ボクシングから学ぶ日本社会の今後

井上尚弥選手、決勝進出おめでとう!

WBSSトーナメント準決勝がスコットランドのグラスゴーで行われて、ロドリゲス選手に井上尚弥選手が2回TKOで勝利しました。

私自身はボクシング経験もないですし、殴り合いの喧嘩もしたことはないです。(サラリーマン時代、とある会社の社員食堂横の部屋にサンドバッグとグローブがあったので、遊びで一時期叩いていたことはあります。楽しかったです。)

でも、ボクシングの試合中継や映画「ロッキー」を見るのは好きです。

なぜかと言いますと、ズバリ「ウソ、いつわりが無い」からです。

才能、素質、天性の”モノ”を持っている・・・。

いつの時代も「チャンピオン」はいろんな形容で語られますが、ごまかしが効かないところが「ボクシング」の最大の魅力と感じています。

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文字通り、過酷

決められた試合までに、想像を絶するトレーニングを積み重ねるのでしょう。少し考えればわかります。一般人では考えられないような急激な「減量」も必要です。

「ボクシング」はワイヤーロープに囲まれた、一辺約7mの四角いリング上で、殴り合う「スポーツ」です。

上を目指す者は技術的に優れているだけではダメで、ルールを守る必要があります。

殴って良いのは「へそ」から上のみで、倒れた相手を殴ってはいけないなど細かい規定があります。

その規定を違反すると選手生命が終わります。

ですから、正真正銘の「勝負」と言えます。

メッキはいつか剥がれ落ちる

私たち50才代世代の祖父母は「メッキは剥がれる」と子や孫に言って聞かせました。

「上っ面(うわっつら)を糊塗(こと)しても、すぐにバレる」

つまり「ウソをついたり、他人(ひと)を欺(あざむ)いたり、悪行に加担したりすると、そのうちバレてブタ箱(=刑務所)行きになるぞ」と戒めてくれていました。

その他にも、「お天道様(おてんとうさま)が見ているぞ!」とか「御先祖様が見ているぞ!」と、コトあるごとに脅されていました。

最近、多い交通死亡事故も道路交通法に背いた運転が原因で起こります。

現代の日本車に”銀メッキ”パーツが多用されているのも「世相の反映では?」と思ってしまいます。

先人の教えを忘れる日本人

昨今の日本の政治家や芸能界、経済界の振る舞いを見ていると、この教えがなされていないのでは?と思ってしまいます。

悪いことをしても痛くもかゆくもなく、心も傷んでいないように見受けられます。

当ブログのメインテーマである、不動産投資業界、金融機関、アパート建築業界もひどいものです。

「逆ギレ」が多い

私が「アツい」質(たち)だからかもしれませんが、管理会社にしても他の取引業者にしても、指摘したことに対して「逆ギレ」されることがあります。

忙しいのでしょう。人手が足らないのでしょう。それはわかります。

精算業務の数字を間違えた、入退去の日を間違えた、報告するのを忘れた・・・。

いろいろありますが、いちばん困るのは「電話に出てくれなかったあとに二日も三日も折り返しの電話がかかってこない、質問・確認のメールを出したが返事が全然来ない」です。

「忙し過ぎる」は言い訳

あえて言いましょう。

「人手が不足している」、「忙し過ぎた」は言い訳にしか聞こえません。

極めつけは「ナカシマさんところの物件だけを管理しているわけではない」です。これは現場スタッフからではありません、中間管理職からの言葉です。

一見、正論に聞こえます。

なるほど、何百、何千という数の物件を少人数のスタッフで管理しているのでしょう。

しかし、こちらも委託契約を結んで”相応の管理料”を払っています。タダでやってもらっているなら何も言いません。ボランティアなら。

でも「管理委託契約」は、れっきとした「仕事」です。「仕事」を”なおざり”にされたら、オーナーは「管理報酬」を払いたくありません。

これは「ビジネス」です。「遊び」ではありません。”不動産賃貸事業”は「人生をかけた勝負」です!

なおざり【等閑】ナホザリ

あまり注意を払わないさま。いい加減にするさま。かりそめ。おろそか。ゆるがせ。源氏物語[若菜下]「―のすさびと初めより心をとどめぬ人だに」。「規則を―にする」「―な態度」

広辞苑第六版より引用

人が足りないなら人を入れる、または業務の効率化を図る、人件費が高騰しているなら、「こういう社内努力をしているが、とてもそれだけでは追いつかない」とオーナーに働きかけて管理手数料の値上げに同意をもらうなど、行動すべきです。

それらをせずに社員旅行やBBQの楽しかったことを会社のホームページにアップされると、必死に経営しているオーナーの感情を”逆なで”するだけです。

まとめ

時と場合によっては同情の余地もありますが、「それが当たり前」と思ってしまうところが”今の日本”なのです。

突っ込んでくる車から園児を守ってケガをした保育士のニュースが続いたことに対して、ある保育士さんがSNSで訴えましたね。「称賛してくれるのは嬉しいが、”保育士が園児の盾(たて)になるのが当たり前”と思ってもらったら、それはそれで困る」と。

岡山に限らず、どこの管理会社さんも汲々(きゅうきゅう)としているように見受けられます。

現場担当の末端スタッフが我慢するのではなく、上司にキツイ現状を訴える、また管理委託しているオーナー側も管理会社にどんどん問題点を指摘することも必要だと感じています。

終わり

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