ついに売却しました。
かねてから、売却活動をしていた「三つめの物件」を、昨日、売却(決済)しました。
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およそ二年強という、短期の保有でしたが「不動産賃貸業」に関する、たくさんのことを学ばせてくれた物件でした。
買い取りでの決済は五回、経験していましたが、「収益物件の売主側での決済」は初めての経験でした。
残債の返済
約束の時間、午前十時に残債を返済する金融機関(私のメインバンク)の応接室へ。
金融機関の担当者と私の二名のみ。
売買契約や、決済の場に売主と買主が居合わせるケースのほうが少ないようです。
私自身、収益物件での六回目の決済ですが、今までに売主と買主が同席したのは一度しかありません。
売買仲介業者から着信アリ。
売買仲介業者「今しがた、売主が精算金を振り込んだ旨、連絡ありましたので、5~10分後にはナカシマさんの法人の通帳に入ると思います」
ナカシマ「了解しました。10分後に、通帳を確認します」
10分も経(た)たずに事務の女性が入金あった旨、通帳を私に見せながら教えてくれました。
そして、そこからすでに残債(数千万円)と、繰り上げ返済手数料(55000円)も差し引かれています。
今回の取引では、買主からの入金額が残債を上回っていたので良かったですが、下回っている場合は不足額は”持ち出し(自腹)”となります。
金融機関の担当者から、それぞれの領収書および、PAIDパンチングした(無効化した)「金銭消費貸借契約書」と「変動金利制適用に関する特約書」を手渡されました。
この時、気付きましたが、妻が連帯保証人になってくれている収益物件を一つ、清算できたわけです。
あと二物件、妻が連帯保証人になってくれている物件があります。
これらはすぐに手放すことはない、おそらく長期保有する物件ですが、滞りなく返済していって、妻に心配を掛けないように気を付けたいと思います。
司法書士事務所に電話連絡
通帳に入金されたことを確認できた時点で、司法書士事務所に電話を入れました。
この電話を受けて、司法書士事務所は電子的な手続きや、金融機関に抵当権抹消手続きに必要な書類を取りに来たり、それを持って法務局に出向いたりします。
一連の手続きが完了した証(あかし)の書類(登記簿謄本等)は二週間後くらいに郵送してくれるそうです。
また、先日、事前準備の時に返却してくれた登記識別情報の目隠ししている部分は、翌日以降、無効になっているので見てもよいそうです。
後学(こうがく)のために、シールを剥がして、見てみるつもりです。
司法書士事務所との電話のあと、売買仲介業者にも、確かに入金がなされている旨を電話連絡しました。
仲介手数料の振り込み
金融機関での用事が済んだので、担当者に挨拶して別の銀行に向かいました。
売買仲介業者への手数料を振り込むためです。
同じ銀行で同じ支店同士の振り込みなら、手数料無料かと思ったのですが、ATMでの手続きの最後に”振込手数料:330円”と表示されました!
思わず近くにいた女性スタッフに確認すると、「法人での振り込みは、同支店間の場合でも手数料は掛かります。窓口での振込手数料は550円ですから、ATMのほうがお得になっています」とのこと。
めったに振り込みをしない私は、また一つ、勉強になりました。
約70万円の振り込み金額に対して、330円ですから微々たるものですが、掛からないと思っていたものが掛かるのは少しショックです。
売買仲介業者から領収書受け取り
そのあと売買仲介業者の会社事務所に行って、先ほど振り込んだ仲介手数料の領収書と、売主から預かっている日割り清算金の領収書を受け取りました。
そして、私から買主に振り出す日割り清算金の領収書(売買仲介業者があらかじめ作成済み)に、所定の額面の収入印紙を添付して、法人の印を押しました。
このあと、売買仲介業者が買主にそれらの領収書を手渡しに行って、すべて完了です。
しばし、売買仲介業者と今の不動産投資界隈の状況等を雑談して、事務所を後にしました。
時計を見ると、午前11時30分でした。
このあと、火災保険の代理店にも、無事に決済が終了した旨を電話連絡しました。これで、この物件の火災保険は無効です。後日、日割り清算分の保険料が戻ってきます。ちなみに、”売買での解約”なら戻ってきますが、任意解約の場合は戻ってきません。
まとめ
金融機関、売買仲介業者の事務所が岡山市内の、比較的、近場(ちかば)にまとまっていたので移動距離が短かったのもありますが、12月の事前準備含めてスムーズに事が運んだので一時間半ほどで決済が終わりました。
売買仲介業者は、この取引で売主・買主からの”両手取り”なので約140万円をゲットしました。それだけの、すばらしい仕事ぶりだと思います。
今後も、末永く付き合いたい売買仲介業者です。
終わり
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