情、化粧、服装などを介した非言語的なコミュニケーションがもつ意味も大きい。
人間のコミュニケーションは、生物のコミュニケーションという広い土台の上に成り立っている。
21世紀に入り、人間と人工物(情報機器やロボットなど)、人工物と人工物のコミュニケーションが一般化し、可能性と問題が同時に生じていることを忘れてはならない。
現代用語の基礎知識2014年版より引用
ネット世界では”疎通”は難しい
コミュニケーションとは”人と人が意思を疎通する営みのこと”ですが、そのためのツール(道具)としてSNSは不十分です。
なぜなら、”リアルな面談”ではないからです。
現実世界で、相(あい)対(たい)する人と、自分自身はその場の空気をリアルに共有しています。
そして、そこにはお互いの、喜怒哀楽のリアルな感情をはじめ、その場にある色、音、匂い、時間、景色をまさしくリアルタイムで”共有”しています。
恋人同士や、付き合い始めた人同士が実際に会って、デートをするのもリアルにその場、その時の空気感を共有するためです。
デートすることで、お互いをよく知ることができ、意思が通じることになります。
合わない部分が多いと別れに繋がりますし、合う部分が多いと結ばれる方向に向かいます。
ところが、ネット世界を基盤にする「SNS」は、リアルなコミュニケーションに比べて”空気感、音声、匂い”の部分でどうしても劣ります。電話はお互いの”音声”でコミュニケーションをとるので、まだマシです。
ウマが合う人とは?
私は、あえてSNSを避けています。(ついでに、SNSをするための主要機械である”スマートフォン”も避けています。)
具体的にはフェイスブック、ツイッター、ラインをやっていません。
自分の事業の宣伝のためにインスタグラムだけ、少々やっています。
こんな状況でも、家族や懇意にしている仕事仲間とは、特に困ることは有りません。
SNSをもっとやれば、今よりも”より便利”になるのかもしれませんが、”より便利”になるよりも、今の”アナログな感覚”や”リアルな面談や会合”、”電話による音声でのやり取り”を重視したいのです。
SNSを使いこなす、私の実の妹は「お願いだから、お兄ちゃんもラインやってよ(苦笑)」と会う度に言いますが、私は笑って受け流します。
仕事上で付き合いのある業者さん(売買仲介業者、賃貸仲介業者、管理会社、税理士、工務店など)は誰一人、「ナカシマさん、お願いだからSNSをやってくれませんか?」とは言ってきません。本当にやってほしかったら進言してくるはずですが、言われたことはありません。
仮に、そう言ってくる人がいたら、その人とは”ウマが合わない”ということかもしれません。それくらい、私は”SNS”を敬遠というか、毛嫌(けぎら)いしています。Eメールと、携帯電話のショートメールで十分です。
人間関係で「匂い」は大事
恋人や結婚相手になる人と、”匂い”との関係は濃いです。
これは、人間がまだ持っている、数少ない”動物としての本能”の一つでしょう。
匂いで”この人とは合わないな”とか、”この人には好感が持てる”とかが決まることがあります。
また、いわゆる体臭だけではなく、話していて”あっ!この人好き!”と直感するのも感性が合うからこそで、こんな場合にも”同じ匂いがする”という表現を使います。
人間の直感というものは意外に正しくて、”匂い”で取捨選択した仕事仲間によって、選別された最強の自分のチームが出来上がっていきます。
そして、年月を重ねるごとに信頼関係が増していきます。
まとめ
ネット世界では”同じような感性”という意味の匂いは、少しは感じ取れるかもしれませんが、体臭などの”リアルな匂い”がありません。これは大きなビハインドです。
SNSでは、知識や情報のやり取りは出来ても、信頼関係を築くことまでは”リアル・コミュニケーション”には敵(かな)わないです。
別れ際に、”握手した時の手のぬくもり”や、”ハグした時の肌の弾力”もいいですよね!
終わり
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