台風15号で被害を受けた方々に謹んでお見舞い申し上げます。

謹んで、被災者の方々にお見舞い申し上げます。

台風15号が過ぎてから5日目なのに、主な被災地である千葉県では、いまだに「停電」と「断水」に苦しんでいる方々が数十万人いらっしゃる。そして、それだけではなく、自宅の屋根瓦が飛んでしまい雨漏りの心配もある、家畜を飼っている酪農家は家畜の体調も気掛かり、介護者がいる御家庭でも同様・・・。

この台風15号では、都内交通網が「計画運休」を初めて試しましたが、いくつかの教訓を得ることになりました。

ひとつは数万人の日本人、外国人が缶詰めになった成田空港への交通網の確保。鉄道やバスはムリだったとしても、高速道路を緊急事態として、臨機応変に一車線だけでも開けてタクシーや迎えの自家用車を通すべきだった、という意見がありました。

今ひとつは、会社(企業)への出社の是非問題。公共の交通機関がマヒしていて、いつ動き出すかわからないのに駅に入るための炎天下での超、超、長蛇の列!!国際的にニュースで放映されて、日本の旧態依然とした時代遅れの勤務体系(”働き方”と言うべきか?)を図らずも露呈(ろてい)したかたちになりました。”働き方改革”がいまだに「単なるお題目である」ことも。

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前澤友作氏に「台風を消滅させる方法」を具現化して欲しい

先日、当ブログで「台風を消滅させる方法を考えてみた」という記事を書きました。

この記事の内容は、ジョークではなくて、私の中では半分以上、”本気”です。

と言いますのも、異常気象が増えた現代社会で、台風だけではなくその前後でゲリラ豪雨、線状降雨帯が毎年あたり前のように発生しており、そのたびに、人的被害や農業的被害も同時多発的に発生しているからです。

台風を”完全に消滅させることができない”にしても、”弱らせる”だけでも全然被害の度合いが違うと思います。

もはや、人類は指をくわえてそれらの災害を甘んじて受け入れている場合ではないでしょう。まるで、「学習機能のない下等動物」と同じです。

たまたま本日、ZOZOの前澤友作氏が社長を退任して、宇宙旅行を楽しんでから、新たな事業を興したいとの意欲を社長退任会見で述べていました。

もし、彼が”次の事業対象”をまだ見出せていないのなら、ぜひとも「台風消滅装置の開発」に取り組んで欲しいと思います。

まず、宇宙に興味を持っていらっしゃるということで、内部スケールの大きな方であると推察します。台風を早い段階で消滅させる装置を開発、製作、販売することなど朝めし前だと思います。

政府も大いに資金面と技術面で支援してくれると思います。

そして、なにより、この装置の開発、製作が実現して、効果が実証されれば、世界的なヒーローになります。

資金調達を含めた政府・民間問わず大組織への働きかけや、バイタリティ、有言実行力等、トータルで考えてみますと、この大役に適任なのは、前澤友作氏か、あとはロケットの打ち上げに成功した実業家、堀江貴文氏くらいでしょう。

首都圏と周辺自治体の脆弱さ

さて、現実問題に戻ります。

過去30年ほど前と、昨年9月に台風が首都圏と周辺自治体を襲ったことがあるようですが、今回の15号はそれらよりも風雨の度合いが強かったようです。

風速40メートルに耐えるハズの、送電線の鉄塔が数基、倒壊していますからね。

街中の電柱が、あちこちで鉄筋むき出しの状態で倒れていますし、信号機は消灯したまま。停電のせいで、くみ上げポンプが動作しないから断水・・・。

強い台風が上陸すれば、日本全国どこでも同じ惨事が展開されると思いますか?

答えは”ノー”です。

今回の千葉県、大惨事の原因は下記です。

・南から首都圏を目指して上陸してくる台風は、遮(さえぎ)るもの(山脈や山地)が無いので思う存分、暴れることができる。

・特に、台風通過時に東側に位置する千葉県が甚大な被害を受けることになる。また半島であるため、首都圏からの交通その他のインフラが寸断されたら、たちまち”陸の孤島”になってしまう。

・電気、水道、通信(アナログ・デジタル共)が寸断されて、復旧予定や見通しが立たない。

瀬戸内地域の強み

これが”四国山脈や中国山地が東西に走っている”瀬戸内地方なら状況は違います。

・南からやってくる台風はある程度、標高のある「四国山脈」にぶつかり、勢力を弱められる。

・西からやってきたとしても南北に山々が横たわっているので、おのずと勢力は弱まっていく。

・瀬戸内海は”大きな湖”のようなものなので、津波や高潮と言っても、太平洋に面した地域よりもはるかに小さい。

ゲリラ豪雨や線状降水帯による豪雨のような、真上から降られる強雨はどうしようもありませんが、昨年の真備地域のような河川の決壊による浸水が無ければ、地震を含めて災害は極めて少ない地域と言えます。

ですから、東京から岡山に首都機能を移転させようと、学者や政府関係者が声を大にして言っているのです。関連記事「東京から岡山へ首都が移転する!?

瀬戸内地域の生活上の不具合を強いて挙げるとすれば、不定期に発生する香川県の”真夏の水不足による「節水」呼びかけ”くらいです。

特にこだわりが無ければ「移住」も選択肢に

下記のような、各々の理由があって「その土地」や「そのエリア」に居たい、という方には申し上げることはありません。

・先祖代々守ってきた土地だから。

・この地で農業や酪農など、仕事をする使命があるから。

・愛着があるから。

・友人や知人が多いから。

・逃げるようでイヤだから。

・まれに起こる災害時以外はとても便利なエリアだから。

しかし数年に一度、起きる今回のような災害を経験したがために、辟易(へきえき)として”うんざり”して、なおかつ絶対的にその地域でないと暮らせない理由が無いのであれば、少しでも安全な地域に移住することも考慮されるべきではないでしょうか。

台風のような「自然災害」でも、東電の福島第一原子力発電所事故のような「人為的災害」でも、じっとしていれば災害を被る可能性があれば、あらかじめ避難しておくべきです。

前澤氏か堀江氏が「台風消滅装置」を開発して実用化にこぎ着けるまで、まだ十数年掛かるはずです。それまで、今回と同等か、それ以上の甚大な物的、人的な被害が巨大地震や風水害等で何回も苦しめられることになるのです。

まとめ

災害が近年、増えている日本列島です。

毎回、駆けつける災害ボランティアや自衛隊の皆さんがメディアで美談として取り上げられますが、彼らも“生身(なまみ)の人間”ですからいつまでも支援できるとは限りませんし、二次災害の危険もあります。

そういうことも考慮すれば、自分たちの都合(先祖代々の土地、愛着がある等)ばかり優先するのではなく、「”第三者に迷惑を掛けない”ために、あえて自分(自分たち)は他所に移り住む」ことも、ぜひ検討して下さい。

これから数年のうちに来るであろう「南海トラフ大地震」や今後も凶暴化するであろう「台風」、「東名高速道路での”あおり殴打”事故」から、自分たちで身を守ってください。

“コト”が起こってから対処するのは、仮に損害保険金が下りたとしても、体力的、精神的に何かと面倒でしょう?これからは、国や自治体に頼らずに、”自身”で”予測”して”準備”しましょう。

終わり

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