今日は、過去に実施した修理の記録を参考までに披露したいと思います。
対象物件は築30年木造二階建アパート、ロフト付き1K×10戸です。
エアコン
2017年の夏。管理会社から着信アリ。
一階の部屋の住人から”エアコンが壊れたらしい”と連絡があったとのこと。
現地調査に入ると、15年ほど前の製品らしく新品に交換するしかないとのことでした。
見積もりを提示してもらうと作業費と処分費、それに消費税込みでおよそ65000円でした。
以前、業者によっては10万円近くかかることもあると聞いたことがあったので安いほうだと思い、そのまま管理会社に修理を依頼しました。夏真っ盛りだから早めの対応をしてあげてくださいと。
このことがあって、この物件はすぐ後に都市ガスからプロパンガスに変更しました。プロパンガス会社から給湯器やエアコンの無償提供が受けられるからです。
詳しくは、この記事をご覧ください。
居室引戸のガラス交換
同じ年の冬、今度は二階の部屋の住人からガラス戸にヒビが入っているから、なんとかしてほしいとの連絡がきたと管理会社。
現地の写真をメールに添付して送ってもらうと、たしかに真ん中に大きなヒビが入っています。
これは危ないですから、放っておくわけにはいきません。
見積もりを管理会社に出してもらうと、交換手間賃と処分費、消費税込みで27000円とのことです。
これも管理会社に早めの対応を依頼しました。
10年ほど住んでくれているし、家賃滞納もない優良入居者なら迷うことなくすぐ対応します。
しかし、これが入居して間もないとか滞納前科のある入居者なら少し対応が違ってきます。
なぜ割れたのか、アパート側の原因で起こったことなのか、入居者側の過失なのかなど真実を追求すると思います。
長年住んでくれている入居者だと「もっと前に経年劣化で割れていたけど我慢してくれていたのかもしれない」などと思ってしまいます。
ベランダの人工芝交換
2018年の春。
今度は二階の別の部屋の住人から「ベランダの人工芝が相当傷んでボロボロとカスが出て困るのでなんとかして欲しい」と連絡有りと管理会社。
聞いただけではよくわからないので、入居者の都合のよい日時に管理会社の担当者と現地集合することにしました。
ベランダを見せていただくと古い人工芝は入居者のほうで、すでに廃棄処分したとのこと。
↑ステンレスの板がむき出しになっています。
この入居者も10年以上住んでくれている優良入居者ですから、なんとかしてあげたいと思いました。
「ちょっと、ホームセンターにいって適当なモノがないか見てきます」
管理会社の担当者にはあとで結果報告する旨を告げて、引き上げてもらいました。
近くのホームセンターに行くと、ロール状の人工芝はありますが、値段が高いし余ってしまいます。
しばらく店内を見て回っていると、ありました!!
緑色、40cm四方くらいで樹脂製のピンピン飛び出ているヤツ。
何枚でもドッキングして好きな形状にできますし、水濡れにも強い。
素足で歩いても痛くありません。
これで一枚300円と安い!
6枚買いました。1800円。
「修繕費」として、持ってきていた法人の財布から支払います。
現場に戻り、入居者に渡すと喜んでくれました。
一件落着なのですが、めったに相談に乗ってもらえる機会がないからか
「実はエアコンも去年から壊れているんです」
と申し訳なさそうに言ってきました。
去年の夏は脱水症状になりそうになったとも言われてました。
見させてもらうと10年以上経った古い機種です。
この時には都市ガスからプロパンガスに替えたあとでしたから
「わかりました。ガス会社に言って新品に交換してもらいます」
と告げました。
ほどなくして、プロパンガス会社から交換終了の報告がありました。
管理会社からも当該入居者がとても喜んでいたとの報告を受けました。
まとめ
いくつか修繕事例を御紹介しました。
オーナー自(みずか)ら直してもよし、管理会社に頼むもよし、懇意にしている工務店に直接修理依頼するもよし。
いずれにしても優良入居者は大事にしたいものです。
ちなみに建築を伴う大手サブリース会社や一部の大きな管理会社では、自社指定の業者での修理以外は認めてくれないそうです。
私はそのような会社とはお付き合いすることはないでしょうね。
終わり
コメントを残す